src="https://ajax.googleapis.com/ajax/libs/jquery/3.7.1/jquery.min.js">保育園・幼稚園・こども園における懇談会のポイントを年齢別にまとめてみた - レイジンブログ
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保育園・幼稚園・こども園における懇談会のポイントを年齢別にまとめてみた

保育
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ハイサイ、レイジンです。

懇談会は保育者にとって、少し緊張する場。普段と違い、保護者を相手に会を進めるので、緊張するのも無理はありません。

このブログでは、園で行う懇談会の大まかな流れや年齢別のポイントをまとめていきたいと思います。

また、人前で話すのが苦手という方のために、緊張との付き合い方もお伝えしていけたらなと思います。

それでは、いってみよー!

懇談会の流れ

懇談会の流れ自体は、年齢問わず共通するものだと思います。園によって違いはあると思いますが、一応例を出していきます。

懇談会の例
①はじめのあいさつ
②担任紹介
③保護者の自己紹介
④一日のスケジュール
⑤子どもの様子(ビデオや写真など映像を見ながら)
・具体的なエピソード
・発達段階の説明
⑥保護者からの相談
・園で気になること
・家庭での様子
⑦園からのお知らせ
・気を付けていること(安全面や健康管理など)
・連絡事項
⑧終わりのあいさつ
※終了後、個別相談したり保護者で育児について共有できる場を設ける

このような流れを時間を確認しながら行っていきます。時間管理を行っていかないと、あっという間にタイムオーバーということにもなりかねませんので、要注意!

全体では子どもの相談がしにくいという人もいますので、少し早めに終わり、個別に相談したり、保護者同士で話したりできる時間を設けるとよいかもしれません。

年齢別・懇談会のポイントや保護者の悩み

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では、年齢別の懇談会のポイントや保護者の代表的な悩みを見ていきましょう。

0歳児の懇談会のポイントと保護者の悩み

懇談会のポイント

0歳児は、初めての保育園ということで、不安を抱えている保護者も多いと思います。保護者が安心できるような情報を提供できるように心がけましょう。

○授乳・離乳食・睡眠・排泄といった基本的な生活を、どのタイミングで、どのように行っているのか伝えましょう。

○発達状況と0歳児は発達の個人差が大きいことを説明

○遊具や寝具など、どのような点で安全面を工夫しているか伝える。

○健康チェックの方法やタイミング

これらのポイントを意識することで、保護者は安心して子どもを預けることができ、不安を払しょくできるでしょう。

保護者の悩み例

0歳児においては、初めての育児で不安や疑問を持っている方も多いと思います。保護者の悩みの例を見ていきましょう。

「ミルクをどれくらいあげればいいかわからない」「離乳食をいつから始めたらいいの?」
→母乳やミルクの適切な量、離乳食の開始時期や進め方を伝える。サンプルやレシピなどを提供しよう。

「なかなか寝てくれないんです」「寝かしつけがうまくいかなくて」
→睡眠リズムを整えるための方法や、電気を暗くするなどといった環境面の大切さを伝えよう。

「うちの子、まだハイハイしなくて心配です。」
→発達に個人差があることを知らせよう。

「パパはこういってるんですけど、私は違うと思うんですよね。」
→困り感に共感しつつ、夫婦間のコミュニケーションの重要性を伝える。

「まだ、離れるときに大泣きしているけど園でちゃんと過ごせているのか心配です。」
→子どもの園での様子を具体的にエピソードを通して伝えたり、子どもの適応を助けるために家庭でできることを伝えていく。

どの悩みにおいても、「夜泣きがあったらなかなか寝れないので大変ですよね」など共感から始めましょう。そうすることで、安心感をもって話してくれますよ。

1歳児の懇談会のポイントと保護者の悩み

懇談会のポイント

1歳児での懇談会でも、保護者の不安を解消するのが重要ポイント。1歳児から園を利用している方も多いと思われます。園が安心できる場所だということを伝えていくことで、保護者も安心して子育てができるでしょう。

1歳児の一般的な発達の目安を伝える
→単語の始まりや自己主張など。個人差があることも忘れずに説明。
 噛みつきなど、起きやすいトラブルに関しては事前に伝えておくようにしましょう。

一日の活動内容
→一日の流れや、食事、お昼寝、遊びの内容を写真やビデオを活用することで、保護者が子どもの様子をイメージしやすくなります。

日々の連絡手段の方法を確認
→おたより帳の記入方法やアプリの使い方

健康チェックの方法やタイミング
→午睡時などは、うつぶせ寝にならないように定期的にチェックしているなど

懇談会では、これらのポイントを伝えていき、保護者が安心して園に預けられるようにしていく必要があります。

保護者の悩み例

では、まだまだ不安感の多い1歳児の保護者の悩み例を見ていきます。

「うちの子、好き嫌いが多いんです。」「離乳食から普通食へ、どのタイミングで移行した方がいいですか。」
→好き嫌いがあることは当然だということを伝えながらも、栄養バランスの取れたメニューを提案すしたり、子どもの様子を見ながら、離乳食から普通食への移行方法をアドバイスしましょう。

「夜泣きが激しくて…」
→保護者の睡眠不足に共感しながら、空腹やおむつ、室温など環境を整えること、子どもに合った対応方法を見つけ出していくことをアドバイスしましょう。

「歩き始めるのが遅い気がして・・・」
→個人差があることを伝えながら、運動能力を伸ばす遊びやかかわり方を伝えましょう。

「自己主張が強くなってきているんです。」
→イヤイヤ期の始まりかも。「○○が嫌だったんだね」など、子どもの思いに共感したりできるようにアドバイスしましょう。

「風邪や病気にかかりやすくなった気がするんですが。」
→保護者の心配する気持ち、仕事などのスケジュール調整の難しさに共感していきます。集団生活が始まると、感染症にかかりやすくなりますが、しばらくすると落ち着いてきます。手洗い、睡眠、栄養のある食事を心がけるていくことを伝えましょう。

「育児で助けてくれる人がいない」
ワンオペ育児における孤独感は、保護者の心身を蝕んでいきます。保護者が自分を追い詰めてしまう前に、育児サークルなどのコミュニティーを紹介したり、安心して相談できる雰囲気を作っていき、保護者を助けられる環境を用意していきましょう。

2歳児の懇談会のポイントと保護者の悩み

懇談会のポイント

2歳児になると、新入園児も減り、園の様子をある程度理解している保護者も増えてきます。個別の成長を伝える機会も設けていけるようにしたいですね。

2歳児の一般的な発達の目安を伝える
→言語能力(2語文が出る)や運動能力(走る、ジャンプする)の発達。指先が器用になる。友達とのかかわりや自立心が芽生える。
 簡単な言葉が出たり、自分で着替えることを試したりしますが、個人差があることを忘れずに伝えましょう。

一日の活動内容
→一日の流れや、食事、お昼寝、遊びの内容を写真やビデオを活用することで、保護者が子どもの様子をイメージしやすくなります。

○安全面や健康面について
→友達とのかかわりが出てくる分、起こりうるトラブルも増えてきます。想定されるトラブル(噛みつきなど)は事前に伝えておきましょう。また、食事の内容やアレルギー対応、体調管理(37.5℃以上で保護者への連絡)などについても伝えましょう。

トイレトレーニング
→トイレトレーニングを進めるうえで、園で行っているトイレトレーニングの方法(生活の流れとしてトイレ時間を設けている、成功できた時にポジティブに認めていく、トイレに興味を持たせる、日中はトレーニングパンツで過ごし、失敗したときに「気持ち悪い」という感覚が持てるようにすること)を伝えていきましょう。

日々の連絡手段の方法を確認
→新入園児の保護者もいるので、おたより帳の記入方法やアプリの使い方を伝えていきましょう。

保護者の悩み例

「食べ物の好き嫌いがあって」「まだ手づかみ食べが出るんです。」
→好き嫌いがあることは当たり前のことだと伝えながら、園での様子や園で行っている工夫を伝えていきましょう。手づかみ食べから、スプーン・フォークへ移行のサポートも園と連携して行っていけるようにします。

「寝るのが遅くて…、昼寝の時間を調整できませんか?」
→昼寝の重要性を伝えながら、本児にとっての良い昼寝のタイミングを模索していきます。また、夜寝るときの環境や生活の流れも共に考えられるようにしましょう。(テレビや電気がついていないか。家族が就寝の雰囲気を作れているか。)

「言葉が遅れているのではないか心配」
→個人差があることも伝えながら、絵本の読み聞かせや普段の会話など語彙が増えるようなかかわりを提案していきましょう。

公共の場で騒がしくて困ってます」
→事前に約束を伝えたり、守れたら認めていくなどルールを設定しましょう。ちょっとしたお菓子や子どもの気を紛らわせるものを持参するなどの工夫を忘れずに。

「登園するとき、子どもが離れるときに不安が強いのですが大丈夫でしょうか。」
→「お迎えに来るからね」安心感を与えることが大事だと伝える。登園児のやりとりの時間を徐々に減らし、園で安心が持てるような対応をしていくことを伝えたり、園での様子を映像などでも見せていき、保護者が安心できるようにしましょう。

3歳児の懇談会のポイントと保護者の悩み

懇談会のポイント

3歳児は以上児クラスとなり、関わってくる行事が増える園も多いでしょう。発達の目安や活動内容のほかに、行事内容(未満児クラスの時と変わっているところなど)も伝えることが必要となってきます。

○3歳児の一般的な発達の目安を伝える
→簡単な文章を話、言葉のキャッチボールができる。運動機能が発達して、ケンケンなどのバランスをとる動きもできるようになる。スプーンやフォークも上手に使いこなし、箸も使えるようになるといったことが挙げられますが、個人差があることに留意しましょう。

○一日の活動内容
→一日の流れを説明する中で、戸外遊び時間の増加など未満児クラスとの違いも説明していきましょう。

○安全面や健康面について
→戸外遊びが増える中での熱中症対策や園での安全対策を伝えていきましょう。感染症が流行するときに保護者に気を付けてほしいことや園での感染症対策も伝えていく必要があります。

トイレトレーニング
→2歳児から引き続き、トイレトレーニングを行っている子もいることに留意して、どのようなタイミングでトイレに行くのかなども伝えていきましょう。家庭と園で協力してトイレトレーニングをすすめていけるようにします。(個別での対応でもよい)

日々の連絡手段の方法を確認
→未満児クラスと以上児クラスでおたより帳の記入の仕方等連絡手段が変化する園もあるでしょう。連絡手段の方法に変更がある場合は、確実に伝えておきましょう。

保護者の悩み例

「自己主張が強すぎて困るんです。」
→保護者の思いに共感しつつ、自己主張が増えるのは成長の証だと伝えましょう。「~したいんだね」など、子どもの思いを受け止めていきます。どうしても応じられない場合や、ルールを伝えたい場合は子どもに伝わりやすい言葉や、絵や映像など視覚で分かりやすく伝えることを意識するようにアドバイスしましょう。

「友達とけんかしていないか心配です。」
→子どもの園での様子を具体的に伝えていく必要があります。喧嘩もせずに過ごしている場合は、安心できるようにその様子を伝えていきましょう。
 友達との喧嘩が多い場合は、喧嘩しながらも関係の作り方やルールを学んでいることを伝えていきます。子どもの思いに共感する、解決方法を一緒に考える、感情をラベリングするなど感情コントロールを育む方法も同時に伝えるとよいでしょう。

「言葉がうまく出てこないみたいで。」
→幼児期の言葉の発達は個人差が大きいことや、園での様子や家庭でできる言語能力を育む方法(子どもとの会話や絵本の読み聞かせなど)を伝えていきます。保護者が希望する場合やどうしても心配といったときは、小児科や発達支援センター、3歳児健診など専門家に相談できるよう紹介しましょう。

「進級して、少し落ち着かなくなっている気が…」
→進級後は環境の変化に慣れずに不安になる子が多いことも伝えていきます。その中で、園として子どもが安心できるように、保育者が子どもの思いを受け止めたり、一貫した生活の流れを意識し、子どもが見通しを持ちやすいようにしているといった工夫を伝えていきましょう。

「最近子育てに疲れていて」
→子どもの身の回りのことや、自己主張の強さなどで保護者も疲れてくることを理解し、共感していきましょう。大きい声を出したり、怒りたくなった時は部屋から出るなど場を離れることを提案したり、自分の時間が確保できるように相談に乗ったりしていきましょう。

4歳児の懇談会のポイントと保護者の悩み

懇談会のポイント

4歳児からは年長児と近い活動になる園もあるでしょう。保護者には、参加行事を伝えたり、友達とのかかわりの変化なども伝えていくことで、より子ども達の成長を感じられるようになりますよ。

4歳児の一般的な発達の目安を伝える
→身長などの体の大きさが変わってくるだけではなく、箸も器用に使いこなせるようになったり、ハサミを使いこなせるようになったりと、手先の細かい作業もできるようになってきます。生活面で自分でできることが増えたり、語彙が増えたりしてきますが、個人差があることを忘れずに伝えるようにしましょう。

一日の活動内容
→4歳児になってくると、活動内容もより年長児に近いものになってきます。午睡時間など前年度との変化がある場合は伝えておくようにしましょう。

子ども達の興味や関心
→子どもたちの現在の様子を伝えましょう。その中でも、子ども達の興味や関心があることを保護者に伝えておくことで、家庭での話題になるかもしれません。

安全面や健康面について
→避難訓練を行っていることや、警報時などはお迎えに来てもらうことなどもお伝えしておきましょう。台風が来る地域は、降園をお願いする基準なども伝えておいた方がよいでしょう。園で行っている感染症の予防策のほかに、家庭での健康的な習慣(手洗い・うがい、早寝・早起き・朝ごはん)についてもお伝えしましょう。

行事や保護者参加について
4歳児なると行事が増えたり、保護者が参加する活動も増えてくる園もあります。ある程度の予定を伝えておくことで、保護者もスケジュールを組み立てやすくなるでしょう。

保護者の悩み例

「うちの子、協調性がないみたいなんですけど大丈夫ですか?」
→園での様子を伝えていきましょう。園で友達と協調性を発揮しているのなら、その点をエピソードを通して具体的に伝えたり、映像を見せたりするなどすると保護者も安心します。もし、協調性をまだ発揮していないのなら、生活や遊びを通して、協力したり、共有したりする機会を作っていくことをお話ししましょう。

「着替えなど自分のことを自分でやろうとすることが少ないんです。」
→園での様子を伝えた後に、
・子どもが手の届くところに必要なものを置く
・子どもが扱いやすい素材や道具を使用する
・決まった時間に決まったことをして、子どもが次に何をするか理解しやすいようにする
などの家庭でできる工夫を伝えていきましょう。

「うちの子、何に興味があるのかわからなくて・・・」
→相手の好きなことを見つける難しさに共感しながら、園でどのような遊びが好きか、何をしているときに目をキラキラさせているか、夢中になっているか、張り切っているかなどを伝えていきます。
家庭では、違う一面を見せたり、環境が違ったりすることも考えられるので、子どもを観察したり、会話の中から子どもの好きなこと、興味のあるものを発見できるようにしましょう。

「運動量が足りない気がするんですが・・・」
→園で体を動かしている時間を具体的に伝えていきましょう。運動はメリットがとても大きいものです。無理強いせずに運動を楽しめる機会を作っていくことを伝えたり、家庭でも公園に出かけて外遊びを楽しめる機会が持てるようにしてほしいことを伝えましょう。

「家庭内の雰囲気が悪くて、子どもに影響しないか心配です。」
→このような相談を受けた場合、まずは傾聴と共感から行い、親への理解を示しましょう。
・どういった場面で雰囲気が悪くなるのか、きっかけや原因を探す。
・親自身がストレスを感じないようにリラックスできる時間を持つことをすすめる。
・ルーティーンを整え、規則正しい生活、睡眠時間の確保をすすめる。
・必要に応じて専門機関を紹介する。
などの対応を行い、保護者が安心して前向きに取り組めるように援助しましょう。

5歳児の懇談会のポイントと保護者の悩み

懇談会のポイント

5歳児になると、就学を意識し、不安になる保護者もいるでしょう。就学に向けての取り組みや年長児としての取り組み、5歳児だからこその発達も伝えていけるようにしましょう。

5歳児の一般的な発達の目安を伝える
→縄跳びや跳び箱が飛べるようになったり、体力も増加してきます。また、より細かい動作も発達。身の回りのことがほぼ自分でできるようになります。しかし、個人差があるので、できて当然というような表現はやめましょう。

一日の活動内容
→年長児ということで、午睡時間も短くなったり、午睡しなくなったりする子も出てくるでしょう。午睡時間などは個別に調整できるようにしていく必要があり、そのことを保護者にも伝えていくようにしましょう。

子ども達の興味や関心
→子どもたちが現在熱心に取り組んでいることを紹介していきましょう。また、発達的に友達と遊ぶ楽しさも存分に味わえる時期です。体を動かすのが好き、虫を探すのが好き、何かを作るのが好きなどグループでどのような活動を楽しんでいるのか説明できるようにしましょう。

安全面や健康面について
→5歳児になると活動量も大きく増えてきます。その中で起こることが予想される事故や、事故を防ぐための対応方法などをお伝えできるようにしましょう。また、午睡時間が減ることで、子どもの健康面に影響が出てくる子もいるかもしれません。午睡時間の変化は、保護者への周知後、睡眠時間や子どもの様子の変化などを聞いていくようにしましょう。

行事や保護者参加について
年長児は行事が多くなる園がほとんどでしょう。行事の予定を事前に伝えることで、保護者も見通しを立てやすくなります。

就学について
就学に対して不安になる保護者も多くなってきます。保護者の不安を和らげるためにも、園での就学を意識した取り組みを伝えていきましょう。

保護者の悩み例

「小学校にうまく適応できるか不安です」
→小学生になると環境が変わるので、不安を感じる保護者も多いと思います。不安に共感していきながら、就学に向けて園で取り組んでいることや家庭でできること(早寝早起き・園の準備を自分でするなど)を伝えたり、小学校を見学できる日程を知らせたりしていきましょう。

「うちの子、学習面の方は大丈夫でしょうか」
→小学校になると学習面が出てくるので、不安になる保護者もいます。もしかしたら文字や数字に興味が持てないのかもしれません。そのような場合は、子どもが文字や数字以外に興味を持っているものや取り組み方などを伝えていき、そのような経験が学習の土台になることを伝えていきましょう。
文字や数字に興味を持たせたい場合は、日ごろから読み聞かせを楽しんだり、スーパーや看板などでゲーム感覚で文字や数字と触れ合うのもよいかもしれません。

「他の子と比べて、ぼーっとしていて何考えているのかわからないんです」
→まずは、保護者の不安や心配に共感し、受け入れていきましょう。「お子さんがぼーっとしているように見える時でも、考え事をしていたり、周りの世界を感じ取っていたりする時間かもしれません。」と個性を認めたり、子どものポジティブな面を伝え、周りと比較する必要がないことを伝えましょう。
 また、園で、子どもがどのような場面でボーっとするのかを知らせたり、家庭での場面を観察するように伝えるのもよいでしょう。

「子どもにプレッシャーをかけすぎている気がして」
→お子さんに期待を持ってしまうことは自然なことだと共感し、お子さんがどのように感じているのか(プレッシャーを感じている、疲れている)表情や言動をよく観察してみることを勧めましょう。
ハードルが高すぎると感じた場合は、ハードルを下げてもよいですし、お子さんがリラックスする時間も作ってあげてくださいね。
 保護者さんもリラックスする時間を作ることで、両方にとって良い影響がありますよ。

「園で友達とどのように遊んでいるのか、うまく遊べているのか心配です」
→保護者の思いに共感しつつ、園での様子を具体的に伝えていきましょう。仲良しの友達と夢中になって遊んでいるもの、どのような場面で友達とのかかわりが見られるかなど伝えていきましょう。一人遊びが多いなど、友達とのかかわりにあまり興味を持てないでいるようなら、園として友達とかかわっていけるような援助(小グループ)を増やしていき、様子を伝えていくことをお知らせしましょう。保護者がどうしても気になったり必要性があるのなら、専門機関への相談も進めていきましょう。

人前で緊張してしまう人はどうすればいいのか

懇談会において、一番苦手なのが人前で話すことだという人も少なくありません。私も手や声が震えてしまうことを何度も経験しました。そこで、今回は緊張を和らげるための方法をエビデンスを基にお伝えしていきたいと思います。

パートナーと一緒に話す

園の懇談会においては、2人以上の担任制を用いているクラスも多いのではないでしょうか。パートナーと話すことで、人前での緊張が和らぐという研究もあるのでご紹介。

南カリフォルニア大学の研究では、一人だけでスピーチに臨んだグループより、誰かと「緊張するね」など感情を話し合ったグループはストレスホルモンのコルチゾールが激減したといいます。

懇談会前は、担任間で今の感情を共有しあうといいですね。

「君なら話せる」など二人称で話す

ミシガン大学の研究によりますと、「俺ならできる」と一人称でひとり言を言っていた場合と、君なら話せる」と二人称で話したグループとでは、二人称を使ったグループの方が出来もよく、終わった後の恥ずかしさや後悔も少なかったそうな。

自分を客観的に見ることで、心に余裕ができたのではという話ですね。

落ち着こうとしない

懇談会の前は「落ち着けー」と自分に言い聞かせそうですが、案外必要ないことかもしれません。

ハーバード大学の調査によりますと、リラックスしようと頑張った人ほど、人前で説得力がなくなり、自信も失っちゃう傾向があったとか。

「落ち着けー」よりも、「やる気があるぞ」と繰り返す方がいいみたい。

クイズ・質問を使う

話の初めにクイズや質問、物語を使うと、観客の注意力がアップするみたい。「これ、何しているところだと思いますか?」などクラスの様子を見せ、そこから子ども達の成長を話していくのもいいですね。

保育者だと、子ども達に対してクイズや質問を使うなどのやり方をしていますが、大人にも有効的みたいです。保護者の情報を調べておく

人前で話すことに慣れていない人は練習必須

時間に余裕のある方は、人前で練習をしておいた方が良いでしょう。人前でやるのとやらないのでは大違い。知っている人に対してでも意外と緊張するもので、雰囲気をつかめると思います。

練習を事前に行うことで、時間配分のミスを防ぐ、情報に過不足はないかなど質の面も向上できるので一石二鳥です。

おわりに

以上、今回は『保育園・幼稚園・こども園における懇談会のポイントを年齢別にまとめてみた』ということで、年齢別懇談会のポイントや緊張を和らげる方法をお伝えしてきました。

懇談会は、保護者が一斉に集まるなど保育者にとってはあまり経験のない場となります。ポイントを押さえ、保護者の思いに共感しながらスムーズに会を進めることができたらいいですね。

それでは、またやー!

参考文献

今週の小ネタ:恋愛が続くかどうか、超手軽にセルフコントロールをあげる方法、人前で話すストレスをやわらげる方法 | パレオな男 (yuchrszk.blogspot.com)

人前で緊張せずに話すには、二人称で自分をはげませばいい | パレオな男 (yuchrszk.blogspot.com)

ウォートン流 人前で自信を持ってスピーチするための5つのコツ | パレオな男 (yuchrszk.blogspot.com)

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