src="https://ajax.googleapis.com/ajax/libs/jquery/3.7.1/jquery.min.js">保育における水遊び・プール遊びのねらいとは?~各年齢ごとのねらいや内容・ポイントを考えてみた~ - レイジンブログ
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保育における水遊び・プール遊びのねらいとは?~各年齢ごとのねらいや内容・ポイントを考えてみた~

保育
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ハイサイ、レイジンです。

夏が近づくにつれ、水遊びを行う園も増えてくると思います。

水遊びって何をねらいにして保育していいのかわからないという方も多いのではないでしょうか。

そこで今回は保育における水遊びのねらいや内容を各年齢ごとに分けて紹介していきたいと思います。それでは、いってみよー!

各年齢ごとの水遊び・プール遊びのねらいと内容

では、さっそく各年齢ごとのねらいを見ていきます。狙いが発達によって変わっていきますので、その変化を見ていくのも楽しいですね。

0歳児のねらいと内容

0歳児は、普段の環境に近い形で、水遊びを楽しみたいもの。できるだけ特定の保育者が関われるように役割を確認していきたいですね。

ねらい
○湯水やぬるま湯で遊んだりすることを楽しむ。
○湯水遊びを保育者と一緒に楽しむ。
○水に触れ、感触を楽しむ。
○水に触れて遊ぶことを楽しむ。
内容
・湯水遊びを楽しむ。
・湯水の感触を楽しみ、水遊びの気持ちよさを味わう。
・水面を叩いたり、水に触れたりして遊ぶ。
・水をすくったり、スポンジを握ったりして、水の感触を味わう。

水遊びの気を付けるポイントは、下記の保育中の水遊びで気を付けるべきポイントに記しておきますね。

1歳児のねらいと内容

1歳児からは、ビニールプールを使用する園も出てくることと思います。水遊びは、結構体力を使うので、体調を崩している子の入水はNG。保護者にも水遊びの可否について健康記録を提出してもらいましょう。

ねらい
○水遊びを保育者と一緒に楽しむ。
○保育者と一緒にプール遊びをして楽しむ。
○保育者と一緒に様々な水遊びを楽しむ。
内容
・水に興味や好奇心を持ち、関わって遊ぼうとする。
・自分から水や玩具にかかわって、水遊びを楽しむ。
・保育者や友達と一緒に水、絵の具などに触れて遊ぶ。

2歳児のねらいと内容

2歳児になると、水に意欲的にかかわろうとする子も増えてきますが、怖さを感じる子もまだまだいます。個々に合ったかかわりを意識しましょう。

ねらい
○保育者や友達と一緒に水の感触を味わう。
○少しずつ水に慣れ、水遊びやプール遊びを楽しむ。
○水の流れや、身体全体で水を感じることを楽しむ。
内容
・水遊びやプール遊びを友達と一緒に十分に楽しむ。
・保育者と一緒に水の心地よさを感じながら、水遊びを楽しむ。
・おもちゃを使って遊びながら、水遊びの楽しさを感じる。
・水の流れを感じたり、水しぶきを楽しんだりする。

3歳児のねらいと内容

3歳児になると、プール遊びを取り入れる園がより多くなってくると思われます。熱中症など体調管理に気を付け、プールの後は十分に休息をとっていきたいですね。

ねらい
○水の感触を味わってプール遊びを楽しむ。
○水遊びやプール遊びを十分に楽しむ。
○保育者や友達と一緒にプール遊びや水遊びを楽しむ。
○プール遊びの支度や始末を自分でしようとする。
内容
・プール遊びを楽しむ。
・プールや水遊びなどで水を使って遊ぶことを楽しむ。
・フープくぐりや宝探しを楽しむ。
・友達と一緒にプールでのびのびと体を動かして遊ぶことを楽しむ。
・自分で着替えたり、保育者に声をかけられて着替えをしたりする。

4歳児のねらいと内容

4歳児になると、より水遊びやプール遊びの約束を知って守って遊ぶということもできてきます。プール遊びは安全第一。約束を守る大切さを丁寧に知らせていきたいですね。

ねらい
○プールや水遊びでの約束を知り、守って過ごそうとする。
○水を使って様々な遊び方を試したり発見したりして楽しむ。
○いろいろな水遊びやプール遊びを通して、水の心地よさを味わう。
○全身を使って遊ぶ面白さを感じ、友達と一緒にプール遊びを楽しむ。
○水遊びやプール遊びの中で、自分なりに繰り返したり試したり好きな動きを楽しんだりする。
内容
・プール遊びや水遊びの約束を知り、守りながらプール遊びを楽しむ。
・プール遊びの身支度や後始末の仕方を知り、自分でやってみようとする。
・水遊びに興味を持ち、発見したり試したりして繰り返し楽しむ。
・いろいろな素材を使って自分なりに試したり、工夫しながら水遊びに取り入れたりする。
・プールで友達の動きをまねしたり、好きな動きを繰り返したりして楽しむ。
・友達や年長児のプール遊びを見て真似たり、自分ができるようになったことを繰り返し試したりする。

5歳児のねらいと内容

5歳児になると、水遊びやプール遊びを楽しむほかにも、自分なりの目当てをもって遊びを楽しむことができるようになってきます。5歳児の発達も考慮して、ねらいに取り入れていきたいですね。

ねらい
○水遊びやプール遊びに必要なことや約束が分かり、自分で行おうとする。
○友達と一緒に水遊びやプール遊びを楽しむ。
○自分なりの目当てをもって、全身を使ってプール遊びを楽しむ。
○目当てに向かって繰り返し挑戦し、プール遊びを楽しむ。
○プール遊びに取り組み、できた喜びや満足感を味わう。
○自分で作ったものを使って水遊びを楽しむ。
内容
・水遊びやプール遊びの約束事を確認し、安全に遊ぶ。
・いろいろな動きに挑戦したり、自分なりに目当てをもってプール遊びを楽しむ。
・水にもぐったり浮いたりしながらプール遊びを楽しむ。
・様々な泳ぎ方を試したり、挑戦したりしながらプール遊びをする。
・プール遊びでできるようになったことを見せ合い、友達と互いに認め合う。
・船や魚などを作って友達と一緒に水遊びを楽しむ。

保育中の水遊び・プール遊びで気を付けるべきポイント

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水遊びを行う中で、気を付けていきたいポイントをまとめたいと思います。安全面、保育者の援助や環境構成、保護者との連携や生活習慣など水遊びでは押さえておきたいポイントとなるので、確認していきましょう。

安全面のポイント

安全面は、水遊びプール遊びにおける最重要事項の一つ。重大な事故を防ぐためにも、ポイントを確認し、安心・安全なプール遊びを楽しめるようにしていきましょう。

安全面
○監視者を一人置くこと(監視に専念する人)
文科省からも監視者を配置することが重要なポイントとして記されています。目を離さないようにし、緊急時にすぐに対応できるようにしましょう。

熱中症対策を万全に
7月・8月にもなると暑い日が続き、熱中症になるリスクが高まります。
・水分補給
・塩分補給
・日陰の確保
・気温の高い時間帯を避ける
といった対策を行っていき、熱中症リスクを下げて、安全に水遊び・プール遊びが楽しめるようにしましょう。

○人数配置を適切に
保育者一人に対する子どもの人数が多くなりすぎないようにしましょう。子どもが増える分、保育者の負担も大きくなり、重大な事故を見逃してしまうことにつながります。

○適切な水深
子ども達に応じて、適切な水深にし、安全な範囲内で水遊び・プール遊びを行いましょう。特に乳幼児の場合は、15センチ以下(0歳児は10センチ以下)などの浅い水深が望ましいです。

○清潔な水質を心がける
プールの水も常に清潔にすることを心がけましょう。水質検査も行うことで、安心して水遊び、プール遊びを楽しめます。

○滑り止め対策を行う
プールの周り・水遊び場所は濡れることで、滑っりやすくなってしまいます。滑りにくいマットや素材を使用することで、転倒事故を防いでいきましょう。

○体調確認
水遊びやプール遊びの前に、子どもの体調確認を行いましょう。風邪をひいていたり、体調を崩している場合は水遊びやプール遊びへの参加を控えていきます。

保育者の援助や環境構成のポイント

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保育者は、水遊びやプール遊びにおいて、子ども達が興味を持ったり、ねらいが達成できるような援助や環境構成を心がけていかなければなりません。以下のポイントを意識して、子ども達の水遊び・プール遊びが意義あるものにしていきましょう。

保育者の援助
0~2歳児
○子どもの動きから目を離さないように、監視者を置き、保育者間で声を掛け合っていけるようにする。
○子どもの動作や声に優しく答えていきながら保育者も一緒に遊んでいき、感触遊びや水遊びが十分に楽しめるようにする。
○水がかかるのが嫌がる子どものそばにつき、少しずつ慣れていけるようにしていく。
○保育者も一緒に動いたり、宝探しや魚すくいなどをしたりして楽しく参加できるようにする。

3~5歳児
○プールでの危険な行動(走る、飛び込むなど)、約束をその都度伝えていくようにする。
○着替えは、自分でできるように時間のゆとりを持ったり、絵表示などで順番を伝え、子ども達が分かりやすようにしていく。
○保育者が必要に応じて水着の着脱を手伝っていき、自分でできたことを認める言葉をかけていく。
○プールに入る前に友達と一緒に楽しめるような体操を行い、体をほぐしていく。
○保育者も一緒に水の中の生き物になり切り、動いたりして、子ども達が水の中で遊び楽しさが感じられるようにする。
○水に顔を付けたり、みんなで同じ動きをする遊びなどを繰り返し取り入れていき、水への抵抗が減るようにしていく。
○水に苦手感や抵抗を感じている子に、友達の遊ぶ様子を見せたり、保育者が一緒に遊んだりしていき、興味をもって自分から参加できるように働きかけていく。
○水に親しめる遊びを取り入れたり、少人数に分かれて泳げるようにしたりして個人差に配慮してプール遊びをプール楽しめるようにしていく。
○自分の目当てをもって取り組む様子を見ていき、頑張りやできるようになったことを認めていきながらやる気や自信につなげていく。
環境構成
0~2歳児
□タオルや着替えを事前に用意しておく、遊んだ後のシャワーや着替えがスムーズに行えるようにしておく。
□小さなビニールプールやタライなどを用意していき、無理なく水になれるようにする。
□バケツやジョウロ、ペットボトルや発泡スチロールなどをたくさん用意して置き、水遊びを楽しめるようにしておく。
□スチロールで作った魚などを用意していき、プールやタライに浮かべ、水遊びを存分に楽しめるようにしていく。

3~5歳児
□絵表示などを用意し、水着の着脱の順序や水遊びの手順、プール遊びの約束が分かるようにしていく。
□水遊びできない子もいるので、魚すくいや水鉄砲、シャボン玉など別の遊びも用意していく。
□経験の違いに配慮して、無理なく水に親しめるように水位の調節やプール周りのタライや水遊びの遊具を用意していく。
□船や魚など自分で作ったもので遊んだり、続きができるようにしていく。
□プールで、友達と一緒に楽しめるゲームをしたり、自分の好きな動きを試したりできる遊びの時間を設けていく。
□目当てをもってプール遊びを楽しめるようにフープやビート板など遊具を用意する。
□必要に応じてビート板などを使いながら、顔を突けたり浮いたるする感覚を楽しめるようにしていく。

保護者との連携と生活習慣

水遊び・プール遊びにおいては体調管理、水着の用意など保護者との連携も欠かせません。また、水着の始末や休息など生活習慣への配慮も必要になってきます。保護者との連携と生活習慣のポイントも見ていきましょう。

保護者との連携
○水遊びやプール遊びに向けて、平熱や現在罹っている病気などを記入してもらったり、日々の体調について伝えあい、健康管理に努めていく。
○水遊びで濡れたり、汗を描いたりすることが多くなるので、タオルや着替えを多めに用意してもらう。
○水遊びやプールの日は必ず連絡帳にプールに入るか否かを記入してもらい、健康状態を把握する。
○水遊びやプール遊びを行った日は、十分に休息をとってもらうように依頼し、体調管理ができるようにする。
生活習慣
○水着に着替える流れ、シャワーの後の流れを保育者間で確認していき、スムーズに行えるようにしていく。
○水遊びやプール遊び後の着替えは難しくなるので、できない部分は手伝っていけるようにする。
○休息の大切さも伝えていき、水遊びやプール遊び後は自分から休息を行えるような環境を整えていく。

おわりに

といういことで、今回は『保育における水遊び・プール遊びのねらいや、保育者の援助・環境構成、安全面や家庭との連携などのポイント』についてお伝えしていきました。

子ども達と、ただ水遊びやプール遊びを楽しむのはもったいない。保育者がねらいを意識して援助を行っていくことで、子ども達も水遊びへの興味・関心、かかわり方が変わってきますよ。

ですが、水遊びやプール遊びでの事故や熱中症などは日ごろニュースにもなっており、一番気を付けなければならないポイントです。

安全面に十分配慮して水遊びやプール遊びが楽しめるようにしていきましょう。

それでは、またやー!

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