src="https://ajax.googleapis.com/ajax/libs/jquery/3.7.1/jquery.min.js">THE定番!絵本の読み聞かせ~子どもへの効果と読み聞かせの工夫~ - レイジンブログ
スポンサーリンク

THE定番!絵本の読み聞かせ~子どもへの効果と読み聞かせの工夫~

子育て
スポンサーリンク

皆さん読み聞かせをしていますか?

『絵本の読み聞かせ』は、昔から行われてきた子育てスキルの1つで、「子どもに読み聞かせしています」といった方や、「子どもの頃に親に絵本を読んでもらったことを覚えている」といったことがある人がほとんどでしょう。
 レイジンも、ママさんと交代ずつではありますが、毎晩子ども達に「絵本の読み聞かせ」を行っています。
 では、この『絵本の読み聞かせ』は、なぜこのように世界に広まり、推奨されてきているのでしょうか。

 前回の記事『音読って意味あるのか調べてみた』で、音読について調べた後、無性に絵本の読み聞かせについて調べたくなりまして。「なぜ」がわかると、より調べたものに対して意欲がわいてくるんですよねー。


ということで、今回は『絵本の読み聞かせ』について述べていきたいと思います。

それではいってみよう!!

絵本の読み聞かせの効果

これまで長い間語り継がれてきた絵本の読み聞かせ。歴史分の効果はあるようです。

子どもの脳への効果

が まずは脳への効果から。読み聞かせをした時に、子どもの脳のどの部位が活性化するか調べたところ、感情や意欲、本能に関係する「大脳辺緑系」という部分が活性化することがわかっています。
 感情といえば怖い、悲しい、楽しい、嬉しいなどといったところ。それがわかる子どもに育つと言うことですね。
 またこの脳の部位が育つと、様々な感情を脳が感じ取り、「またやろう」「これはやってはダメだ」といった意欲や道徳心にもつながると言われています。

子どもの言語能力への効果

 続いて、これはよく言われていることと思いますが、絵本の読み聞かせをすることによって子どもの言葉の力やイメージする力も向上する効果があると言われています。
 絵本には普段のやりとりでは使わないような言葉も多く使われています。その分、聞く言葉の数も多くなり、言語能力も上がるのでしょうね。
 実際、子どもが話す単語数と語彙の増加速度に最も影響するのは、「親が本を読み聞かせたかどうか」だと指摘している研究もあります。
 また、絵本の絵を見ながら想像することでお話の世界に入り込み想像力を培うこともできます。
子どもにとって絵本は学びの宝庫だと言えるでしょう。

親への効果

 また、読み聞かせには子どもだけではなく親への効果もあります。ある調査によると、読み聞かせの時間が長くなると、母親の子育てのストレスが低くなるということがわかっているそうです。
 絵本の読み聞かせで子どもと長く接する→親への愛着が生まれる→心も落ち着き、問題行動が少なくなる→子育てストレスが低くなるといったところでしょうか。

親にも効果があるとわかると、ぜひやらなくてはと思いますね。

絵本の読み聞かせで一番大切なこと


 レイジン的には、読み聞かせの一番のポイントは何と言っても「親子のふれあい」です。このブログお得意の「ふれあいが重要ですよ」パターンですね。
『「抱き癖」、もう古いですよ』の記事でも述べているのですが、子どもたちが生きていく上で基盤となっているのが「親との触れ合い」です。
 親との触れ合いがないと、子どもたちは安心できない状況、常に不安な状態が作られていきます。
ふれあいがあることで安心して外の世界に進んでいけるのです。
「愛着関係」「心の安全基地」「アタッチメント」などといった言葉が重要視されるのはそのため。個人的には、もっと知られていくべきだと感じています。

 絵本の読み聞かせでは、「親子での触れ合い」「温かな言葉のやりとり」など、子どもにとって親の愛情を感じられる要素が満載。

絵本の読み聞かせが子どもの心の安定を育んでいるということが言えるわけですね。

絵本選びのポイント


 お子さんの絵本選びって悩みませんか?「定番のやつがいいのかなー」とか「今流行っているやつがいいのかなー」とか

 結論から言いますと『子どもが興味を持っている絵本』が1番いいです。
 大人がいくら考えて買った絵本でも興味を持たなかったらそれまでですからね。「これ読んでほしいなー」とか思って購入しても、子どもには全くヒットしなかったり。
 逆に子どもは興味を持っている本なら、自分で進んで読んでいくし、どんどん絵本が好きになっていきます。

 もし、普段の読み聞かせの時間で、余裕があるのだったら、1つは子どもが選んだ1本、もう一つは親が選んだ絵本として読んでいくのもあり
 もしかしたら子どもの興味を引き、「この絵本好きだ」と世界が広がるかもしれません。


 「よっしゃー!早速○○ちゃんの興味のある絵本を探しにいくぞー」と、子どもと絵本を一緒に買いに行っても良いのですが、書店には絵本以外にもたくさん興味を持つものがあり、子どもの夢中がそちらに向くことが大いにあります。

 おもちゃがついてます的なやつとか。うちの子ならまず間違いなくそちらに向かいます。「それ買いに来たんじゃないでしょー」「早くしてー」パターン必須。

 なので、私のオススメは図書館。図書館には大抵子どもの絵本コーナーがあり、子ども自身もそこに注意が向き、自分の興味があるものを探し出すでしょう。

 それでもなかなか興味を示さない場合は、棚から取り出し絵本のイラストを見せるのもあり。背表紙だけだと注意を示さない子も、絵本のイラストを見せることで「おっ?」と反応を示すこともあります。そしてなんといっても、図書館なら見るのもタダだし、借りるのもタダ。地域資源の活用オススメです。

絵本読み聞かせあるある

〇長めの絵本を持ってくる
絵本の読み聞かせの時、年長児などになると長い絵本を「これ読んで―」と持ってくることありませんか。私はそういう時、心の中で「まじかよ!!!なげーやつかよ!!」と思ってしまいます。大人も物語の世界に入る事が求められますが、そういかないのもわかります。読んでいる途中から疲れてくることもありますよね。それが夜ならなおさらです。
そんな時オススメなのが、時間で区切る方法。5分なら5分、10分なら10分と時間を決め、終わらない場合はまた翌日。事前に「この絵本は長いから、10分たったらまた明日読もうね」と子どもに伝え、約束しておくと、子どものほうも理解を示してくれることも多いと思います。
最初から「今日はここまで」と決めておくのもアリ。注意点は、子どもが納得していないのに勝手に決めることです。大人同士でも勝手に約束を決められると「なんだこいつ」と思いますよね。人と人との約束は、『互いに同意すること』が大切です。

〇「うーん、聞いてないよね…」パターン

「読んでるんだから、集中して聞いてほしい」と誰しもが思うでしょう。しかし、読み聞かせに対して背を向け、何かをいじいじしだす子も世の中には多くいます。そういった場合はどうしたらよいのでしょう。

× 「読んでるんだからちゃんと聞きなさい。母さん怒った。もうこんなんだったら読まないわよ。」→読み聞かせ中に脅すパターン

× 「よし、聞いてないからそのうちにページをとばしちゃおう」→卑怯極まりないパターン

〇 そのまま読み進める

異論もあると思いますが、そのまま読んでいくことが良いということは『子育てベスト100 加藤紀子著』でも述べられており、レイジンも保育現場で「子どもは背中越しでも聞いているものだよー」と教えられてきました。

テレビや音楽などついており、そちらに夢中になっている場合は論外かなと。読み聞かせの時は静かな環境を用意しましょう。

〇毎回同じ絵本を持ってくる
同じ本を何度も持ってこられると「またこの本?たまには違う本にしたら?」と思いがちですが、子どもにとっては何度も読んでみたくなるほど楽しく、読むたびに新しい発見もあるものです。

読み聞かせのポイント

家庭での読み聞かせのポイントをまとめてみました。

・時間を決め、ルーティン化していく
読み聞かせのタイミングは、ある程度ルーティーンにしていったほうが良いでしょう。お風呂の後、寝る前などタイミングを決めておくことで、子どもも生活の流れの一環、習慣として絵本の読み聞かせを楽しみにしていきます。子どもだけではなく、大人にとっても見通しが持ててよいですよね。

・静かな環境を用意しよう
先ほども述べましたが、テレビや音楽などがついていると、子どもの集中力はガタ落ちします。まずは、集中できる環境を用意しましょう。

・ゆっくり、はっきりと読む
子どもが言葉やリズムを楽しめるよう、ゆっくり、はっきり読みましょう。レイジンは速く読みがちでよく息子や娘に怒られています。

・声色はさほど変えなくてよい

保育士の読み聞かせでよく言われていたことは、「そんなに声色は変えなくて良い」ということ。「えっ?」と思ったそこのあなた。安心してください。出てくるものになりきって声色を変え、妙な満足感を得たことがあるのはあなただけではないです。たぶんみなさんがやっています。ただ、子どもにとっては親の普段通りの声で安心感を感じながら絵本の世界に入り込むことが大事なようで。出しゃばって子どものイメージの邪魔をするなということです(笑)

・字を覚えることを目的にしない
絵本の読み聞かせを上を読む練習にしてしまっては、子どもも絵本の世界に親しめません。読み聞かせの時は、大人が読み聞かせをし、本を読む楽しさを覚えていけるようにしましょう。

・小学生以降も読んであげて良い
小学生になると絵本の読み聞かせは終了というイメージもありますが、子どもは13歳位まで「読む力」より「聞く力」の方が長けているので、聞いた言葉を真似して言語能力を獲得していきます。絵本や本を読んであげることで、新しい言葉を学び、様々な物事への興味関心が芽生え、感情が豊かになっていくようですよ。

おわりに

それでは、今回のまとめ、いってみよー!

・絵本は脳への良い効果だけではなく、言葉の力の習得、創造性の発達など良い面がたくさんあ
・1番のポイントは、「親子の関わりが増える」こと。親の愛情を感じられることが、子どもの成長にとって大きな基盤になる
・絵本は子どもの興味に沿って選びましょう。
・絵本は静かな環境でゆっくり、はっきりと読んであげましょう

『絵本の読み聞かせ』、普段当たり前にやってることでも掘り下げてみると様々な学びが見えてきて、楽しいものです。

それでは、今回はここまで

またやーたい!

参考文献

子育てベスト100──「最先端の新常識×子どもに一番大事なこと」が1冊で全部丸わかり』 加藤紀子著 

『3000万語の格差』ダナ・サスキンド著 掛札逸見訳 高山静子解説

『米国最強経済学者にして2児の母が読み解く子どもの育て方ベスト ブラウン大学経済学部教授エミリー・オスター 堀内久美子訳 サンマーク出版』

コメント

タイトルとURLをコピーしました