src="https://ajax.googleapis.com/ajax/libs/jquery/3.7.1/jquery.min.js">3歳から始める感情コントロール~家庭でできる感情コントロール力を育む方法~ - レイジンブログ
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3歳から始める感情コントロール~家庭でできる感情コントロール力を育む方法~

子育て
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ハイサイ、レイジンです。

3歳くらいになると、お子さんが感情をコントロールできずに泣き叫んだり、かんしゃくを起こしたりすることがよくあることです。

それもそのはず、子ども達は、自分が何を感じているのか、その感情をどう表現したらよいのかわからないことが多いのです。

そのような学び途中の子に対して、無視したり、一緒に感情を爆発させては逆効果。(子どもが泣き叫んでどうしようもなくなり、怒鳴ってしまいたくなる気持ちもわかります。)

そこで、今回は子どもが感情をコントロール力を育むことができるような方法、親のかかわり方についてお知らせしていきたいと思います。

それでは、いってみよー

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なぜ、感情コントロールが必要なのか

ところで、皆さんは感情コントロールがどれくらい重要なものか知っていますか?

実は、感情コントロールにはとてつもない力が秘められていて、

感情を調整できる人は

・仕事で成功しやすい
・勉強もよくできる
・老化の予防になる

といったことが研究で分かっており、人生で成功するために重要な要素となっているわけです。

感情コントロールが苦手だと、

・対人関係が苦手
・仕事においてストレスが増加し、パフォーマンスが低下する
・心理的な健康の問題
・身体的な健康の問題

といったことも言われており、いかに感情コントロールが大切かがわかります。

3歳から始める、子どもが感情コントロール力を高める5つの方法

では、子どものころから感情コントロールを高めるにはどうしたらよいのか。それは、親の力も大切になってきます。

子どもの話に共感する。子どもの感情を受け入れる。

感情をコントロールするには、まず安心して自分の気持ちを出せるようにしないといけません。

子ども達は、自分が受け入れられることで、肯定的な気持ちを持てるようになります。常に気持ちを否定されると、「自分は受け入れられてないんだ」という思いが出てくるのです。

そのためにも共感を意識しましょう。

大事なのは、否定的な感情でも受け入れること。子どもの気持ちを尊重し、本当に理解しているんだということを感じてもらう必要があります。

共感がうまくいくポイントは、

・手を止めて子どもの話を集中して聞く
・子どもの視点に立つ

共感がうまくいくためのおススメの方法は、『オウム返し』

オウム返しとは、相手の言ったことをそのまま返すテクニックのことです。『リフレクティング』なんて言ったりもしますね。

子「今日ね、○○にとても嫌なことを言われたんだ」 
親「○○にとっても嫌なことを言われたんだね。」

といった感じ。子どもは話を聞いてくれていると安心し、どんどん自分の思いを話してくれるようになるでしょう。

その後に質問攻めしてしまうと、子どもは尋問を受けているように感じてしまいますので気を付けて。

問題の解決を支援する→すぐに問題解決に走らないで

しかし、共感だけでは十分ではありません。もし問題行動があった場合は、ほったらかしにしてしまっては逆効果になるからです。問題行動は解決しないといけませんが、親がすぐに解決方法を教えたり、子どもを強制しようとしてしまっては、子どもの学びにはなりません。

子どもに問題行動があった場合は、「成長するチャンス」「子どもとの絆を深めるチャンス」だと考えましょう。

例えば、子どもが友達とけんかをして怒っている場合

子「本当にむかつく」
親「とっても怒っているんだね。何があったの?」
子「○○にこんなことを言われたんだ」
親「それはとても嫌だね。○○はどうしてそんなことを言ったんだろう?」
子「○○は、私が~したことが嫌で怒っているって言ってた」
親「それは、○○も嫌な気持ちになったんだ。じゃあ、どうしたらこの問題を解決できるかな?」

といったように、いったん怒っている気持ちを受け止めて(共感して)から、ともに解決方法を考えていく方が良いでしょう。

大切なのは、親が先走らないこと。いくら先走って解決方法を与えても、子どもに響いてないことも大いにあります。成長するタイミングは、子どもが決めるのです。

感情のラベリングをする

子どもが怒っているときなどに、ただなだめたり、「怒らないで!!」など、子どもの気持ちを違うところに持っていこうとしても、子どもが自分の内面を知る機会にはなりません。

「イライラするね」「怒りたくなるよね」「悲しいよね」など、子どもの気持ちにラベルを付けてあげることで、子どもが自分の内面が見えるようになってきます。これは、3歳からでも大いに活用できると思います。

これを重ねていくと、子どもが感じていること、よくわからかない不快な感情も自分の言葉で説明できるようになります。

感情にラベルを貼るという行為は、

・共感力が身につく
・神経系を落ち着かせる効果がある
・感情にラベルを貼れるようになった子は、動揺しても、その出来事から早く立ち直れる。

ということにつながっていきます。落ち着いて、出来事から早く立ち直れるという面から見ても、感情にラベルを貼るのは、感情をコントロールすることにつながっているといえます。

感情の強さを数値化する

感情の強さを数値化することも、感情のコントロールに役立ちます。

例えば、とてつもなくイライラして、物を投げたくなるようなときの感情を10とした場合、今はどの程度の怒りなのかなど、子どもに確認させることで、自分の感情を客観視させるのです。

これは、アンガーマネージメントでもよくつかわれる手法です。感情の温度計というのだとか。

自分の怒りを数値化したら、「6秒数えてみる」「場所を離れる」「深呼吸する」「水を飲む」など自分なりの対処の仕方で怒りを鎮めていきます。

これらの方法を繰り返すことで、感情のコントロールがしやすくなっていくのです。

気をそらす

どうしても感情が高まってしまうこともあると思います。

そんな時は、シンプルに気をそらす作業をすることがおすすめ。

人の脳は、同時に複数の作業ができないので、一つのことに集中すれば、嫌な感情も薄れてしまうということ。

スタンフォード大学の実験では、マシュマロを食べられないという状況の中、感情のコントロールがうまい子は、他のことをして気を紛らわせていたといいます。

どうしても感情の高ぶりが抑えられない場合は、脳に別の仕事を与えてみましょう。

子ども向け感情コントロールのおすすめ絵本

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子どもが自分の感情をラベリングしたり、感情が高まったときにどのように静めていくのかを分かりやすく表現している絵本もあるので紹介したいと思います。

おこりたくなったらやってみて

フランス発祥の絵本です。日本でも大人気となり、「ガストンのきぶんをととのえるえほん」シリーズとして刊行されています。

この本は怒ってしまったときに、どのように怒りを追い出すのかが描かれているので、ぜひお子さんに読み聞かせしてみましょう。

いまのきもちはどんないろ?

自分の気持ちについて考えることができる絵本です。自分の気持ちを色で表すことで、自分の気持ちがどのような感情なのか考えてみたり、表現したりできます。ラベリングを色でたとえた感じですかね。

いらいら ばいばい(3歳からの感情マネジメント絵本)

3歳からの感情マネジメント絵本と書かれている通り、イライラに対してどのように対応するのか、3歳からでもわかりやすい内容となっています。

絵で見ることで、子ども達もわかりやすく実践ができるのかなと思います。ぜひお試しを。

この対応はNG

子どもの感情の高まりに対して、親がやってはいけないNG行為もお伝えしておきます。

相手にしない

「もう怒っているなら相手にしない」という対応はNG。自分の感情が受け入れられないと子どもが感じた時、

・子どもの心理的健康に悪影響
・子どもが感情を表現することに躊躇する
・感情を認識したり理解したりする能力の低下
・感情を適切に処置できないため、問題行動に走る可能性

といったリスクがあると言われています。また、受け入れられない悲しさから自己肯定感が低くなってしまうことも。

子どもの否定的な感情もしっかりと受け止め、共感していったり、解決の支援や、感情の処理の仕方を学べるようにしていく必要があります。

批判的な対応

子どもの否定的な感情に対して、親が批判的な対応を続けるのもよくありません。

批判的な対応が続くと、相手にしないことと同様に、心理的健康や自分の気持ちを理解することに悪影響を及ぼすほか、子どもは親に感情を表現することを避けるようになり、親子関係の悪化につながる可能性があります。

逆の立場になると、伝えてもどうせ文句が返ってくるというのなら、伝えたくなくなる気持ちもわかりますよね。

問題行動を正さない

上記の『コントロールを高める5つの方法』の部分でも書いたのですが、否定的な感情に対して共感しても、問題行動を正さなければ、意味がありません。

問題行動を正さないと、

・子どもが問題行動が受け入れられていると感じる可能性
・望ましくない行動と適切な行動の違いがわからない
・自分の行動をコントロールしにくくなる

といった恐れも。

問題行動があった場合は、「成長するチャンス」「子どもとの絆を深めるチャンス」。子どもの否定的な感情に対して共感し、解決方法を共に考えていけるようにしましょう。決して親が先走ることがないように。

大人も感情的になる

そして、最後のNG対応が『大人も感情的になる』

おもちゃの貸し借りでトラブルがあり、怒りを示している3歳の子に対して、

「なーんで貸してあげないの!友達に貸してあげないともうこのおもちゃは使えません!!!」

なんて感情的になっても逆効果。

「感情的に怒ってもいいんだ!」と子どもが認識してしまう恐れがあります。それが感情の起伏の激しさを生む原因になってしまうことも。

感情的に叱ることはできるだけ避けたほうが良いでしょう。

まとめ

ということで、今回は『子どもの感情コントロール力を高める方法』や、『感情コントロールを育むうえでのNG行為』について述べてきました。

それでは、本日のまとめ!

○感情コントロールは人生で成功を収めるための重要な要素

○子どもの感情コントロール力を高めるためには、共感、問題解決の支援、子どもが自分の感情について知ることが大事

○子どもの否定的な感情に対して、無視や批判、感情的な対応は逆効果。

以上になります。

子どもが怒っているときに、冷静でいろというのはなかなか難しいもの。ついつい逆に怒ってしまったり、その気持ちを批判したりしてしまうのもわかります。

ですが、まずは共感することから始めてみて、子どもが安心して自分の気持ちを出せるようにしていきましょう。自分の感情について知るのはそのあとでも構いません。子どもの感情を受け入れられるようになってくると、子どもも少しずつ気持ちをコントロールできるようになってくるはずです。

少しの心がけが、子どもの成長につながっていきますよ。

それでは、またやー

参考文献

神経科学が教える最強の「怒り」コントロール法は「リアプレイザル」 | パレオな男 (yuchrszk.blogspot.com)

マシュマロを制する者は人生を制す! | ウォルター・ ミシェル「マシュマロ・テスト」 | パレオな男 (yuchrszk.blogspot.com)

もっとも効果的な感情コントロール法トップ10 | パレオな男 (yuchrszk.blogspot.com)

「良い子育てとは何か?」をワシントン大学の先生が語っておられます#1「子育てには4つのタイプがある編」 | パレオな男 (yuchrszk.blogspot.com)

「良い子育てとは何か?」をワシントン大学の先生が語っておられます#2「子育てには4つのタイプがある編」 | パレオな男 (yuchrszk.blogspot.com)

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