ハイサイ、レイジンです。
「ワンオペ育児」という言葉を聞いたことがありますか。
ワンオペ育児とはワンオペレーションの略で、1人で全ての育児を行うことです。
通常は夫婦で支えあって行う育児ですが、単独で行わないといけない状況のため、負担が大きくなってしまうのです。
今回は、そのワンオペ育児が行われる原因を探って行きたいと思います。
なぜワンオペ育児が叫ばれるようになったのか
では、なぜ最近になってワンオペ育児が叫ばれるようになったのでしょうか。
要因は3つ考えられます。
①意識の変化
十数年前はどちらかというと、ママさんが主に子育て、パパさんは外で仕事をするという役割分担の家庭が多かったと思います。
現在は、過去に比べて、子育ての役割分担についての意識が高くなっています。『イクメン』という言葉もはやっている通り、夫婦で協力して育児を行っていこうというスタンスを取る家庭が増えてきているのです。そのため、片方だけが子育てを担っていると、問題だという意識が出てくるのです。
②SNS等で問題が広がった
もちろん、10数年前も片方だけが子育てをしており、きつい思いをしてきた人もたくさんいると思います。しかし、それは内に秘めているだけ、もしくは当たり前のこと捉える、時々友達に愚痴を言って終わりといった形で終わることが多かったでしょう。
しかし、現在は、SNSが普及し、自分の思いを伝えると多くの人が読んでくれたり拡散してくれます。「孤独な状態で子育てをする辛さ」を訴えることで、多くの人が共感し、それを広げていったことで、メディアも取り上げ、社会問題となったのでしょう。
③働き方も変わっている
そして、現在は共働きの家庭が増えています。一昔前は専業主婦も多かったと思いますが、現在はほとんどの方が共働き。保育園に預けて両親ともに仕事に行くというのか一般的です。
つまりパパのママの働いてる時間はさほど変わりません。それなのに片方だけに、子育てを押し付けるのは公平さに欠けるということになります。
また、昔は祖父母と共に暮らしており、基本誰かの目が行き届いていると言う安心感がありました。
しかし現在は各家族化が進んでおり、ずっと子どもにつきっきり。かなり疲弊してしまう状態になるのです。
ワンオペ育児を避けるために
では、ワンオペ育児を避けるためにはどうしたら良いのでしょう。
1番は夫婦でコミュニケーションを取ることです。
育児や家事、家族に関する事について、協力しあえる体制を作っていきます。
「今日は私が子ども達を見るから家事はお願いね」「今日は友達とご飯食べに行くから、子ども達をお願い。そのかわり、私が明日子ども達をみるから、自分の時間をとってね」
相手の事、相手の時間に思いやりを持つことが大切です。
その他にも
・ベビーシッターや保育園、一時預かりなどの外部を利用して、育児の負担を軽減する
・家事代行を利用したり、時短家電を使ったりして、時間やエネルギーの節約をする。
といったことも考えられます。
また、ワークライフバランスの良い職場に勤めたり、自分でワークライフバランスを意識して取り組むのも良いでしょう。
大切なのは自分のゆったり過ごしやすい時間を確保するということです。
それが、ゆとりを持って家事や育児を行うこと、自分だけの時間を持つことなど自由な時間を持つことにもつながるのです。
ワンオペ育児にならないために
日本人は真面目な人が多いと言われています。レイジンは、それがワンオペ育児を引き出しているのではと考えています。
自分自身もそうなんですが、何か手伝おうかと言われたときに「うん大丈夫だよ」と1人で頑張ろうとする傾向が日本人には多いと思います。人に迷惑をかけてはいけないと子どもの頃から教えられてきました。
しかし考え方が違っていて、人に迷惑をかけてはいけないけど、人の助けを借りてもいいのです。
レイジンは、ワンオペ育児を減らすためには「自分でなんとかしよう」と自分を追い詰めてしまう考えを減らすべきだと思います。たまには他人に助けてもらってもいいのです。
この前ママさんの両親とともに、ホテルに宿泊しました。大人1人だと子どもたちを見ることでいっぱいいっぱいになりますが、大人の目が多いとそれだけでいつもと全然違いました。負担が分散され、ものすごく解放感が生まれたのです。
両親、友達、ご近所、繋がることができるコミュニティーは、積極的につながり、助けてもらっても良いのです。
「手伝って」が言えると子育てに少し余裕が生まれます。そうして出来た余裕は誰かのために使ってあげればいいのです。
おわりに
それでは、本日のまとめ
・ワンオペ育児の問題は、SNSの広がり、働き方の変化、育児に対する意識の変化などで知られるようになった。
・ワンオペ育児を避けるために、夫婦でコミニケーションを取るほか、外部機関や時短家電などを使ってみよう
・「何でも自分でする」と言う意識を捨てて、「手伝って」が言えるようになろう
1人でずっと子育てをしていると孤独感を感じるようになります。それは、自分の時間や絶望などといったマイナス感情にもつながりやすいのです。
それらを避けるためにも、1人で行うという感覚は捨てるべき。
子育てを頼んだっていいんです。自分自身も大切に。バランスを考えて、子育てライフを楽しんでいってほしいと思います。
それではまたやー。
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