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迷わない!3歳児 2月の月案作成完全ガイド|ねらい・内容・保育者の援助・環境構成のポイント&事例

保育
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ハイサイ、レイジンです。

2月は、節分や発表会など、園の行事が盛りだくさんの月ですね!3歳児になると、心身の発達が著しく、できることもどんどん増えてきます。

「先生、見て!」「できたよ!」

そんなキラキラ輝く子どもたちの笑顔を、もっともっと伸ばしてあげたい!

でもその一方で、寒さが本格的で、体調を崩しやすい季節でもあります。元気いっぱいに過ごせるようにしつつ、行事の準備や日々の保育もしっかり進めたい…と、保育者にとっては悩みも増える時期かもしれません。

今回は、3歳児の月案を作る際に役立つ「ねらいや内容」「保育者の援助」「環境構成」のポイントを、行事や季節感を取り入れながら解説します。3歳児の発達段階に合わせた具体的な活動例や、家庭との連携、食育についても触れていきます。

寒い冬でも、子どもたちが楽しく、そして成長を感じられるような月案を、一緒に考えていきましょう!

それでは、いってみよー!

1.3歳児・2月月案作成の文例・ポイント

では、3歳児・2月の月案作成の文例やポイントをみていきましょう。

ねらい

○ 自分の生活に必要なことを見通し、身の回りのことを自ら行おうとする。
○ 友達と一緒に体を動かす楽しさを味わい、様々な役になりきって遊ぶことを楽しむ。
○ 遊びの中で、自分の気持ちを伝えたり、表現したりする楽しさを味わう。
○ 新しい用具や素材に触れ、試したり、工夫したりして遊ぶことを楽しむ。
○ 冬の自然に親しみ、その変化や面白さを感じる。

内容

○ 園での生活リズムを把握し、身支度や手洗い・うがいなどを自分から行う。
○ 遊びで使った物を友達や保育者と一緒に片付ける。
○ 戸外で、鬼ごっこや簡単なルールのある遊び、伝承遊びなど体を動かして遊ぶ。
○ 楽器に触れたり、遊びに必要な物を工夫して取り入れたりして遊ぶ。
○ ごっこ遊びや劇遊びで、好きな役になりきって表現する。
○ 友達との関わりの中で、自分の思いを言葉や動作で伝え、共感し合うことを楽しむ。
○ 霜柱や氷、雪などの冬の自然に気づき、触れたり遊びに取り入れたりして楽しむ。
○ 寒さの中でも咲く花や植物に気づき、触れたり、香りを感じたりして楽しむ。

ねらい・内容のポイント

・身の回りのこと
自分の生活に必要なことを見通し、身の回りのことを自ら行おうとする。(自立心)

・用具や素材
新しい用具や素材に触れ、試したり、工夫したりして遊ぶことを楽しむ。(探求心、創造性)

・友達との関わり
友達と一緒に体を動かす楽しさを味わい、様々な役になりきって遊ぶことを楽しむ。(協調性、社会性)

・表現
遊びの中で、自分の気持ちを伝えたり、表現したりする楽しさを味わう。(表現力、コミュニケーション能力)

・自然
冬の自然に親しみ、その変化や面白さを感じる。(自然への関心、感性)

文例は子どもの姿、園の実態に応じて参考にしてもらえたらなと思います。ねらいや内容のポイントを意識しながら保育していけるといいですね。

では、次に保育者の援助と環境構成を見ていきましょう。

保育者の援助

◎ 自立心を育む
* 自分でしようとする姿や一人でできた様子が見られたら、共に喜んだり認めたりして自信や喜びにつなげる。
* 片付けや整理整頓などを自分で気づいて取り組めるように、必要性を伝えたり、時間にゆとりをもった生活の流れや楽しく取り組める工夫をする。

◎ 安全な環境
* 遊びや生活の中で、安全な遊具や道具の使い方を一緒に取り組みながら伝える。

◎ 体を動かす楽しさ
* 鬼ごっこや簡単なルールのある遊びを通して、友達と一緒に体を動かして遊ぶ心地よさを感じられるようにする。
* 保育者が一緒に繰り返し楽しむことによって、子どもたちから進んで遊びを楽しめるようにする。

◎ コミュニケーション
* 自分の思いを言葉や動作で伝え、友達に気持ちが伝わる心地よさを味わったり、友達とのやり取りが楽しめたりするように、場面に応じて仲立ちをする。

◎ 表現する楽しさ
* 友達と一緒に役になり切って楽しめるように、保育者も一緒に繰り返し楽しむ。
* 絵本の中の言葉を言ったり、同じ動きをしたり、同じ物を持ったりすることで、友達と一緒に表現する楽しさを感じられるようにする。
* 自分のしたいことや思ったことなどを言葉やしぐさで表していけるように場面に応じて仲立ちし、友達に気持ちが伝わる心地よさが感じられるようにする。
* 好きな役になり切って楽しんで遊んでいる姿を受け止め共感したり、簡単な繰り返しの言葉のやり取りがある絵本を読み聞かせたりしながら真似して遊んでみたくなるきっかけをつくり、友達とのやり取りが楽しめるようにする。

◎ 自然との触れ合い
* 子どもたちと一緒に戸外に出て、氷や霜柱に触れ、冬の自然の面白さや不思議さに共感する。
* 保育者が積極的に戸外に出て、氷や霜柱などに触れ、冬の自然の様子に気づけるようにする。
* ボール遊びや鬼ごっこなどみんなで遊ぶ時間をつくり、体を動かして遊ぶ心地よさやみんなで遊ぶ楽しさが味わえるようにする。

◎ 伝統行事
* 節分やひな祭りなどの伝統行事に興味がもてるように、豆まきをしたり千代紙や金色紙などの新しい素材でひな人形作りをしたり、豆まきの手遊びやひな祭りに関する歌を歌ったりする。
* 寒い中でも咲き始めたウメやヒヤシンスなど子どもたちと一緒に見つけ、見たり香りをかいだりして身近な自然に興味が持てるようにする。
* 子どもたちが豆まきやひな祭りに興味を持ち参加できるように紙芝居や絵本などを通して節分やひな祭りの由来を分かりやすく伝える。

環境構成

□ 遊びの充実
* 遊びの中でイメージしたことや必要な物が作れるように用意したり、一緒に考えたり作ったりする。
* 時間にゆとりを持った計画を立て、自分たちでできたという満足感が味わえるようにする。
* 遊びに必要なものが作れるように素材を用意したり、一緒に考えて作ったりする。

□ 表現活動の促進
* 踊ったり、楽器を鳴らしたり、歌を歌ったりすることが楽しめるように、音楽を流したり楽器などを用意したりする。
* 自分が作ったものや友達が作ったものに興味を持ったり、友達との会話を楽しんだりできるように作品を飾る。

□ 季節の行事
* 豆まきで使う豆入れが作れるように材料を準備したり、ヒイラギ、イワシ、豆がらを飾ったりして怖がらずに楽しく参加できるようにする。
* 節分やひな祭りなどの伝統行事に触れ、親しみを感じられるような環境を整える。
* ひな人形作りに興味が持てるように、千代紙や金紙などの新しい素材を取り入れる。

□ 自然との触れ合い
* 寒い中でも咲き始めたウメやヒヤシンスなどを見つけやすい場所に植えたり、飾ったりする。
* 冬の自然に触れる機会を設け、氷や霜柱などに触れたり、観察できるような環境を整える。
* 図鑑や絵本など、冬の自然や伝統行事に関する資料を用意する。

保育者の援助と環境構成のポイントは以下の通りです。

保育者の援助・環境構成のポイント

◎ 自立心を育む
・子どもが自分でやろうとする気持ちを大切にし、一緒に喜びながら自信につなげる。
・片付けや整理整頓を楽しく取り組めるよう、分かりやすい環境をつくる。

◎ 安全な環境
・遊具や道具の使い方を一緒に確認し、安全に使えるようにする。

◎ 体を動かす楽しさ
・鬼ごっこやルールのある遊びを通して、友達と体を動かす心地よさを味わえるようにする。
・保育者も一緒に楽しみ、子どもが主体的に遊びに関われるようにする。

◎ コミュニケーションと表現
・子どもが自分の気持ちを表現しやすいように関わり、友達とのやり取りを楽しめるようにする。
・役になりきる遊びや絵本の言葉遊びを取り入れ、表現する楽しさを広げる。

◎ 自然との触れ合い
・戸外で氷や霜柱に触れ、冬の自然に気づく機会をつくる。
・梅やヒヤシンスを見つけやすい場所に植えたり、飾ったりする。

◎ 伝統行事

・豆まきやひな祭りの由来を絵本や紙芝居で伝え、楽しく参加できるようにする。
・豆入れ作りやひな人形作りの材料を用意し、興味を引き出す。

2月は、表現活動が活発になる時期でもあります。保育者は、子どもたちの表現したい気持ちをくみ取り、様々な方法で表現できるような環境を整えることが大切です。

また、発表会に向けての活動だけではなく、自然や伝統行事に触れたり、自立に向けての丁寧な援助も心掛けていきたいですね。

健康・食育・安全について

続いて、健康・食育・安全についてみていきましょう。

健康

●手洗いやうがいの習慣を身につけられるように伝え、室内の換気や湿度を調整しながら、感染症の予防に努める。

●体調を崩しやすい時季のため、引き継ぎの際には子どもの体調変化を丁寧に共有し、一人ひとりの様子を把握する。

●室内外の気温差に配慮し、衣服の調整ができるよう声をかける。

●こまめな水分補給を促し、寒暖差による体調不良を防ぐ。

●十分な休息がとれるよう、落ち着いて過ごせる環境を整える。

冬は「衣服の調節」や「感染症予防」だけではなく、「水分補給」も大切。温度差や体温維持などで体力も消耗しやすいから、適度な休息も必要になってくるよ。

食育

◇ 節分には、自分の年の数と同じだけ豆を食べることで、健康を願う風習があることを伝える。
◇ 冬に旬を迎える食材に触れ、季節の食べ物を知る機会をつくる。
◇ 寒い時期に体を温める食べ物を紹介し、食べることで元気になることを伝える。

冬は大根や白菜などの旬の野菜に触れる絶好のチャンス。実際に見たり、触れたりすることで、食材に対する関心が高まります。こうした季節の食べ物を楽しみながら、食育を進めていくことが大切ですね。

安全

★節分の豆まきでは誤飲を避けるため、園では実際に豆を食べず、新聞紙などの製作物を用いた豆まきが楽しめるようにする。
★冬は滑りやすい場所が増えるため、転倒防止のための注意を促し、子どもたちが安全に遊べるようサポートする。

節分の豆まき、子どもたちには楽しい行事ですが、誤飲のリスクがあるので、園では実際には豆を食べないようにしていますよね。氷や霜での転倒など冬ならではの安全配慮がポイントです。

家庭との連携

家庭との連携も見ていきましょう。

◆ 発表会に向けた取り組みの様子や活動のねらいを、送迎時やクラス便り、掲示物などを通して伝え、当日の姿だけでなく、過程での成長も感じてもらえるようにする。

◆ 個人面談や懇談会を行い、子どもたちの1年間の成長を保護者と振り返りながら喜び合い、次年度の発達の見通しを共有する。

◆ 感染症が流行しやすい時期のため、手洗いやうがいの大切さを伝え、家庭でも予防を意識してもらえるようにする。

2月は発表会に向けての取り組みが本格化し、子どもたちの成長を感じる機会が増える時期ですね。当日の姿だけでなく、日々の頑張りや成長の過程も大切に伝えていきたいものです。また、年度の締めくくりとして懇談会を開き、1年間の成長を振り返ることも貴重な時間になります。さらに、感染症が流行しやすい時期でもあるので、家庭と連携しながら予防を心がけていきたいですね。

職員との連携

最後に職員間の連携になります。

☆ 感染症が流行しやすい時期のため、引き継ぎの際には丁寧に情報を共有し、子ども一人ひとりの体調を把握する。
☆ 発表会に向けて、子どもたちが楽しんで取り組めるよう、保育内容や準備について打ち合わせを行い、ねらいや進め方を共有する。

2月は感染症が広がりやすく、体調管理がより重要になる時期です。職員間でしっかりと連携し、引き継ぎ時に細やかな情報共有を行うことで、子どもたちの健康を守っていきましょう。また、発表会に向けた準備も大切な時期。子どもたちが楽しみながら取り組めるよう、保育者同士で計画やねらいを確認し、一貫した関わりを意識していきたいですね。

おわりに

2月は発表会や節分など、子どもたちにとってもワクワクする行事が盛りだくさん!この時期ならではの遊びや活動を通して、子どもたちの成長をしっかり感じられる月になりそうですね。

寒さが厳しくなる時期だからこそ、体調管理にも気をつけつつ、みんなが元気に楽しく過ごせるようにしたいところ。表現遊びや季節の行事をうまく取り入れながら、子どもたちと一緒に冬を満喫していきましょう!

このブログが少しでも月案作りのヒントになれば幸いです。

それでは、またやー!

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