ハイサイ、レイジンです。
皆さんは、自分のお子さんの好きなことがわかりますか。すらすらっと答えられる人もいますが、「うちの子って何が好きなんだろう?」と考えてしまう人も多いのでは?
「好きなことに夢中になってほしい」とどの親御さんも感じているとは思いますが、子どもの好きなことを発見できていないとフォローもできません。
そこで、今回は、『子どもの好きなことを発見するために必要なポイント』をお知らせしていきたいと思います。
それでは、いってみよー!
好きなことを見つけよう
好きなこととは
本題に入る前に、「好きなこととは」について少しお話させてください。
ずばり、「好きなこと」とは、興味関心があることになります。
例えば、レイジンの息子は、歴史に興味があります。歴史に関しては、「織田信長は○○でね、森蘭丸はお手伝いさんより少し上の位だったんだよ」戦国時代の武将の背景まで、説明することができます。これは、興味関心がないと頭には入ってきません。
レイジンは、残念ながら戦国武将の背景まで知りたいとは思わないのですが、サッカー日本代表の動向や好きなクラブチームのことに関しては、細かに説明することができます。
「好きなこと」に対しては、自然と知りたいと思うことが多くなるでしょう。勝手に好奇心があふれてくるのです。
好きなことをしている人の脳は・・・
では、好きなことをしているときの脳の状態はどうなっているのでしょうか。
人間が好きなことをしているときの脳の状態を見てみると、意欲的になるホルモンの『ドーパミン』やリラックスのホルモン『セロトニン』など数多くの脳内ホルモンが分泌されているそうで、脳内は高度に活性化されているそうです。
また、一流で成果も出しながら幸福度の高い人は、「好きなことを追及している」という特徴があるといいます。
重要:子どもの好きなことを発見できる親は、子どもを観察している
「もっと上手になりたい」「もっとこの分野について知りたい」という気持ちを引き出してくれる「好きなこと」。子どもの好きなことを発見できる親はどのような特徴があるのでしょうか。
大切なのは『観察眼』
子どもを間近で見れるのは、「親しかいない」と言っても過言ではありません。そんな親にできることは、子どもを『観察すること』です。
「この子の興味があるものは何だろう」 「何が好奇心を刺激しているのだろう」
観察する中で、見えてくるものは多くあります。
『世界最高の子育て』の著者、ボーク重子さんは、観察のポイントを以下のようにまとめています。
①子どもが時間を忘れて最高に集中しているのは何をしているとき?
②子どもに「努力している」という自覚がないのはどんなこと?
③子どもがどんな話題をよく取り上げるか? 好きな話題は何か?
④子どもが親や先生に言われなくても自分から進んでやるのはどんなこと?
⑤嫌いなことはどんなこと?
世界最高の子育て ボーク重子著
クレアモント大学院大学のチクセントミハイ教授によると、集中力が注ぎ込まれ、楽しい感覚を生み出してくれる「フロー体験」の時こそ、能力を最大限に発揮したり、能力の成長が見込まれるといいます。
子どもにも、その「フロー体験」をしている場面があるはずです。その瞬間を見逃さないようにしましょう。
好きなことの先に得意なことが見える
では、好きなことの先に見える『得意なこと』についても述べていきたいと思います。
○○が好きという子がいた場合、○○のどの部分が好きなのかも考えていくと、子どもの得意なところが見えてくるのです。
例えば、サッカーが好きな子がいたとして、サッカーのどんなところが好き?どんなことをしているときが楽しいか聞いてみると、
・ゴールを決めた時→目標を達成する ・キャプテンとしてみんなをまとめているとき→チームを率いる ・作戦を考えているときが好き→頭を使う
お子さんが夢中になっているものに、どんなところが好きなのか聞いてみましょう。きっと、お子さんの得意なところが見えてくるはずです。
子どもの好きなことを発見できる親の特徴7選
それでは、観察力も含めた子どもの好きなことを発見できる親の特徴7つをかんたんにまとめてみました。
①観察力がある
これは、上記した通りで、子どもの好きなことを発見できる親は、子どもの行動や反応を観察し、何が子どもを夢中にさせているのかを理解しようとします。
②対話をする
子どもに対してオープンで理解のあるコミュニケーションをとり、子どもが感じたり考えたりすることを尊重していきます。積極的に対話をすることで、子どもの好みや興味を知ることができるでしょう。
③子どもの興味があるものを共有してみる
子どもの好きなことを発見できる親は、子どもが興味を持っていることに自身も興味を示します。それを通じて親子のコミュニケーションを深めたり、子どもの興味が深まっていくことに気づいたりしていくでしょう。
④機会を与える
子どもが様々な経験をする機会を提供することも大切です。新しいアクティビティや好きなことを見つけるための習い事やイベントなど子どもが興味を持つ可能性がある環境を整えます。ただし、あくまでも機会の提供という点に注意すること。無理強いしては意味がありませんよ。
⑤子どもの好きなことを肯定する
子どもが自分の好きなことに取り組んでいるときには、親は肯定的な態度で認めていきましょう。否定的でいると、子どもの自信ややる気を奪います。子どもが努力していたり、工夫するなど創造性を発揮したときには、その点も大いに認めていくと、子どもも努力や工夫を楽しむ『成長マインドセット』を手に入れることができます。
⑥柔軟性を持つ
「4歳の時には、トーマスが好きだったのに、現在は全く興味ないんです。」
子どもの好みや興味は変わることがあります。親は柔軟性を持ち、子どもが成長するにつれて新しい好みや興味が出てくることを把握し、受け入れることが大切になってきます。
⑦プレッシャーをかけない
子どもは親からのプレッシャーに対して敏感に反応します。親は子どもが好きなことを見つけるまでの過程や好きなことに取り組むことに対して、無理強いしたり、過度な干渉を避けるようにしましょう。
おわりに
ということで、今回は『子どもの好きなことを発見するために必要なポイント』や『子どもの好きなことを発見できる親の特徴』を述べていきました。
大人になっても、「自分って何が好きなのかわからない」など、自分の好きなことを見つけたり、把握したりするというのは意外に難しいもの。
それでも、好きなことに熱中したいということは誰しもが思いますよね。
子どもを近くで見ている親が、子どもの好きなことを理解し、さりげなくサポートしてあげることは子どもの可能性を伸ばすかかわりになることでしょう。
家族含めて「好きなこと探し」を楽しみ、尊重しあえたら素敵ですね。
それでは、またやー!
参考文献
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