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オウム返しの魔法!~子どもへの『傾聴』と『共感』で、安心感を高める方法~

保育
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ハイサイ、レイジンです。

レイジンが、子育てや保育についての本を読んでいる時に、「これはかなり大事だ」とほとんどの本で謳われている言葉があって、それが

『安心感』『共感』といったフレーズなんですね。

『安心感』は、子どもが育っていくうえで基盤となるもので、もし『安心感』がないと、子どもは健全な成長ができなくなってくるのです。

そして、『共感』は子どもの『安心感』を育むために、重要な役割を果たします。

そこで、今回は子どもに共感し、安心感を与えるために効果的かつ誰でもすぐに試せる方法『オウム返し』についてまとめていきたいと思います。

それではいってみよー

オウム返しとは

オウム返しとは、相手の言ったことをそのまま返すテクニックのことです。『リフレクティング』なんて言ったりもしますね。

子「今日ね、サッカーでたくさん相手を抜いてゴールを決めたんだ」

親「へー、サッカーでたくさん相手を抜いて、ゴールを決めたんだ」

といった感じ。シンプルすぎる!!

ですがこのオウム返し、人とのかかわりにおいて重要な『傾聴』と『共感』、両方の効果を発揮するのです。

そして、子育てや子どもと接する場においても、ものすごい効果を発揮していきます。

オウム返しをすることで

では、オウム返しをすることで、どのような効果があるのか見ていきましょう。

①子どもは聞いてもらえたと感じる

 よくありがちなのが、「サッカー好きなんだよね」と子どもが言った場合に、「サッカーより勉強しないと」など、親が自分の思いを先に口走ってしまうこと。

こうなってしまうと、子どもは自分の思いを聞いてもらえたと感じません。

オウム返しで『共感』することによって、子どもは「自分の言ったことを理解してくれた」と感じ、どんどん話しかけてくれるようになるのです。

②子どもの安心感や信頼関係の構築につながる

 子どもがどんどん話しかけていき、大人が共感的な対応で、子どものことを理解してくれる存在になると、子どもは安心感を得ます。自分の意見を聞いてくれることは、自分自身が尊重されていると感じ、信頼関係もより強固になっていくのです。

③子どもの気持ちを共有できる

 また、オウム返しをすることで、子どもの喜びや悲しみ、不安などの感情や経験も共有し、理解することにつながります。

子「友達から嫌なことを言われたんだ」

親「友達から嫌なことを言われて悲しくなったんだね」

子「うん、悲しいの」

といった感じ。

子どもの気持ちを共有することで、子どもに安心感を与えることができるのです。

子どもが自分の感情を認識できる

また、オウム返しをすることで、子どもは自分の感情を認識しやすくなります。

子「友達が勝手に僕のおもちゃをとったんだ」

親「おもちゃをとられて怒っているんだね」

子「(こくりとうなずく)」

というやりとりで、子どもは自分の怒りの感情を認識していきます。

感情を認識することで、どのように対処していくのかも分かっていくのです。

子どもが感情を認識することは、『良い子育てのコツ』としても書かれていますよ。

子どものとのコミュニケーションが強化される

オウム返しをすると、子どもとの会話がはかどります。聞いてくれるという安心感が子どもの話したい欲求を刺激し、どんどん自分の思いや出来事を伝えてくれるようになるでしょう。

安心感があると

冒頭に安心感は子どもが健全な育ちをしていくうえで基盤となると伝えました。

安心感があることで、子どもにどのような影響があるのでしょうか。

子どもの安全基地となる

 安心感があると親が「安全基地」の存在となり、子どもがどんどん挑戦するようになります。失敗しても大丈夫。だって安全な基地があるのだから。挑戦したり、不安になっても安全基地が自分を満たしてくれるので、子ども達は安全基地のもとで充電し、再び挑戦するようになるのです。

子どもの自己肯定感が高まる

 脳科学者の西剛志氏は、『脳科学者が教える子どもの自己肯定感は3・7・10歳で決まる』で、自己肯定感の五大要素の一つとして、『安心感』を挙げており最も大切だとしています。安心感がないと、脳が不安定になり、本当の意味で自信を持つことができないと述べているのです。

 オウム返しも自分の考えや感情が認められ、安心することで、自信となり、自己肯定感につながっていくのでしょう。

安心感がないと

では、安心感がないとどうなるのでしょうか。

ポール・タフ著の『私たちは子どもに何ができるのか』では、こう書かれています。

研究によれば、特に子供が動揺している時に、親が厳しい反応を示したり、予測のつかない行動を取ったりすると、のちのち子供は強い感情を上手く処理することや、緊張度の高い状況に効果的に対応することができなくなる。

私たちは子どもに何ができるのか ポール・タフ著

子どもの話を落ち着いて受け止めてくれないと、子どもはストレスへの対処がうまくできなくなるということですね。

そのほかにも、

・不安感の増加

・自己肯定感の低下

・安心して人とのかかわりを持てなくなる

・問題行動の増加

といった課題が出てくる恐れがあります。したがって、子どもに安心感を与えることは、子どもの健全な発達や幸福感のためにも必要となるわけです。

おわりに

ということで、今回は、オウム返しの効果や安心感って子どもにとってマジで大切だよということを述べていきました。

まとめ↓↓

・オウム返しは、『傾聴』と『共感』、両方の効果を兼ね備えており、子どもとかかわるうえではものすごい効果を発揮するテクニック。

・オウム返しをすることは、子どもに安心感を与えたり、信頼関係の構築につながったりするぞ。

・安心感は子どもの健全な発達のために、なくてはならないもの。

という感じですね。

オウム返しは、子どもの見方も良い方に変わっていくので、本当におススメ。皆さんの子ども理解や信頼関係を築く上で役に立ったら幸いです。

それでは、またやー

参考文献

「良い子育てとは何か?」をワシントン大学の先生が語っておられます#2「子育てには4つのタイプがある編」 | パレオな男 (yuchrszk.blogspot.com)

私たちは子どもに何ができるのか – Google Books

脳科学的に正しい一流の子育てQ&A – Google Books

脳科学者が教える 子どもの自己肯定感は3・7・10歳で決まる – 西剛志 – Google ブックス

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