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保育における運動会のねらいとは?~各年齢ごとのねらいや内容を考えてみた~

保育
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ハイサイ、レイジンです。

園での大きな行事の一つとして、運動会を挙げる人も多いのではないでしょうか。

今回は『運動会のねらい』を考えてみました。

運動会に関する記事についてはコチラ↓

 運動会においては、子ども達がどのように体を動かすことを楽しめるか、しっかりねらいを立てていく必要がありますよ。

それでは、いってみよー!

各年齢ごとの運動会のねらいと内容

では、さっそく各年齢ごとのねらいと内容を見ていきます。運動会に向けての取り組みや、運動会本番を想定してねらいをたてていくのでよろしくです。

5歳児のねらいと内容

5歳児は、「運動遊びの楽しさを味わう」ことや「友達と力を合わせる」といったことが運動会の大きなねらいとなってきます。

子ども一人ひとりが目当てや挑戦心をもって運動に意欲的に取り組んだり、友達と力を合わせて自分たちで運動会を進めていくといった気持ちが必要になっていきますよ。作戦を考えたりするのも5歳児ならではの活動ですね。

ねらい
○いろいろな運動遊びに興味を持って、体を動かすことを楽しむ。
○運動会への見通しを持ち、自分たちにできることを考える。
○友達と一緒に力を合わせたり、競い合ったりする楽しさを味わう。
○運動会に期待を持ち、友達と体を動かすことを楽しむ。
○自分なりの目当てをもって運動遊びに取り組む。
○自分の力を発揮したり、友達と力を合わせながら達成感や満足感を味わう。
内容
・走ったり、くぐったりするなど、様々な体の動きを繰り返し楽しむ。
・運動会に必要な係について考え、自分から取り組もうとする。
・自分の役割が分かり、友達と一緒に取り組んだり、思いを伝えながら活動に取り組む。
・勝ったり負けたりする楽しさや、友達と気持ちを合わせる嬉しさなどを感じる。
・友達と作戦などを考えたり話し合って工夫したりする。
・友達や保護者、と一緒に体を動かすことを楽しむ。
・競ったり、自分の目当てに挑戦したりして、思い切り体を動かす気持ちよさを味わう。

4歳児のねらいと内容

4歳児においては、「体を動かして遊ぶ楽しさを感じる」。ダンスを取り入れる園では「友達と一緒にリズムに乗って楽しむ」といったものが大きなねらいとして考えられますね。そんな中で、「みんなと体を動かすと楽しいな」という気持ちを持ってもらえれば最高です。

年長児へのあこがれを持つという点も、4歳児ならではですねー。

ねらい
○友達と一緒に体を動かしたり踊ったりして遊ぶことを楽しむ。
○運動会を楽しみにして、思い切り体を動かして遊ぶ心地よさを味わう。
○体を動かす楽しさを感じながら、運動会に期待を持つ。
○運動会を通して、思い切り体を動かす心地よさや自分の力を発揮して満足感を味わう。
○友達と一緒に体を動かしながら、みんなで一緒に取り組む楽しさを味わう。
内容
・思い切り走ったり、体を動かしたりして遊ぶ。
・走ったり踊ったりしながら、体を動かして遊ぶ心地よさを味わう。
・自分の力を出して思い切り体を動かす楽しさを味わう。
・運動会を通して、友達と一緒に体を動かすことを楽しむ。
・年長児の姿を見たり応援したりして、年長児へのあこがれの気持ちを持つ。

3歳児のねらいと内容

3歳児においては、「体を動かす心地よさや楽しさ」であったり、「保育者や友達と体を動かすことを楽しむ」といったあたりが大きなねらいとなってきます。体を動かす楽しさを感じながら、運動会に喜んで参加してほしいものですね。

ねらい
○友達や保育者と一緒に、体を動かす心地よさを味わう。
○曲に合わせて踊ったり、運動遊びをして楽しむ。
○友達や保育者と一緒に、のびのびと体を動かすことを楽しむ。
内容
・走ったり、踊ったり、固定遊具などで体を動かしたりして遊ぶ。
・踊ったり、かけっこや玉入れなどをして楽しむ。
・みんなで一緒に運動会を楽しみにし、喜んで参加する。

2歳児のねらいと内容

2歳児は、「自分から体を動かすことを楽しむ」「様々な動きをしてみようとする」ということが、運動においてのねらいとなります。運動遊具を使って体を動かしたり、目的物まで思い切り走ったりすることを楽しむことができると思います。

ねらい
○保育者や友達と一緒に体を動かして遊ぶことを楽しむ。
内容
・友達と一緒に全身を使った遊びを楽しむ。
・様々な運動遊具を使って体を動かす。
・目的物に向かって走ることを楽しむ。
・動物になり切ったり模倣遊びを楽しむ。

1歳児のねらいと内容

1歳児も2歳児と同様に「自分から体を動かすことを楽しむ」ことが基本となります。その中でも、鉄棒にぶら下がったり、上る、下りる、押す、引っ張る、ぶら下がるといった動きの要素やバリエーションを増やして運動を楽しんでいきたいですね。

ねらい
○保育者や友達と一緒に手足を使ったり、体を動かして遊ぶことを楽しむ。
内容
・保育者の動きをまねたり、全身を動かして遊ぶ。
・鉄棒や棒にぶら下がったり、段ボールを押したり引いたりすることを楽しむ。
・マットや巧技台などで、上ったり下ったりを十分に楽しむ。

0歳児のねらいと内容

0歳児は、基本となるのは温かな触れ合い。それを基に心と体が発達していきます。大好きな保育者と一緒に、抱っこ、ハイハイ、歩くといった動きを楽しめたらよいですね。0歳児はとくに発達の差が大きいので、個々に合ったねらいを立てていきましょー。

ねらい
○自分で体を動かすことを楽しむ。
○歩くことを楽しむ。
○目標に向かってハイハイすることを楽しむ。
内容
・緩やかな斜面や段差を登ったり下りたりするなど、ハイハイを楽しむ。
・歩いたり、探索遊びをして喜ぶ。
・玩具や人に向かってハイハイすることを楽しむ。

運動会に向けて取り組む中で気を付けるポイントとは?

運動会に向けて取り組む中で、大切なのが見栄えにこだわりすぎないこと。見栄えにこだわりすぎると、子どもへの不適切な保育が行われやすくなります。

保育者必見!運動会練習のねらいと不適切保育のリスクから子どもたちを守るために 』で詳しく述べたのですが、運動会練習で気を付けるべきポイントを↓にまとめておきます。

〇運動会のねらいは、「体を動かすことを楽しむ」「体を動かす喜びを感じる」こと。

〇保育指針でも『のびのびと』や『体を動かすことを楽しもう』ということを重要視しているよ

〇運動会練習のポイントは、『子どもが遊びで楽しんでいることを行おう』。というか、練習ととらえない方が良いのでは。

〇子どもに無理強いさせる、脅すなどの『不適切保育』を行わないために、まずは運動会を発表の場と捉えるのをやめよう

運動会も遊びの一環です。スパルタ式に運動をさせていては、子どもも運動や体を動かすことが嫌いになってしまいますよ。

おわりに

ということで、今回は『保育における運動会のねらいとは?~各年齢ごとのねらいや内容を考えてみた~』をお送りさせてもらいました。

先ほども述べましたが、運動会という大きな行事だからといって、子ども達が保護者の見せ物になるのではなく、子ども達が「体を動かすって楽しいな」という部分が感じられるような運動会になってほしいなと思います。

しかし、ただ運動させるのではなく、ねらいも立てていくことが大切ですよー。

それでは、またやー!

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