src="https://ajax.googleapis.com/ajax/libs/jquery/3.7.1/jquery.min.js">2歳児・6月の月案作成!ねらいや内容、保育者の援助と環境構成の文例とポイントを紹介 - レイジンブログ
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2歳児・6月の月案作成!ねらいや内容、保育者の援助と環境構成の文例とポイントを紹介

保育
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ハイサイ、レイジンです。

2歳児クラスの6月。
少しずつ園での生活リズムが安定してきて、子どもたちはお気に入りの遊びを見つけたり、友だちとの関わりを楽しんだりする姿が見られるようになってきます。

その一方で、気持ちがうまく伝えられずにトラブルになったり、イヤイヤ期のような姿が強くなったりと、心の育ちの大切な時期でもあります。
そんな子どもたち一人ひとりの気持ちに寄り添いながら、「やってみたい!」という気持ちを大切にした関わりが求められます。

この記事では、2歳児クラス・6月の月案作成に役立つ
✅「ねらい」
✅「内容」
✅「保育者の援助」
✅「環境構成」
✅「健康・食育・安全」
✅「家庭との連携」
✅「職員間の連携」

の文例やポイントをたっぷり紹介します!

「2歳児の6月、どんなふうに過ごすの?」「月案の書き方に迷っている…」という方にも、すぐに使えるヒントが見つかるはずです。
ぜひ最後までチェックして、日々の保育や月案づくりに役立ててくださいね。

それでは、いってみよー!

2歳児・6月におけるねらいと内容

では、2歳児・6月のねらいと内容を見ていきましょう。

ねらいの文例

○ 歯みがきやうがいに関心をもち、自分でやってみようとする。

○ 保育者といっしょに、友だちとの関わりを楽しむ。

○ 水や砂、泥に触れながら、感触遊びを楽しむ。

○ 保育者や友だちとともに、梅雨ならではの自然に親しむ。

内容の文例

・手洗いやうがい、歯みがきを自分でやろうとする。

・トイレに誘われることで、排せつへの意欲が育つ。

・スプーンやフォークを使って、自分で食べようとする。

・衣服の着脱を保育者に見守られながら自分でやってみようとする。

・安心できる雰囲気の中で、一定時間ぐっすりと眠る。

・保育者や友だちと一緒に遊ぶ楽しさを感じる。

・関わりの中で自分の思いを伝えようとする姿が見られる。

・水や砂、泥、粘土などの素材にふれ、心地よさや不思議さを味わう。

・水や泥の感触を味わいながら、夢中になって遊ぶ。

・のりやクレヨンなど、いろいろな素材を使って表現を楽しむ。

・花や野菜、小さな生き物などに興味をもち、梅雨の自然にふれる。

・季節の歌をうたったり、音楽に合わせて体を動かして遊ぶ。

ねらい・内容のポイント

梅雨の季節を迎える6月。
園生活にも慣れてきた子どもたちは、「自分でやってみたい!」という気持ちを少しずつ表現しはじめます。
その反面、気持ちのコントロールが難しくなったり、思いがぶつかる場面も見られる時期です。

だからこそ、子どもたちが安心して過ごしながら、自分らしく力を発揮できるよう、関わり方や環境づくりをていねいに意識していきたいですね。

✅ 歯みがきやうがい、衣服の着脱、排せつなどの身のまわりのことを「やってみたい」と思う気持ちを大切にし、保育者がそっと見守りながら、自立へとつなげていく。

✅ お気に入りの遊びをじっくり楽しめるコーナーを用意し、友だちや保育者との関わりの中で「一緒に遊ぶって楽しい!」と感じられるようにする。

✅ 水や泥、粘土などの素材にふれる機会をつくり、五感を使って思いきり遊ぶことで、感触や変化を楽しめるようにする。

✅ あじさいやカエル、小さな虫など、梅雨ならではの自然にふれられる場面を取り入れ、子どもの「なんだろう?」「かわいいね」といったつぶやきに寄り添いながら、自然とのつながりを育む。

✅ 音楽や製作を通して、自分なりに表現する楽しさを味わえるようにする。歌ったり踊ったり、のびのびと表現する経験を大切に。

これらのポイントを意識しながら、6月も子どもたちの「安心」と「やってみたい!」をまるごと受けとめ、日々の保育を豊かにしていきたいですね。

2歳児・6月における保育者の援助と環境構成

では、次に保育者の援助と環境構成を見ていきましょう。

保育者の援助の文例

◎保育者もいっしょに歯みがきを行い、やり方を見せながら、安心して取り組めるようにする。

◎手洗いやうがいなどの場面では、やり方を言葉で伝えたり近くで見守ったりしながら、自分でやってみようとする気持ちを大切にする。

◎食事の時間には保育者も共に食べ、味や食感をことばにしながら、楽しい雰囲気の中で「食べたい」気持ちを育む。

◎排尿のタイミングに合わせてトイレに誘い、できたときはしっかりと喜びを共有する。ぬれてしまったときにはすぐに対応し、清潔さと心地よさを伝える。

◎汗で衣服が脱ぎにくいときにはさりげなく手伝い、自分でできたという満足感につながるようにする。

◎子どもの発達に応じて、上手持ちから下手持ち(下握り)へと自然に移行できるように言葉をかける。

◎保育者がいっしょに遊びながら、友だちとのやりとりをつなぐ橋渡しとなり、ことばを添えて気持ちを伝えやすくする。

◎子どもの好きな音楽を流したり、保育者もいっしょに体を動かしたりして、表現する楽しさを味わえるようにする。


◎水や泥の遊びでは、遊びの様子に応じて水を足したり、容器を用意したりしながら、さまざまな感触遊びが広がるようにする。

◎容器に水を移したりすくったりする遊びを取り入れ、無理なく水に親しんでいけるようにする。

◎製作では、子どもが自由に描いたり貼ったりすることを大切にし、「できた!」という満足感につながるように関わる。

◎雨の日や雨上がりの遊びでは、保育者も発見に共感しながら一緒に楽しみ、自然への関心や気づきを引き出す。

◎草花や小さな虫など、季節の自然にふれる中で、子どもの気づきやつぶやきをていねいに受けとめていく。

環境構成の文例

□ 歯ブラシの持ち方やうがいの仕方がよく分かるように、子どもが見やすい位置にイラストなどを掲示しておく。

□ 自分の着替えがわかるよう、個別のカゴなどを用意しておき、見通しをもって取り組めるようにする。

□ ぬれてしまったときにすぐ対応できるよう、新しいパンツや着替えを多めに準備しておく。

□ 室内は換気や除湿をこまめに行い、汗をかいたときにはシャワーや着替えができるようにして快適に過ごせる環境を整える。

□ 一人ひとりの体調や食の好みに合わせて、食事の量などを無理なく調整できるよう配慮する。

□ 湯茶などを用意し、水分補給がこまめにできるようにしておく。

□ 保護者に協力をお願いし、プリンカップなどの空き容器を集めておき、水遊びや感触遊びに活用する。

□ 砂場の砂を柔らかくしておいたり、泥や砂での遊びに使える道具や容器を用意したりして、興味が広がるようにする。

□ 水遊び用のジョウロや手作りおもちゃ、タオルやマットなどを用意し、楽しく遊べる準備をしておく。

□ 水回りは雑菌が繁殖しやすいため、こまめに掃除し、常に清潔な状態を保つようにする。□ 思い思いに描いたり貼ったりできるように、のり・はさみ・クレヨンなどの素材や道具をそろえておく。

□ 雨の日でも戸外に出られるよう、雨がっぱやバケツなどの雨遊びグッズを準備しておき、タイミングを見て園庭に出る機会をつくる。

□ 雨上がりの散歩や水たまり遊びが安全にできるよう、事前に遊び場を点検しておく。

保育者の援助と環境構成のポイント

6月は、気温や湿度の変化もあり、子どもたちの体調や気持ちにも揺らぎが出やすい時期です。
そんな中でも、保育者の丁寧なかかわりと環境の工夫によって、子どもたちが安心して過ごしながら、興味や関心を広げていけるようにしていきたいですね。

✅ 生活の中で「自分でやってみよう」とする気持ちを受けとめ、うまくいかないときもそっと手を添えたり見守ったりしながら、自信や達成感につながるように関わる。

✅ 汗をかいたときの着替えや水分補給がスムーズにできるように、身支度や室内環境を整えることで、子どもたちが快適に過ごせるようにしていく。

✅ 水や泥などの感触遊び、雨の日の発見など、この季節ならではの自然とのふれあいを楽しめるようにし、子どもの「おもしろい!」を一緒に感じる姿勢を大切にする。

6月も、子どもたちの小さな気づきや挑戦に寄り添いながら、毎日の「楽しい!」が広がっていくようにしたいですね。

2歳児・6月における健康・食育・安全について

続いて、健康・食育・安全についてみていきましょう。

健康の文例

● 食事の前には丁寧に手洗いを行ない、食品の保存や調理方法にも気を配りながら、食中毒の予防に努める。

● 室温や湿度の変化に注意しながら、適宜換気を行ったり、エアコンを活用したりして、室内を快適な環境に整える。

健康のポイント

湿度や気温が高くなり、体調を崩しやすい時期ですね。
子どもたちが毎日元気に過ごせるように、日々の健康管理をていねいに行っていきたいですね。

✅ 食事前の手洗いや清潔な調理環境を整えるなど、衛生面に配慮しながら、夏に向けての健康な生活リズムを築いていく。

✅ 気温や湿度に応じて換気や空調を活用し、子どもが快適に過ごせるように環境を整える。

これから本格的に暑くなってくる季節。
小さな体の変化にも気づけるよう、こまめに観察していきたいですね

食育の文例

◇ 季節の食材(エンドウマメ・ソラマメ・ウメなど)を手に取って見たり触れたりできるように、子どもの目線に合わせた場所に置いておく。

◇ 旬の食べ物にふれられるようにしながら、「なんだろう?」「いいにおいだね」といった子どもの気づきやつぶやきを受けとめ、関心が深まるようにする。

食育のポイント

✅ 季節の食材に実際に触れられるように、エンドウマメやソラマメ、ウメなどを子どもが見やすい場所に置き、自然と関心がもてるようにする。

✅ 「つるつるしてるね」「いいにおいがする!」といった子どもの声を受けとめながら、旬の食材を身近に感じられるようなやりとりを大切にする。

子どもたちが季節の変化を感じたり、食べることへの興味をもったりできるよう、日々の関わりの中で「食育」も大切にしていきたいですね。

安全の文例

★総合避難訓練に向けて、非常口や避難ルート、棚の上などに危険なものがないかをあらためて確認し、安全な環境を整えておく。

★雨上がりの園庭では、ぬかるんで滑りやすい場所がないかを事前に確認し、遊具に水滴が残っていれば拭き取るようにする。

★遊びの最中も、子どもの動きや周囲の環境に気を配り、事故やケガにつながらないようこまめに声をかけたり配置を工夫したりする。

安全のポイント

✅ 災害時の備えとして、避難経路や環境の点検を定期的に行い、緊急時にすぐ動けるようにする。

✅ 雨の日や雨上がりなどの外遊びでは、転倒や事故を防ぐための安全確認を丁寧に行う。

✅ 日々の保育の中でも、危険な場面を予測しながら、子どもの安全を見守っていく姿勢を大切にする。

子どもたちが毎日を安心して過ごすためには、安全な環境づくりが欠かせませんよね。

2歳児・6月における家庭との連携の文例

◆汗をかいたり戸外遊びで汚れたりすることが増えるため、着替えを多めに持たせてもらうようお願いする。

◆気温や湿度が上がり、蒸し暑くなる時期なので、脱ぎ着しやすい衣服を用意してもらえるよう伝える。

◆水遊びやプール活動に向けて必要な持ち物やプールカードの記入方法などを、園だよりや掲示でわかりやすく伝える。

◆感染症の流行が懸念される季節のため、衛生面や食中毒予防に関する情報を掲示板などで共有し、注意喚起する。

◆総合避難訓練の様子を写真付きで掲示し、保護者にも防災意識を高めてもらえるようにする。

◆子どものちょっとした体調の変化や、園での様子などを送り迎えの際にこまめに伝えるよう心がけ、家庭との連携を深める。

家庭・地域との連携のポイント

6月は、

✅ 衣服や持ち物の準備について、家庭と丁寧にやり取りをし、快適に過ごせるよう協力をお願いする。

✅ 食中毒・感染症・虫刺されなど季節に応じた健康管理情報を保護者と共有し、意識を高めてもらう。

✅ 園での活動の様子や緊急時の対応についても情報発信を行い、家庭と信頼関係を深めていく。

6月は季節の変わり目で体調を崩しやすい時期。保護者とのやり取りを大切にしながら、子どもが安心して過ごせるようにしていきたいですね。

2歳児・6月における職員間の連携の文例

*蒸し暑さや気温差で体調を崩しやすい時期なので、子ども一人ひとりの体調変化を職員同士で丁寧に共有し、適切に対応できるようにする。

*歯みがきの時間には看護師と連携し、子どもたちがわかりやすく正しい歯みがきの方法を学べるよう、指導や声かけをお願いする。

*総合避難訓練に向けて、消防署の職員とともに避難経路や安全確認を行い、非常時にも落ち着いて対応できる体制を整えておく。

職員間の連携のポイント

子どもの安心・安全を守るためには、職員同士がしっかりと連携し、情報を共有していくことが大切です

✅ 気温や体調の変化に気づきやすいよう、日々の様子をこまめに伝え合い、迅速に対応できる体制をつくる。

✅ 衛生指導や安全確認の場面では、看護師や外部機関とも協力し、正確な情報と適切な対応を心がける

✅ 災害時に備えた連携体制を、訓練を通して職員間で確認・共有しておく。

といったことを意識していき、職員間の連携を深めていきましょう。

おわりに

梅雨入りとともに、気温や湿度が一気に上がる6月。2歳児にとっても体調の変化を感じやすく、気分がゆらぎやすい季節です。だからこそ、安心して過ごせる環境づくりが大切ですね。

この記事では、2歳児の発達や季節の特徴をふまえた6月の月案を文例つきで紹介しています。ねらいや内容、保育者の援助の書き方に迷ったときに、少しでもお役に立てたら嬉しいです。

それでは、またやー!

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