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2歳児・12月の月案作成!ねらいや内容、保育者の援助と環境構成の文例とポイントを紹介

保育
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ハイサイ、レイジンです。

日中の風がひんやりと感じられ、冬の足音が近づいてくる12月。
園庭では、落ち葉を集めて舞い上げたり、冬の空を見上げて「寒いね」と口にしたりと、季節の変化に気づく2歳児の姿が見られるようになります。

体を動かすことがますます楽しくなるこの時期。
かけっこや追いかけっこを楽しんだり、「できるかな?」と遊具に挑戦したりと、自分からやってみようとする姿が増えてきます。また、お友達と同じ遊びを楽しんだり、会話のやりとりが少しずつ広がったりと、関わりの幅がぐっと大きくなる時期でもあります。

一方で、気持ちの切り替えが難しかったり、思いを言葉で伝えきれずに戸惑う姿もまだまだ見られる頃。そんな時こそ、子どもの「自分で!」という意欲や、「やりたい」という気持ちを丁寧に受け止めながら、冬ならではの遊びや生活の変化を楽しめる環境をつくっていきたいですね。

この記事では、2歳児クラス・12月の月案作成に役立つ

✅「ねらい」
✅「内容」
✅「保育者の援助」
✅「環境構成」
✅「健康・食育・安全」
✅「家庭との連携」
✅「職員間の連携」

の文例とポイントを、現場ですぐに使える形で紹介します。

「2歳児の12月ってどんな姿を書けばいい?」「ねらいが似た内容になってしまう…」
そんな悩みにも寄り添える内容です。

ぜひ最後まで読んで、日々の保育や月案づくりに役立ててくださいね。

それでは、いってみよー!

  1. 2歳児・12月におけるねらいと内容
    1. ねらいの文例
    2. 内容の文例
    3. ねらい・内容のポイント(2歳児・12月)
      1. 生活の中で“自分でやってみよう”の気持ちを育てる
      2. 体を動かして、寒さの中でも気持ちよく遊ぶ
      3. ごっこ遊びややりとり遊びを楽しむ
      4. 自然にふれ、冬の季節を感じる
  2. 2歳児・12月における保育者の援助と環境構成
    1. 保育者の援助の文例
    2. 環境構成の文例
    3. 保育者の援助と環境構成のポイント(2歳児・12月)
      1. “じぶんで”の気持ちを支え、生活習慣の自立へつなげる
      2. 戸外でのびのび体を動かし、冬の遊びを楽しむ
      3. ごっこ遊びややりとり遊びが広がる環境づくり
      4. 冬の自然や行事にふれ、季節を感じられる毎日をつくる
  3. 2歳児・12月における健康・食育・安全について
    1. 健康の文例
      1. 健康のポイント
        1. 遊びと休息のリズムを整えて、心地よく過ごせるように
        2. 手洗い・うがいを“いっしょに”して、冬の感染症予防を
        3. 衣服の調節で、寒さの中でも快適に
        4. 小さなサインを見逃さず、安心して過ごせる環境を
    2. 食育の文例
      1. 食育のポイント
        1. 冬の食材にふれ、五感で味わう経験を大切に
        2. “触ってみたい・知りたい”気持ちを引き出す関わりを
        3. 食事の時間を“ことばと気持ちのやり取り”の場に
        4. 食べることは“心も育つ時間”
    3. 安全の文例
      1. 安全のポイント
        1. 外に出る前の“安全確認と身支度”をていねいに
        2. 2歳児のペースに寄り添いながら遊びを見守る
        3. 自然とのふれあいを“安心して”楽しめるように
        4. 保育者の“見守りの位置”で安心を支える
  4. 2歳児12月における家庭との連携の文例
    1. 家庭の連携のポイント
      1. 「じぶんでやりたい」気持ちを園と家庭で共有し合う
      2. 行事や季節の活動を家庭と一緒に楽しむ
      3. 気温差に合わせた衣服を相談しながら準備する
      4. 小さなサインを伝え合い、安心して過ごせるように
  5. 2歳児・12月における職員間の連携の文例
    1. 職員間の連携のポイント
      1. 「じぶんで!」の気持ちを職員全員で大切にする
      2. 行事や戸外遊びを安全に楽しむために、役割と配置を明確に
      3. 健康状態・気持ちの変化を丁寧に共有する
      4. 園と家庭の橋渡しをチームで行う
  6. おわりに
      1. レイジンのおすすめ本

2歳児・12月におけるねらいと内容

では早速、2歳児・12月のねらいと内容を見ていきましょう。

ねらいの文例

○保育者の見守りのもとで、身の回りのことに自分から取り組もうとする。

○冬の冷たい空気を感じながら、戸外で体を動かすことを楽しむ。

○友達や保育者とやりとりを楽しみながら、一緒に遊ぶ心地よさを感じる。

○保育者や友達とイメージを共有しながら、ごっこ遊びの世界を広げる。

内容の文例

・はしやスプーンを使って、自分の力で最後まで食べようとする。

・食後の片づけ(食器を決まった場所に戻す)を行う。

・トイレに行き、ズボンやパンツの上げ下ろしや排尿後の始末を自分でやってみる。

・ボタンやスナップなど、簡単な着脱に挑戦する。

・鼻水が出たときは、自分でティッシュを使ってかむ。

・戸外から戻った際は、手洗いやうがいを進んで行う。

・寒さに負けず、走ったり追いかけっこをしたりして体をたくさん動かして遊ぶ。

・簡単なルールのある遊びを、友達や保育者と一緒に楽しむ。

・行事(クリスマス会・もちつきなど)に参加し、異年齢児との関わりを楽しむ。

・ごっこ遊びで役になり切り、言葉でやりとりしながら遊びを広げる。

・絵の具やパス、身近な素材を使って描いたり作ったりすることを楽しむ。

・冬の自然や季節の変化に興味をもつ。

ねらい・内容のポイント(2歳児・12月)

12月は、朝夕の冷たい風に冬の訪れをしっかり感じられる頃です。
2歳児の子どもたちは、「自分でやりたい」という気持ちがますます強くなり、生活の中でできることが日に日に増えていく時期です。
保育者に見守られながら挑戦し、“できた”という喜びを一緒に積み重ねていくことが大きな育ちにつながっていきます。


生活の中で“自分でやってみよう”の気持ちを育てる

衣服の着脱やトイレの始末、食事の片づけなど、身のまわりのことを自分からやろうとする姿が増えていきます。
保育者は気持ちの流れを大切にしながら「できたね」「がんばったね」と共感し、子どもの意欲を支えていきます。
また、冬に入り感染症も増える季節のため、手洗い・うがいを丁寧に行い、健康に過ごせるよう意識づけていきます。


体を動かして、寒さの中でも気持ちよく遊ぶ

冷たい空気の中でも、かけっこや追いかけっこ、遊具への挑戦など、全身を使った遊びがさらに活発になります。
運動遊びを通して「もう一回!」「できたよ!」と気持ちを言葉にしたり、友達と一緒に動く楽しさを味わったりする姿が見られます。


ごっこ遊びややりとり遊びを楽しむ

2歳児らしく、イメージをふくらませたごっこ遊びが豊かになり、「貸して」「どうぞ」「いっしょにやろう」など簡単なやり取りが増えていきます。
また、歌や手遊びの模倣も盛んになり、好きなフレーズを口ずさんだり、クリスマスの雰囲気に合わせて表現を楽しんだりする姿も見られます。
遊びの中での言葉の広がりや、友達との関わりの深まりにつながっていきます。


自然にふれ、冬の季節を感じる

散歩や園庭遊びの中で、冬ならではの葉っぱや風の冷たさ、色の変化などに興味をもち、「冷たいね」「パリパリしてる」など感じたことを言葉で表現する姿も見られます。
自然とのふれあいを通して、季節への気づきや観察する力が育っていきます。


12月は、子どもたちの「自分でやってみたい」「友達と一緒にやりたい」という気持ちが大きく伸びていく時期です。
安心できる環境の中で、その思いを丁寧に受け止めながら、冬ならではの遊びや生活の経験を大切にしていきたいですね。

2歳児・12月における保育者の援助と環境構成

では、次に保育者の援助と環境構成を見ていきましょう。

保育者の援助の文例

◎はしの持ち方やスプーン・フォークの使い方をそっと知らせ、子どもの食べる意欲を大切にしながら見守る。

◎自分からトイレに行けたときには気持ちを受け止め、「できたね」と共感し、排泄の自立につなげる。

◎子どもの体調や遊びの様子に合わせて衣服を調整し、心地よく過ごせるようにする。

◎保育者も一緒に手洗いやうがいをやって見せ、冬の健康習慣の大切さを伝えていく。

◎食器は両手で丁寧に扱うことを知らせ、静かに片づけられるよう気をつけて見守る。

◎ボタンやスナップに挑戦しているときは、そっと手を添えて成功体験につなげる。

◎トイレットペーパーの使い方を一緒に確認しながら、適量を知らせていく。

◎保育者もかけっこや遊具遊びに参加し、寒さの中でも体を動かす楽しさを一緒に味わえるようにする。

◎簡単なルールのある遊びを、やって見せたり声をかけたりしながら、友達と楽しめるように支える。

◎異年齢児とかかわる場面では、安心して交流できるようそばで見守ったり、必要に応じて仲立ちする。

◎ごっこ遊びの中で言葉を交わす楽しさを味わえるよう、保育者が役になって参加したり、やりとりをつないだりする。

◎ハサミの使い方をわかりやすく知らせ、指先を使って切る面白さを味わえるよう安全に見守る。

◎“作りたい”という気持ちを大切にしながら、製作を通して達成感を感じられるようにする。

◎年末の大掃除では、一緒に机やイスを拭きながら、身の回りをきれいにする経験につなげる。

◎風の冷たさや息の白さ、葉っぱの変化などを見つけたときは、子どもと一緒に感じたことを言葉にして共感する。

◎保育者がガラガラ・ブクブクうがいをやって見せ、違いをわかりやすく伝える。

環境構成の文例

□保育室と戸外の気温差に配慮し、外へ出る前に自分で防寒着を身につけやすいよう、入り口付近にまとめて掛けておく。

□食後に片づけがしやすいよう、食器を戻す場所を分かりやすく決めておく。

□子どもが自分でトイレットペーパーを使えるよう、使う目安がわかるマークを貼っておく。

□ティッシュは子どもの手が届く位置に置き、自分で取りやすい環境をつくる。

□使用前・使用後のコップが区別できるよう、色の違うトレーや置き場所を準備しておく。

□掃除の時間に取り組めるよう、雑巾やエプロン、三角巾などの道具をそろえておく。

□戸外で全身を使って遊べるよう、簡単なルールのある遊びや運動用具を用意しておく。

□行事で異年齢児と楽しめるよう、交流しやすい活動やプログラムを考えておく。

□ごっこ遊びが広がるよう、絵本に登場する小物やなりきって遊べる道具を準備しておく。

□製作や遊びで使えるよう、子どもが扱いやすい素材や用具を十分にそろえておく。

□季節を感じられるよう、子どもの作ったクリスマスや冬の作品を保育室や廊下に飾っておく。

保育者の援助と環境構成のポイント(2歳児・12月)

12月は、冷たい風や白い息など、冬の訪れをぐっと感じられる季節です。
2歳児は「じぶんでやりたい」「いっしょにやりたい」という気持ちが一段と強くなり、自分なりの方法で挑戦しようとする姿が増えていきます。
子どもたちが心地よく過ごせるよう、一人ひとりの思いをていねいに受け止めながら、主体的に動ける環境を整えていきましょう。


“じぶんで”の気持ちを支え、生活習慣の自立へつなげる

食事や着脱、トイレなどの生活面では、2歳児らしく「自分でやる!」という姿が多く見られるようになります。
うまくいかない時には気持ちを代弁したり、必要なところだけそっと手を添えたりして、「できた!」の経験につながるよう関わっていきます。

冬は感染症が増える時期でもあるため、手洗い・うがいを歌やリズムに合わせて楽しく行えるようにし、健康習慣を身につけていきます。


戸外でのびのび体を動かし、冬の遊びを楽しむ

寒い季節でも、戸外で体を動かすことは心も体もぽかぽかにしてくれます。
園庭には、追いかけっこや登る・くぐる・渡るなど、2歳児が挑戦しやすい動きを楽しめる道具を安全に配置します。

保育者も一緒に走ったり応援したりしながら、「もういっかい!」と挑戦したくなる気持ちを育て、体を動かす心地よさを味わえるようにします。


ごっこ遊びややりとり遊びが広がる環境づくり

2歳児はイメージをふくらませる力が育ち、ごっこ遊びやまねっこ遊びがぐっと広がる時期です。
「貸して」「あとでね」「いっしょにやろう」など、簡単な言葉のやりとりを楽しめるよう、保育者がそっと仲立ちしながら関係づくりを支えます。

絵本の登場人物になりきれる小道具やままごとセットを用意し、遊びが自然に展開していく環境を整えます。


冬の自然や行事にふれ、季節を感じられる毎日をつくる

散歩や園庭遊びでは、冷たい風や白い息、葉っぱの少なくなった木など、冬ならではの変化に気づく姿が見られます。
保育者が「冷たいね」「白い息が出たよ」と言葉を添えることで、感性や言葉の広がりにもつながります。

また、クリスマスや年末の雰囲気を楽しめるよう、子どもの作品を保育室に飾ったり、簡単な行事に参加できる環境を用意したりして、季節を感じながら過ごせる毎日を大切にします。


12月は、子どもたちの「じぶんでやりたい」「友達と一緒が楽しい」という気持ちが大きく育つ季節です。
保育者がその思いを優しく受け止めながら、挑戦する喜びと冬ならではの発見を味わえる環境をつくっていきましょう。

2歳児・12月における健康・食育・安全について

続いて、健康・食育・安全についてみていきましょう。

健康の文例

●暖房器具を使用する際は、室温と湿度のバランスに気をつけ、適度に換気をして新鮮な空気を保つ。

●乾燥しやすい冬場は、加湿器を活用したり、水分補給の声かけを行い、のどや肌が乾きすぎないようにする。

●子どもがよく触れる場所や玩具、トイレなどはこまめに消毒し、感染症の予防に努める。

●鼻水や咳など体調の変化に早めに気づき、一人ひとりの様子に合わせて無理なく過ごせるよう配慮する。

健康のポイント

12月は、外の空気が一段と冷たくなり、体調を崩しやすい季節です。
2歳児が安心して過ごせるよう、無理なく遊べる環境と、気持ちよく過ごせる生活リズムを整えていきましょう。


遊びと休息のリズムを整えて、心地よく過ごせるように

走る・登る・追いかけっこなど、活発に体を動かして遊ぶ姿がますます増える時期です。
しっかり遊んだ後は、湯茶を飲んだり、絵本コーナーでゆったり過ごしたりと、ほっとできる時間をつくります。

「たくさん遊んだね」「ちょっと休もうか」と優しく声をかけることで、遊びと休息の切り替えがスムーズになります。

手洗い・うがいを“いっしょに”して、冬の感染症予防を

2歳児は保育者の動きをよく見てまねしながら生活習慣を身につけていく時期です。
冬は特に感染症が増えるため、手洗いやうがいを保育者と一緒に行い、楽しく習慣化していきます。

「ピカピカになったね」「ガラガラ上手だね」と共感しながら取り組むことで、健康に過ごす意識が育ちます。

衣服の調節で、寒さの中でも快適に

朝夕と日中の寒暖差が大きく、体温調節が難しい季節です。
薄手の上着や防寒着をすぐ手に取れる場所に準備し、活動の合間に子どもの様子を見ながらこまめに調節します。

「これ着るとあったかいね」「外は寒いね」と言葉を添えながら、快適に過ごせる工夫をしていきましょう。

小さなサインを見逃さず、安心して過ごせる環境を

2歳児は言葉で気持ちを十分に伝えることが難しい場面もあります。
だからこそ、表情・遊び方・食欲などの小さな変化を丁寧に受け止め、必要に応じて職員間で共有していきます。

家庭ともこまめに連携しながら、子どもが安心して園生活を送れるよう支えていきましょう。


12月は寒さの中でも「やってみたい」「もっと遊びたい」という意欲が光る季節です。
その気持ちを大切にしながら、心も体も温まる環境づくりを通して、元気に過ごせる毎日を整えていきましょう。

食育の文例

◇もちつきに親しみがもてるよう、うすやきねなどの道具を子どもの目に入りやすい場所に置き、触れたり眺めたりできるようにする。

◇旬の食材(こまつな・だいこん・りんご など)を手に取って見られるように飾り、色や形の違いに気づける環境をつくる。

◇給食やおやつで冬の食材が登場する際には「これさっき見たね」などとつなげて話し、食への興味を広げる。

◇食材の匂いや重さを感じられるよう、実物に触れる機会をつくり、食べ物への関心を育てる。

食育のポイント

12月は、冬の食材がぐっとおいしくなる季節。
2歳児は“知りたい”“やってみたい”という気持ちがさらに育ち、食材への興味や、「これは何?」「触ってみたい!」という姿が多く見られるようになります。
保育者と一緒に、季節の食べ物にふれる豊かな時間を大切にしていきましょう。

冬の食材にふれ、五感で味わう経験を大切に

大根・小松菜・りんごなど、冬の食材を見たり触ったりする中で、重さ・色・感触の違いに気づく姿が見られます。
「つめたいね」「重たいね」「白くてきれいだね」と言葉を添えることで、興味をさらに深めることができます。

また、もちつきで使う“うす”や“きね”を間近で見たり触ったりすることで、食や行事への期待もふくらみます。

“触ってみたい・知りたい”気持ちを引き出す関わりを

2歳児は、保育者と一緒に食材を手に取る時間が大好きな時期です。
匂いをかいだり、そっと触ってみたりしながら、「どんな匂い?」「なんかあったかいね」と会話が広がります。

給食でその食材が登場するときには、「これ、さっき見た大根だよ」とつなげて話すことで、食べる意欲にもつながっていきます。

食事の時間を“ことばと気持ちのやり取り”の場に

ことばが増えてくる2歳児にとって、食事の時間は気持ちを共有する大切な瞬間です。
「おいしいね」「あったかいね」「シャキシャキだね」など、保育者の言葉が子どもの“感じる力”を広げます。

自分で食べられた時や新しい食材に挑戦できた時には、「食べられたね」「がんばったね」と気持ちに寄り添い、達成感につなげていきましょう。

食べることは“心も育つ時間”

12月の食育を通して、

「食べるのっておもしろい」「触ってみると楽しい」「自分でやってみたい」

という気持ちが大きく育つよう、毎日の関わりを丁寧に積み重ねていきましょう。

安全の文例

★園庭の遊具や地面に霜がついていないかを確認し、濡れて滑りやすい場所はていねいに拭き取り、安全に遊べるようにする。

★朝の冷え込みで手すりや遊具が冷たくなっている場合は、触れたときのびっくりを防ぐために温度を確認し、必要に応じて子どもに声をかけていく。

★霜がおりる日は、足元がすべりやすくなるため、走る遊びの前に「ゆっくり歩こうね」と伝えるなど、安全に遊べる環境を整える。

安全のポイント

12月は、冷たい風や霜がおりる日が増え、冬の訪れを感じる季節です。
2歳児は戸外で体を動かすことがますます楽しくなり、興味の向くままに走ったり、遊具に挑戦したりする姿が増えていきます。
その一方で、冬ならではの滑りやすさや寒さによる不調も起きやすいため、安心して遊べる環境づくりがとても大切になります。


外に出る前の“安全確認と身支度”をていねいに

戸外へ出る前に、遊具や地面に霜がついていないか、滑りやすい場所がないかをチェックし、安全に遊べる環境を整えます。
気温に合わせて防寒着を準備し、「これ着るとあったかいね」と声をかけながら、子どもが安心して外に出られるようにします。


2歳児のペースに寄り添いながら遊びを見守る

2歳児は気になるものにまっすぐ向かっていったり、好きな遊びに夢中になったりする時期です。
保育者が近くで見守り、「ここすべりやすいよ」「ゆっくりいこうね」と必要なタイミングで声をかけながら、安全に遊べるように支えていきます。

挑戦する気持ちは大切にしつつ、危険につながりそうな場面ではそっと手を添えて安心感をもてるようにします。


自然とのふれあいを“安心して”楽しめるように

冬の園庭には、落ち葉や木の枝、冷たくなった石など季節ならではの自然物があります。
触ると危ないものは避けながら、「つめたいね」「かたいね」と感じたことを一緒に言葉にして、自然とのふれあいを楽しめるようにします。

遊んだあとは、風邪や感染症の予防のために丁寧に手洗いを行い、健康に過ごせるように習慣づけていきます。


保育者の“見守りの位置”で安心を支える

2歳児は遊びに集中すると視野が狭くなり、周りが見えにくくなることがあります。
保育者は子どもの近くに立ち、全体が見渡せる位置で声をかけられるようにし、危険が起こる前にさりげなく寄り添いながら安全を守ります。


12月は、寒さの中でも「もっと遊びたい!」という意欲がキラキラと見られる季節です。
冬ならではの魅力を感じながら安心して遊べるよう、ていねいな準備と温かい見守りで、子どもたちの挑戦を支えていきましょう。

2歳児12月における家庭との連携の文例

◆インフルエンザや胃腸炎など冬の感染症について、園での様子や予防ポイントを掲示物やお便りで伝え、家庭でも意識して取り組んでもらえるようにする。

◆寒さで厚着になりやすい時期のため、薄着で動きやすく調節しやすい衣服の準備をお願いし、保健便りを通して衣服選びのポイントを共有する。

◆もちつきやクリスマス会など、12月の行事予定を掲示して知らせ、家庭でも楽しみにできるようにする。

◆たこ揚げ・かるた・お正月遊びなど、この時期ならではの伝承遊びや年末年始の過ごし方をお便りで紹介し、親子でゆっくりふれあう時間につなげてもらう。

家庭の連携のポイント

12月は、冷たい風や朝の冷え込みがぐっと増え、体調を崩しやすい季節です。
園と家庭が同じ視点で子どもの健康と気持ちを支えながら、“安心してすごせる毎日”を一緒に作っていきましょう。


「じぶんでやりたい」気持ちを園と家庭で共有し合う

2歳児は、着替え・食事・トイレなどで「自分でやる!」という姿がますます増えていく時期です。
園での小さな挑戦や“できた”の瞬間を家庭にも伝え、家庭での頑張りも園に共有してもらうことで、子どもの意欲をさらに育てていくことができます。

園と家庭で同じ気持ちをもって支えることで、「やってみたい!」という力がぐんと伸びていきます。


行事や季節の活動を家庭と一緒に楽しむ

12月は、クリスマス会やもちつきなど楽しみがたくさんある季節です。
園で取り組んでいる製作や季節のあそび、行事の準備の様子を家庭に伝えることで、「楽しみだね」「がんばってるね」と親子の会話が自然と広がります。

園と家庭が同じ目線で成長を見つめることで、子どもも安心して活動を楽しめるようになります。


気温差に合わせた衣服を相談しながら準備する

冬は朝夕と日中の寒暖差が大きく、体温調節が難しい時期です。
園では活動に合わせてこまめに衣服の調整をしますが、

「今日は防寒着があると安心です」
「汗をかきやすいので着替えを多めにお願いします」

など、家庭と相談しながら準備しやすいよう声をかけていきます。

厚着になりすぎず、動きやすい衣服を共有しながら整えていきましょう。


小さなサインを伝え合い、安心して過ごせるように

2歳児は言葉の成長途中のため、気持ちや体調のゆれが行動や表情に強く出ることがあります。
園と家庭で、機嫌・食欲・睡眠・排泄などの小さな変化をこまめに伝え合うことで、より安心して過ごせる環境づくりにつながります。

「いつもと違うな」を共有し合うことで、子どもが心地よく過ごせる毎日が整います。


12月は、子どもたちの「自分でやってみたい」「楽しみたい」という意欲がキラキラと育つ季節です。
園と家庭が温かくつながりながら、一人ひとりが安心して冬を過ごせるよう、丁寧に寄り添っていきましょう。

2歳児・12月における職員間の連携の文例

*感染症が増える時期のため、保護者からの健康に関する連絡や気になる様子は職員間で細かく共有し、園での対応方法を確認しておく。

*クリスマス会やもちつきなど年末の行事について、異年齢クラスの担任と役割分担や当日の動きを事前に話し合い、子どもが安心して参加できるよう準備する。

*園内の感染状況を把握しながら、保育室の消毒や掃除の方法を共有し、職員同士で協力して予防に努める。

*冬至メニューや季節の食材を取り入れた献立について、栄養士と相談し、行事や季節感を子どもと一緒に楽しめるようにする。

職員間の連携のポイント

12月は、子どもたちの「じぶんでやってみたい」「一緒に楽しみたい」という気持ちがよりいっそう育つ季節です。
寒さが増える中でも安心して挑戦できるよう、職員同士の連携と共通理解がとても大切になります。
日々の姿を振り返りながら、チームで子どもたちを支えていきましょう。


「じぶんで!」の気持ちを職員全員で大切にする

2歳児は、着替え・食事・トイレなどで「自分でやる」という姿がぐっと増える時期です。
どの場面は見守り、どの場面は少しサポートするかなど、声かけのタイミングや援助の仕方を職員間で統一しておくことで、子どもは安心して挑戦できるようになります。

「今日はここまでできたね」「昨日よりスムーズだったよ」など、日々の小さな育ちを共有することで、次の意欲につながります。


行事や戸外遊びを安全に楽しむために、役割と配置を明確に

12月は、クリスマス会やもちつきなど行事も多い時期です。
また、寒さの中でも園庭や散歩で体を動かす姿が増え、遊具に挑戦する場面も見られます。

事前に「どこが見えにくいか」「誰がどの子どもを中心に見るか」を話し合い、役割分担を明確にしておくことで、安全に活動を楽しむことができます。


健康状態・気持ちの変化を丁寧に共有する

2歳児は体調の変化や気持ちの揺れが、行動や表情に表れやすい時期です。
検温の様子、食欲の変化、疲れやすさ、甘えたい気持ちなどを職員間で細かく共有することで、早めの対応につながり、安心して過ごせる環境が整います。

「今日はいつもより眠たそうだったね」「外遊びはたくさん楽しめたね」といった小さな気づきも、子ども理解に大切な情報となります。


園と家庭の橋渡しをチームで行う

保護者への声かけや伝える内容は、職員間で方針を合わせておくことで、家庭にとっても安心感につながります。
健康面、衣服、行事の参加についてなど、園全体で統一した関わりができるようにしていきます。

連絡帳の記入や送迎時の伝え方も方向性を揃えることで、家庭と園があたたかくつながる関係を築けます。


12月の「やってみたい」「もっと楽しみたい」という気持ちは、職員一人ひとりのまなざしと丁寧な連携によって伸びていきます。
チームで支え合いながら、子どもたちが冬の毎日を安心して、のびのび過ごせるようにしていきましょう。
チームで支え合いながら、子どもたちが安心して成長できる毎日を作っていきましょう。

おわりに

2歳児の12月は、「じぶんでやってみたい」という気持ちと、「友達や保育者と一緒が楽しい」という気持ちが、ぐっと大きくふくらむ時期です。
その一方で、寒さや体調のゆらぎ、行事の多さなど、子どもにとっても大人にとっても少しあわただしくなりやすい季節でもあります。

だからこそ、月案づくりでは
「できているかどうか」だけでなく、「どんな気持ちで過ごしているか」「どんな経験を積み重ねていきたいか」
に目を向けていけると、日々の保育がぐっと豊かになります。

この記事で紹介した

  • ねらい・内容
  • 保育者の援助・環境構成
  • 健康・食育・安全
  • 家庭・職員間の連携

の文例は、そのまま使っても、少しアレンジしてもOKです。
クラスの実態や、園ならではの文化に合わせて、しっくりくる形に整えてもらえたら嬉しいです。

12月の一日一日が、子どもたちにとって「やってみてよかった」「みんなといると安心する」と感じられる時間になりますように。

そして、忙しい中でも、保育者自身が「このクラスと過ごす12月、いいな」と思える月案づくりのヒントになっていたら幸いです。

それでは、またやー!

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