ハイサイ、レイジンです。
このブログの運動会シリーズはこちらから。
今回は、最終編4,5歳児編を紹介したいと思います。
4,5歳児は出来ることも増えてくるので、競技などバリエーションも豊富になります。ぜひ、参考にしてみてください。
それでは、いってみよー
4,5歳児おすすめの運動会種目とポイント
かけっこ
4,5歳児でかけっこを行うのは、小学校と一緒に運動会をする園に多いと思います。沖縄だとほぼ行われますね。
隣に走る子を意識しすぎてしまう分、顔を横に向けながら走り、コースアウトしてしまう子も。コースを意識して走ることができるように援助していく必要があります。
リレー
リレーは、運動会の大御所。一番盛り上がりを見せる競技です。
自分たちでチームを考えたり、走る順番を考たりしながら、ルールを守って行います。この過程を一番大事にしなければいけません。先生が全て決めてしまうのはもったいない。
子ども達の意見を取り入れながら、リレーを楽しめるようにしていきましょう。
ボール運びリレーなど少しアレンジを加えてみるのも◎
パラバルーン
4歳児からはパラバルーンも扱えるようになります。「友達と動きや力を合わせる」「曲に合わせて動く」「一体感を味わう」など協調性やコミュニケーションを育みながら体を動かすことを楽しめます。
バルーンを縦に揺らす「波」、横に揺らす「洗濯機」など基本の技のほかに、「おやま」や「メリーゴーランド」、「シーソー」などの応用技も楽しめますよ。
見た目もきれいでGOOD!
ダンス
4,5歳児になるとダンスにも幅が出てきます。その場で踊るだけだったものから、隊形移動を行ったり、小道具を使ったりと工夫によってバリエーションも豊富に。
曲やテーマに合わせて衣装を着てもよいでしょう。
最近では、運動会に向けたダンス動画が多く出ているので、YouTubeで検索してみましょう。
エイサー
沖縄では、よく運動会でエイサーが行われます。パーランクー(太鼓)や、ばち(太鼓をたたく棒)の使い方を知り、曲に合わせて踊っていきます。
道具を使い慣れていたら、子ども達もノリノリで踊ることを楽しむでしょう。
運動遊び
4,5歳児になると運動遊びも活発になってきます。フラフープに縄跳び、大繩に鉄棒、たけうまにやっとこ、ホッピングなど様々な運動遊びを用意していくことで、普段行っている遊びを披露することができます。
ただし、普段から楽しめるようにすること。いきなり本番を迎えてもうまくはいかないでしょう。環境として、いつでも触れられるようにしていく必要があります。
4,5歳児の運動発達
では、4,5歳児の運動発達を見ていきましょう。個人差があるので、おおよそで捉えるようにしてください。
4歳児
- しっかりとした足取りで、長時間の散歩も可能。
- 走るスピードが出てきたり、跳べる幅も大きくなる。
- つま先やかかとで歩くこともでき、向きを変えることもできる。
- 平衡感覚の向上。片足立ちを5秒から10秒ほど持続可能。
- 「速く」「ゆっくり」など言葉の指示で体を制御したり、動かしたりできるようになる。
- 連続してでんぐり返しができる。
- 棒をよじ登ったり、足で挟んで数べり下りたりする。
- 手押し車ができる。
- 急な山道も斜面を登ったり、滑り降りたりすることができる。
- 縄跳び、跳び箱、平均台、逆上がりなどに挑戦する。
- 両手の供応操作ができるようになり、道具を使って踊ったりすることができる。
5歳児
- 力の入れ方を「強い」「中くらい」「弱い」の強弱や、「長い」「中くらい」「短い」の長短を調節できるようになる。
- スキップもできるようになる。
- ボールを投げる、受けるといった動きをコントロールできる。
- ボールをつきながら走る、蹴る、キャッチする
- 保育者のリズムに合わせて歩くリズ身を変えられる。
- ルールのあるゲームの中で、素早く動いたり止まったりできるようになる。
- 自転車に乗る、開脚跳び、タイヤの連続跳びができる。
おわりに
4,5歳児はできるようになることも増え、競技のバリエーションも豊かになってきます。時折、「小学校よりレベル高いね」といわれることも。
ただし、気を付けないといけないのは、『見栄えに走らないこと』。運動会は何のために行うのでしょうか。「親に見栄え良く見せるため?」「それは誰の思い?」
やらせようと思うのは、たいてい先生が親の目を気にしているから。園長先生も含めてね。
運動会は、運動を楽しむためにあります。体を動かすことは生涯おいて必要なこと。それを楽しめるようになるのが目的。
「上手になりたい」「かっこよくみせたい」は延長線上にあるもので、思うのは子どもです。
「うまく見せたい」「きれいに見せたい」と思うのは、先生側が勝手に思っていることです。やらせる活動になっては意味がない。
それに気づき、子どもたちが心から楽しめる運動会は何なのか考えていってもいいのかもしれません。
ということで、またやー
参考文献
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