src="https://ajax.googleapis.com/ajax/libs/jquery/3.7.1/jquery.min.js">2歳児・5月の月案作成!ねらいや内容、保育者の援助と環境構成の文例とポイントを紹介 - レイジンブログ
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2歳児・5月の月案作成!ねらいや内容、保育者の援助と環境構成の文例とポイントを紹介

子育て
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ハイサイ、レイジンです。

5月は、新しい園生活に少しずつ慣れ、安心できる時間が増えてくる時期です。2歳児クラスの子どもたちは、自分の思いを少しずつ言葉やしぐさで表現しながら、身の回りのことにも「やってみたい!」という気持ちが芽生えてきます。

とはいえ、まだまだ不安定な気持ちも見られる頃。保育では、一人ひとりの思いを受けとめながら、安心して過ごせる毎日を丁寧に積み重ねていくことが大切です。子どもたちなりに見通しをもち、くり返しの中で基本的な生活習慣を身につけていけるようにしましょう。

この記事では、2歳児クラスの5月の月案作成に役立つ「ねらい」「内容」「保育者の援助」「環境構成」「健康・食育・安全」「家庭との連携」「職員間の連携」の文例やポイントを紹介します。

それでは、いってみよー!

2歳児・4月におけるねらいと内容

では、2歳児・4月のねらいと内容を見ていきましょう。

ねらい

○園での生活に少しずつ慣れ、自分でやってみようとする気持ちを育てる。

○保育者や友だちと関わりながら、一緒に遊ぶ楽しさを感じる。

○春の自然(草花や虫など)に触れ、見つけたり集めたりすることを楽しむ。

内容

・安心できる環境で、一定時間ぐっすり眠る。

・ズボンやパンツの脱ぎ着に挑戦しようとする。

・スプーンやフォークを使って、自分で食べようとする。

・戸外で体をたくさん動かしながら遊ぶことを楽しむ。

・ままごとなどのごっこ遊びを通して、ことばややりとりに親しむ。

・のりや絵の具の感触を楽しみながら、表現遊びに関心を持つ。

・保育者に絵本を読んでもらい、簡単な言葉のやりとりを楽しむ。

・音楽に合わせて体を動かし、まねっこ遊びを楽しむ。

・興味のある遊びやおもちゃを見つけて、自分なりに遊び込む。

・草花を摘んだり、虫に触れたりしながら自然に親しむ。

ねらい・内容のポイント

5月は、少しずつ園生活のリズムに慣れ、安心できる時間や関係が育まれていく時期。

✅ 自分でやってみたい気持ちが芽生える時期なので、身の回りのことに取り組もうとする姿を温かく見守りましょう。

✅ 保育者や友だちと関わりながら、一緒に遊ぶ楽しさを感じられるよう、安心できる関係づくりが大切です。

戸外で体を動かす心地よさを味わいながら、自然とのふれあいや季節の発見を楽しむ経験を取り入れていきましょう。

✅ 絵本やごっこ遊び、表現あそびなど、ことばやイメージの世界に触れる中で、やりとりを楽しむ力を育てていきたいですね。

✅ ひとりひとりが「ここが自分の居場所」と感じられるよう、好きな遊びや安心できる場所での過ごしを大切にしましょう。

ご自身のクラスや園の様子に合わせて、子どもたちの育ちに合った計画づくりの参考になれば嬉しいです。

2歳児・5月における保育者の援助と環境構成

では、次に保育者の援助と環境構成を見ていきましょう。

保育者の援助

◎不安な様子が見られるときは、そばに寄り添い、声をかけたり手を握ったりして、安心して過ごせるようにする。

◎一人ひとりとスキンシップを取りながらゆったりと関わり、信頼関係を深めていく。

◎保育者も「おいしいね」と声をかけながら一緒に食事を楽しみ、食べる意欲につなげていく。

◎手づかみになりそうなときは、さりげなく手を添えながらスプーンやフォークの使い方を知らせる。

◎一人ひとりの排せつのリズムに合わせてトイレに誘い、成功したときは一緒に喜び、自信につなげる。

◎ズボンやパンツの脱ぎ着をしようとする姿を見守り、難しいときは手伝いながら、できたことを一緒に喜ぶ。

◎布団に入るのを嫌がるときは、無理に寝かしつけず、そばに座ったり安心できるように関わる。

◎好きな遊びや居場所を見つけて過ごせるよう、興味のある玩具や場所を一緒に探したり、遊びに加わったりする。

◎自分の思いが伝えられるように、言葉を添えたり、遊びの中で仲立ちしたりして関わる。

◎一緒に遊びながら体を動かす心地よさを共感し、のびのびと遊べるようにする。

◎保育者も一緒に春の草花や虫を見つけ、子どものつぶやきに耳を傾けながら、自然への関心が広がるようにする。

◎種まきや苗植えなどを通して季節の変化にふれ、自然に親しむ体験を楽しめるようにする。

環境構成

□ 落ち着いて過ごせるように、クッションやカーペットを敷いた安心できるスペースをコーナーに設けておく。

□ ゆったりと眠れるように、静かな音楽を流したり、安心できる保育者がそばで見守れる環境に整える。

□ 一人ひとりが集中して遊べるように、遊びのコーナーごとに仕切りを使い、見通しのよい空間を工夫する。

□ 絵本のやりとりを楽しめるように、繰り返しのある絵本や、ことばに親しめる絵本を用意しておく。

□ 貼る・描くなどの製作遊びが楽しめるように、のり・絵の具・紙などの素材と手ふきタオルを揃えておく。

□ ままごと遊びを室内外で楽しめるように、調理道具や食材のおもちゃを十分に準備しておく。

□ 戸外でのびのびと遊べるように、広いスペースを確保し、マットや運動用具を用意する。

□ 砂場には日よけを設置し、型抜きやスコップなど、砂遊びの道具を揃えておく。

□ 室内でも体を動かして遊べるように、スペースや簡単な遊具を用意しておく。

□ 季節の自然物に触れられるように、摘んだ草花や収穫したイチゴを入れるかごや容器を用意しておく。

保育者の援助と環境構成のポイント

新しい環境に慣れ始める5月。子どもたちが安心して毎日を過ごし、自分なりに楽しみながら成長していけるよう、保育者の関わり方や環境の整え方を意識していきたいですね。

✅ 子どもの「やってみたい」気持ちを大切にし、できた喜びが味わえるように見守りながら関わる。

✅ 落ち着けるコーナーや遊びのスペースを工夫し、一人ひとりが安心して過ごせる居場所をつくる。

✅ 季節の自然物に触れたり、発見を楽しんだりできるような環境を整え、子どものつぶやきや気づきに耳を傾ける。

✅ 保育者自身も一緒に遊んだり、共感したりしながら信頼関係を築き、生活や遊びの中で楽しさや心地よさを共有する。

これらのポイントを意識して、援助や環境構成を行ってみてくださいね。

2歳児・5月における健康・食育・安全について

続いて、健康・食育・安全についてみていきましょう。

健康

●日差しが強くなる時期なので、園庭にはテントやシェードを設置し、直射日光を避けられるようにしておく。

●気温の上昇に合わせて、こまめに湯茶を提供できるよう、飲みやすい温度で準備しておく。

●保育室や砂場には日除けネットやすだれなどを使い、涼しく過ごせる工夫をする。

健康のポイント

5月は日差しが強まり、気温も徐々に上がってくる季節☀️
体調を崩しやすい子もいるので、健康面の配慮はとても大切になります。

✅ 外遊びは楽しく、でも無理せずに
たっぷり体を動かしながらも、日陰で休憩できる場所を用意しておきましょう。遊びの合間に水分をとるタイミングもつくると安心です。

✅ 水分補給は“こまめに・適温で”
冷たすぎる飲み物はお腹に負担がかかることも。ぬるめの湯茶を用意して、楽しく飲める雰囲気をつくっていきたいですね。

✅ 一人ひとりの様子をしっかり観察
顔色や汗のかき方、遊び方などをよく見ながら、必要に応じて早めの休息や着替えの声かけをしていきましょう。

健康へのちょっとした気配りが、子どもたちの安心と元気につながります。

食育

◇収穫したイチゴをみんなで味わいながら、その香りや甘さを感じるひとときを楽しむ。

◇収穫や調理保育の場面では、「いいにおいがするね」「どんな味かな?」と、子どもの気づきや好奇心を受け止める。

◇食べこぼしや途中で立ち上がる場面では、無理に制止せず、落ち着いて座れるような関わりや環境を工夫する

食育のポイント

“食べることって楽しい!”を実感できるように
素材の味や香りを一緒に楽しみながら、自然と「食べたい」「食べてみよう」という気持ちが育ちます。保育者が一緒に味わう姿も、子どもにとって大きな刺激です。

“食事のマナー”はゆっくり、ていねいに
「椅子にすわって食べる」「食器を両手で持つ」「あいさつをする」など、基本的なマナーに気づきはじめる時期。繰り返し伝えながら、少しずつ身につけていけるようにしましょう。

“自分でやりたい”気持ちを大切に
スプーンを持つ手つき、食べ方、座る姿勢…。できることが少しずつ増えてくる2歳児。完璧を求めすぎず、挑戦する気持ちをあたたかく見守りましょう。

“こぼす・立ち上がる”も成長の一部
まだ集中が長く続かなかったり、うっかりこぼしたりする時期。環境を整えつつ、その子のペースで楽しく食事ができるよう寄り添っていきたいですね。

安全

★園庭の遊具や砂場は、日々の遊びが安全に楽しめるよう、あらかじめ整備・点検を行っておく。

★はだしで遊ぶこともあるため、園庭に小石や危険なものが落ちていないかを確認し、見つけた際はすぐに取り除く。

安全のポイント

園庭環境の見直しは“こまめに”
季節の変わり目は天候の影響も受けやすく、砂場や遊具まわりにも変化が起こりやすい時期。使う前の簡単なチェックを習慣にしましょう。

“はだし”の感触は楽しいけれど…
開放的な気持ちで遊べるはだしの活動。安全面にはしっかり配慮しながら、安心して楽しめるようにしていきたいですね。

「安全=信頼」に
大人がしっかり整えてくれているという安心感が、子どもたちの「やってみよう」という気持ちにもつながります。見えない配慮こそ、毎日の積み重ねが大切です。

2歳児・5月における家庭との連携

◆連休明けは子どもが情緒的に不安定になったり、生活リズムが乱れたりすることがあるため、休み中の家庭での様子を聞きながら、その子に合った関わりができるようにしていく。

◆内科検診や尿・ぎょう虫検査の結果は丁寧に伝え、必要に応じて受診の声かけを行う。

◆紫外線の影響が強くなる時期なので、戸外遊びでは後ろつば付きの帽子を着用できるよう、準備をお願いする。

◆送迎時や個別のやりとりの中で、園での姿や成長のようすを伝えたり、保護者の思いを丁寧に受け止めたりしながら、信頼関係を築いていく。

家庭との連携のポイント

“連休明けの変化”を見逃さずに
休み中の生活リズムの影響が出やすい時期。園と家庭で子どものようすを共有しながら、ゆるやかに日常リズムへ戻していきましょう。

“健康面”の情報は丁寧にフィードバック
検査結果や気になる体調の変化は、わかりやすく伝えることが大切。保護者と協力して、早めの対応につなげていきたいですね。

“ちょっとした会話”が信頼のもとに
毎日の送り迎えやふとしたやりとりの中で、保護者との距離が縮まることも。子どもの育ちを一緒に喜び合える関係づくりを大切にしていきましょう。

2歳児・5月における職員間の連携

*子ども一人ひとりの体調や食事の様子、着替えや排せつの状況などをこまめに伝え合い、その時々の状態に合わせた関わりができるようにする。

*ホールや園庭、砂場の利用計画を共有し、活動内容に応じて異年齢児との交流ができるようにしながら、職員全体で状況を把握しておく。

職員間の連携のポイント

“小さな変化”を見逃さずに共有
体調や生活リズムに揺れが出やすい時期。いつもと違う様子に気づいたら、すぐに伝え合い、チームで対応していきましょう。

“場の共有”で活動をスムーズに
園内の活動場所や時間を調整し、互いのクラスの動きを把握しておくことで、安心して異年齢とのかかわりも楽しめる環境づくりにつながります。

“連携=安心感”の土台に
職員同士がこまめに連携をとることで、子どもたちにとっても落ち着いた安心感のある毎日につながっていきます。

おわりに

新しいクラスにも少しずつ慣れ、子どもたちの表情にも安心感が見えてくる5月。とはいえ、まだまだ気が抜けない日々が続きますよね。この記事が、そんな毎日の中で「ちょっとした気づき」や「工夫のヒント」になれたらうれしいです。
子どもたちと一緒に、笑顔で5月を過ごせますように。

それでは、またやー!

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