ハイサイ、レイジンです。
先日、年賀状を値上げするというニュースが舞い込んできました。1枚63円から85円へ。うーん、確かに高い気がする。85円ってほぼ100円じゃん。
こういった値上げの影響もあって、「年賀状離れがより加速するのではないか」と言われているわけです。
レイジンは保育者という仕事柄、年賀状といえば子ども達の学びの1つだととらえており、「年賀状の文化がなくなると、子ども達にとって学びの機会が減っていってしまう」という考えになってしまうのであります。
そこで今回は、『年賀状離れが子ども達に与える影響』や、『年賀状離れが進んだらどうなるか』について考えていきたいと思います。
それでは、いってみよー!
年賀状離れが子ども達に与える影響
では、さっそく年賀状離れが子ども達に与える影響について考えていきたいと思います。
字を書く機会の減少
年賀状は、子ども達が字を書いてみようと思う絶好の機会。
「大好きな○○ちゃんに年賀状を出したい」 「先生に向けて、年賀状出したいな。」
という意欲から、字を書いてみようとするのです。レイジンの保育経験からして、自らの意欲で書いてみようとする子は、字を覚えるのが早い。
年賀状ごっこを始めたことで、これまでひらがなに無関心だったり、全く字が欠けなかった子が1か月ほどであっという間にひらがなを覚え、書けるようになってしまいました。
それほど、「やってみたい」という気持ちは、子どもの力を伸ばすに当たって重要なことなのです。年賀状はそのような「書いてみたい」という気持ちが生まれてくる良い機会です。年賀状離れが進むことで、このような自分から進んで文字を書く機会が減っていくことにもつながってしまうでしょう。
手紙を送ったり、もらったりするときの感情が味わえなくなる
そして、年賀状は何といっても、ワクワク感を生み出します。
「頑張って書いたけど、無事に届くかな。」と郵便ポストに出しに行ったり、 「年賀状どれくらい来てるんだろう」と何度も郵便受けを見に行ったり。
その時のワクワク感は、普段なかなか味わえないものでしょう。
また、年賀状は、普段お世話になっている方や楽しく遊んでいる友人への感謝の気持ちも表すことができます。
・年賀状を出す→相手への感謝の気持ちを表現する ・年賀状を受け取る→相手からの感謝の気持ちを受け取る
このように年賀状離れは、子どもたちが普段とは違う方法で、感謝の気持ちを表現したり、相手の感謝をどのように受け入れるべきかを学ぶ機会が減っていくことにつながっていくのです。
伝統や文化の理解の減少
年賀状は、古くから伝わる日本の伝統的な習慣です。年賀状を通して友達や先生、大人になると同僚や取引先などに対して新年のあいさつや日頃の感謝などを伝えます。
また、季節の節目としても大事な役割を持っていて、年賀状を送ることで、年が変わるというイベントに対して楽しみも増してくるでしょう。
年賀状離れが進むと、このような伝統や文化への理解が減少する可能性があるのです。
社会の仕組みを知る
年賀状を送ることで、子どもたちなりに社会の仕組みを知ることができます。
「ポストに出した年賀状はこの後どうなるんだろうね」
と子どもたちに声をかければ、郵便物の流れをイメージしたり、興味をもって調べたりするでしょう。
郵便物がどのように送られているのか、配達されるのかを学ぶことができるのです。
日ごろ、メルカリやアマゾンなどで頼んだものも同様に配達されます。
郵便、物流に携わっている人への感謝にもつながっていきます。
年賀状離れが進んだらどうなるのか
年賀状離れが進んだら、デジタル化に進むのではないかと考えている人も多いのではないでしょうか。
かくいうレイジンもその一人。『年賀状離れが子どもに与える影響』を述べさせてもらいながらも、レイジン自身は前年から『スマート年賀』を利用させてもらっているのです。
年賀状をデジタル化にしてみた印象は、
「便利!」
通勤中でも、簡単に作成できて非常に時間の有効化ができました。
「年賀状は手書きの方がうれしい」
という方もいるでしょう。それも、アリだと思います。
大切なのは、手書きorデジタルの二極化ではなく、自分に合ったものを選択できることでしょう。
「手書きはできないけど、スマート年賀なら出せる」
「手書きで書くのは楽しいから手書きしたい。」
どちらもよいと思います。相手への思いがあればよいのです。
子ども達に限っては、手書きの方が、『文字への興味関心』や『伝統文化の理解』など学べることが多いと感じますが、その子がデジタルへの興味があり、望むのならデジタルでのやり取りも全然ありだと思います。
年賀状に関して、大人はよくて子どもはダメというのはないのです。
おわりに
ということで、今回は『年賀状離れが子どもに与える影響』ということで、述べさせてもらいました。
まとめ!!
・はがきの値上げで、年賀状離れはますます進むだろう。
・年賀状離れは、子どもたちの『字を書く』、『年賀状を心待ちにしたり、相手に感謝する』『伝統や文化を知る』などの機会が失われていくぞ。
・年賀状で大切なのは相手への気持ち。その気持ちを込め、手書き、デジタルと好きなものを選んでいきたい。
といった感じかなー。
年賀状の文化が廃れていきませんように。
それでは、またやー!
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