ハイサイ、レイジンです。
レイジン家には一男二女と男の子、女の子の両方がおり、最近は長男と長女の違いがより鮮明になってきたなーと感じる次第でございます。次女はまだ6か月。
園に勤めている際も、それぞれの個性がありながらも、男の子と女の子で特徴に違いがあるなーと感じることも。
そこで、今回は男の子と女の子の一般的な特徴を知り、みなさんの子育てに活かしていければなーと思いっております。
決して「男の子だから○○しなきゃ」「女の子でしょ」といった男女差別的なことではないのであしからず。
それでは、いってみよー!
男の子と女の子の特徴の違い
これから、男の子と女の子の特徴の違いを述べていくのですが、あくまで一般的なものになります。大切なのは、子ども一人ひとりの特徴を見守ること。性格や得意不得意は一人一人違います。「男の子なのに~」といった考えはやめましょう。
脳の発達の違い
女の子の方が脳の成熟が早い
男の子は、男性ホルモンの影響で成長ホルモンが抑制されるので、体と脳の成長が一時的に抑えられるのだとか。なので、一般的に女の子の方が、より脳の成熟が早いといわれています。
女の子は言語能力が高い
女の子はおしゃべり上手とよく言われますが、実際に24か月の時点で平均的な女の子の語彙量は男の子と比べ、約50語多いのだとか。
保育園や小学校などでも女の子の方が話し上手なイメージがあります。おままごとに興味を持ったり、言葉を使ったコミュニケーションを好んで行うからでしょうか。
空間認識能力が高い男の子
男の子には驚くべき能力があります。それは空間認識能力の発達。男の子は頭の中で物を回転させたりする力が強いといわれています。生後3~5か月で、物を回転させても元の物体だとわかるのだとか。女の子はほとんどわからないそうです。
この差は成長するにつれ広がるのだとか。もちろん、女性でも空間認識力が高い方もいると思いますが、一般的には男性の方が高いといわれています。
色を識別できる女の子
ニューヨーク州立大学ブルックリン校の研究では、男性よりも女性の方が色を細かく識別できることが分かったそうです。女性は29色すべて識別できるが、男性はできないのだとか。
女性ははるか昔から赤ちゃんの体調を見るために顔色を見る能力が発達してきたと言われており、そのため女の子は色を識別する能力が優れているという可能性があります。
男の子と女の子の脳に、違いはさほどないともいわれている
ここまで、男の子と女の子の脳の違いについて述べましたが、シカゴ医科大学の研究によると、男女の脳に異なる違いは見られないということが言われています。これまで世間一般で言われてきたり、その他の研究で言われていることとは全く違う見解。脳の違いなどについては、慎重に見ていく必要がありそうですね。
親の接し方による育ち方の違い
親の接し方では、男の子と女の子で育ち方に違いが出るといわれています。
子どもに対して、過剰に厳しく育てると、
男の子→ルールを守る意識が低くなる。 女の子→計算高い性格になる
といわれています。
また、甘やかして育てると
男の子→ルールを守らず、お金のことばかり考えている。打算的。 女の子→男の子のようにはならないが、甘やかしすぎると、親の面倒を見たいと思う気持ちが少なくなる傾向がある。
といった性差の違いがあります。
厳しくても甘やかしすぎても男の子はルールを守らなくなるという結果に。また甘やかされて育った男の子は、ギャンブルや麻薬、判事に走ったりすることもあるのだとか。男の子ムズすぎっ!!
世間ではどのような違いがあるといわれているか
その他にも、世間では男の子と女の子でこのような違いがあるといわれています。
・男の子は機械や乗り物は好きで、女の子は人形やままごとが好き ・男の子は行動的だが、女の子は感情や言葉のやりとりが多い ・男の子は、自分の感情を表に出すことは少ないが、女の子は積極的に感情を表現する。 ・男の子はリスクを冒すことを好むが、女の子は慎重。 ・男の子は甘えん坊だが、女の子はしっかり者。
等々ほかにもたくさんあると思います。もちろん、「私の息子はままごとが好きだけど。」「僕の娘は、行動的だよ」などというのも個人差で全然あると思いますが、一般的には男の子と女の子でこのような違いがあるということですね。
男の子と女の子の違いを活かした子育てとは
では、このように一般的に言われている男の子と女の子の違いをどのように子育てに活かせばよいのでしょうか。
男の子のコミュニケーション力を上げる
コミュニケーションにおいては、男の子にはたくさん話してもらうようにしましょう。先ほども述べた通り、女の子の方が言語能力が高いことが分かっています。男の子があまりしゃべらないことも自然なことではあるのですが、自分のことや出来事など話してもらうことで、
・言語能力を高める ・感情を表現する ・コミュニケーションのスキルを高める
といったことが期待できます。親はたくさん話してもらうように、
・オープン・クエスチョン(相手が自由に回答できる質問の仕方。YES or NOで答えられる質問ではない)で質問して、聞き手に回る。 ・関心を持って聞く→子どもが話すことに関心を持つことで、話す意欲が高まる。また、子どもが興味のあるような話題を提供する。
などの方法が効果的になってきます。
女の子に自信をつける
男の子よりも脳の成熟が早く、言語能力も高いといわれる女の子ですが、真面目に頑張りすぎてしまう傾向も見られます。保育の現場でも、女の子は活動に真面目に取り組むことが多いという肌感覚があります。
失敗を恐れたり、他人の期待に応えようとしたり、頑張りすぎて疲れが出たり・・・
そんな女の子には、家庭を落ち着ける安全な場所にしすることや、成功体験を積ませた方が良いといわれています。家庭が落ち着く場所になることで、心身のバランスを整えることできたり、成功体験から自信がつくことで、自分らしさも出てくるようになるのです。
興味・関心を尊重しよう
子育てにおいて、男の子、女の子両方に言えることが、それぞれの興味や関心を尊重しましょうということ。
男の子は機械や乗り物など科学的なこと、技術的なことに興味を持ったり、女の子はままごと、ごっこ遊びなど創造的、表現的なものに興味を持ちやすいといわれています。
そんな時は
男の子→好奇心を刺激するような、廃材など工作できるものを用意する。車の展示会に連れていく 女の子→絵を描いたり、物語やままごとの世界観を一緒に楽しむ
といった機会を与えていきましょう。
もちろん、男の子が人形遊びやままごとが好き、女の子が車が好きといったことがあります。全然かまいません。その子らしさです。子どもに合った環境を提供してあげましょう。
先入観を押し付けるのはやめよう
ここまで男の子と女の子の違いを述べてきました。
ですが、あくまで一般的に言われているものです。この違いを「男の子だから…」「女の子だから…」と先入観を押し付け、個性を尊重しない捉え方をしてしまってはいけません。
例を挙げると、
・男の子だから強くなきゃ。女の子だから優しくないと。 ・男の子だからリーダーシップを発揮して。女の子だから家庭的にならないと。 ・男の子だから体を動かすのが得意でしょ。女の子だから細かいこと作業できるんじゃない。 ・男の子だから静かにしていた方がいいよ。女の子だからお話は上手だよね。
などきりがありません。このような先入観が世の中には多く存在するのです。
しかし、何度も言うように「男の子だから○○しなきゃ」「女の子だから○○して」というのは、その子の個性を認めていないことになります。子ども一人ひとりの個性を認め、成長を見守っていくことが親として大切な役割になるのです。
おわりに
といういことで、今回は『男の子と女の子の特徴を活かす~それぞれの特徴を活かした子育てで幸せをつかもう~』ということで、男の子と女の子の一般的に言われている特徴と、その特徴を活かした育て方について述べさせてもらいました。
ただし、大事なのは一番最後に述べた「先入観を持たずに、個性を大切にする」ということ。男の子でも女の子でも、その子の興味関心を見つけ、大切にしていってほしいなーと思います。
今後、個性を大切にすることも述べていけたらなーと思います。
それでは、またやー!
参考文献
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