ハイサイ、レイジンです。
年度の終わりが近づくと、いよいよお別れ会の準備シーズン。先生たちにとっては、「どんな出し物をしよう?」と頭を悩ませる時期でもありますよね。
子どもたちにとって、お別れ会は楽しい思い出を作る大切な時間。でも、それだけじゃなく、これまでの成長を感じたり、仲間とのつながりを深めたりする大事な場でもあります。だからこそ、「みんなが楽しめて、心に残る出し物をしたい!」と思う先生も多いはず。
そこで今回は、保育のお別れ会で使える出し物アイディアを10個厳選しました!さらに、盛り上がる演出のコツもあわせて紹介するので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
それでは、いってみよー!
お別れ会の出し物を選ぶポイント

お別れ会の出し物を決めるときは、「子どもたちが楽しめること」が一番大切。でも、それだけじゃなく、年齢や発達に合っているか、準備の負担が大きすぎないかも考えたいところです。ここでは、選ぶときのポイントを具体的に紹介します。
① 子どもたちの年齢や発達に合ったものを選ぶ
発達段階に合った出し物を選ぶことで、「楽しい!」という気持ちを引き出しやすくなるだけでなく、無理なく成功体験につなげることができます。
3~5歳児クラスは、発語がしっかりしてくるので、セリフのある劇や、振り付けのある歌やダンスもOK!特に5歳児の子どもたちは、「みんなで一緒に作ること」にやりがいを感じるので、役割分担がある出し物もおすすめです。
例:「大きなかぶ」の劇、「にじ」の合唱、「ツバメ」のダンス
② 参加型か鑑賞型か?みんなで楽しめる演出のコツ
お別れ会の出し物には、大きく分けて「子どもたちが演じるもの」と「みんなで一緒に楽しむもの」**の2パターンがあります。それぞれの良さを活かしながら、バランスよく組み合わせると◎。
- 子どもたちが演じる「鑑賞型」の出し物
→ 劇や歌、ダンス発表など、子どもたちが主体となって披露するもの。発表の場があると、子どもたちは自信を持ちやすく、成長を実感しやすい。 - ポイント:
- 長すぎない構成にする(5~10分程度がベスト)
- 練習しすぎない(本番で疲れてしまうことも)
- 簡単な振り付けやセリフにして、達成感を味わえるように
- みんなで楽しめる「参加型」の出し物
→ クイズ大会やゲーム、リズム遊びなど、子どもも先生も一緒に楽しめるもの。リラックスした雰囲気で進めることができるので、当日緊張しすぎず、笑顔いっぱいのお別れ会になるのがメリット。 - ポイント:
- 全員が参加できるルールにするチーム戦にして、子ども同士の交流を深めるシンプルなルールで進めやすくする
③ 保護者も一緒に楽しめるかどうか
保育園によっては、お別れ会に保護者が参加する場合もあります。その場合、子どもたちだけでなく、保護者も一緒に楽しめる内容にすることが大切。
- 写真や動画を活用した「思い出ムービー」上映
→ 1年間の成長を感じられる演出。感動系のBGMを使うと、涙する保護者も…! - 親子で参加できるゲーム
→ 例:「親子でジャンケン列車」「子ども vs 保護者の○×クイズ」など - 子どもたちからの「ありがとう」の手紙朗読
→ 簡単な一言メッセージでも、親にとっては一生の思い出に!
④ 簡単に準備できて、負担が少ないもの
お別れ会は準備に時間をかけすぎると、先生たちの負担が大きくなりすぎることも…。無理なく準備できて、スムーズに進められる出し物を選ぶことも大切です。
- 劇の衣装は「簡単な小物+普段着」でもOK!
→ 画用紙で作れるカチューシャやマントだけで、ぐっと雰囲気が出る - 歌やダンスは、普段から親しんでいる曲を選ぶ
→ 新しく覚えるよりも、すでに知っているものの方が安心して発表できる - ゲームやクイズは、準備不要のものを選ぶ
→ 「○×クイズ」「ジャンケン列車」などは、道具なしで楽しめる
無理なく楽しく準備できる出し物を選んで、先生も子どもたちも笑顔いっぱいのお別れ会にしましょう!
【2025年最新版】保育のお別れ会で使える出し物アイディア10選
1.得意技披露
お別れ会の出し物でおすすめなのが、「得意技披露」!子どもたち一人ひとりが主役になれる時間を作ることで、自己肯定感を高め、自信につなげることができます。
「得意技」といっても、特別なスキルは必要なし!子どもたちが「これできるよ!」と自信を持てることなら何でもOKです。
「得意技披露」の進め方
① どんな得意技がある?
3~5歳児の子どもたちなら、こんな得意技が考えられます。
- 運動系:片足ケンケン、鉄棒、ブリッジ、なわとび
- ダンス・表現系:好きな曲のダンス、変顔、歌まね
- アート・工作系:お絵描き、折り紙、紙飛行機飛ばし
- おしゃべり・知識系:好きな絵本の暗唱、しりとり、なぞなぞ
子どもたちが「これならできそう!」と思えるものを選ぶと、緊張せずに楽しめます。
② どうやって発表する?
✅ ステージ方式(1人ずつ披露)
→ 順番に前に出て発表。「○○くんの得意技、どうぞ!」と司会の先生が紹介すると、緊張が和らぎやすい。
✅ グループ方式(ジャンルごとに発表)
→ 「ダンスが得意な人!」「ジャンプができる人!」と、同じ系統の子をまとめて発表する方法。これなら、恥ずかしがり屋の子も挑戦しやすい。
✅ リレー方式(全員がちょっとずつ披露)
→ みんなで順番に技を見せていくリレー形式。「できたね!」と全員で拍手すると、一体感が生まれる!
③ 盛り上がる演出のコツ
- 得意技披露の前に「どんな技が出るかな?」とクイズを出す
- 先生も得意技を披露して、子どもたちと一緒に盛り上がる
- 最後に「みんなすごいね!」と賞状やメダルをプレゼント(手作りでOK!)
「得意技披露」のメリット
✅ 子ども一人ひとりの個性が輝く!
✅ 無理に練習しなくても、そのままの姿で楽しめる!
✅ 全員が主役になれるから、達成感を味わえる!
お別れ会の思い出に残る、温かい時間になること間違いなし!「できた!」の笑顔をたくさん引き出せる出し物として、ぜひ取り入れてみてくださいね。
2.THE定番!マジック披露
お別れ会を盛り上げるなら、**「マジック披露」**がおすすめ!子どもたちにとってマジックは、「どうなってるの?」「すごい!」と驚きと楽しさが詰まった特別な時間になります。難しいテクニックは必要なし!簡単な仕掛けでも、見せ方次第で大盛り上がりできるのがマジックの魅力です。
簡単&楽しい!子ども向けマジックアイディア
🔹 色が変わる水マジック
透明の水が、魔法の言葉でジュースの色に変わる!→ 仕掛け:あらかじめコップに食紅や絵の具をつけておく
🔹 新聞紙に入れた水が消える⁉
新聞紙に水を注ぐのに、なぜかこぼれない!→ 仕掛け:中に紙おむつの吸水ポリマーを入れておく
🔹 魔法のスティック(鉛筆)が浮く!
手のひらの上で鉛筆がフワッと浮かぶ!→ 仕掛け:鉛筆の後ろを指で支えて、角度をつけて見せる
成功のコツ&演出ポイント
✅ 魔法の言葉をみんなで言うと成功する!
→ 「ちちんぷいぷいのぷーい!」など、みんなで声をそろえると一体感UP!
✅ 先生がマジックを見せた後、子どもたちにもチャレンジさせる!
→ 簡単なマジックを練習すれば、子どもたちも大喜び!
✅ 失敗してもOK!
→ 「あれ?おかしいな?」と笑いに変えれば、場が和む!
マジック披露は、見るだけでなく一緒に楽しめるのがポイント。子どもたちの「やってみたい!」を引き出しながら、お別れ会を盛り上げていきましょう!
3.ふれあい&歌あそび
お別れ会のラストを温かく締めくくるなら、「ふれあい&うたあそび」がおすすめ!みんなで一緒に歌ったり、体を動かしたりすることで、心が通い合い、思い出に残る時間を作ることができます。難しい準備は不要で、その場にいる全員が楽しめるのも魅力です。未満児クラスもいる場合は、子ども達も喜んでくれるでしょう。
おすすめのふれあい&うたあそび
🎵 「バスにのって」(リズム遊び)
5歳児が「バスにのってゆられてる~♪」の歌に合わせながら、年下のお友達をひざの上でユラユラ。最後に「カーブ!」「ストップ!」と動きをつけると大盛り上がり!
🎵 「一本橋こちょこちょ」(みんなで一緒に!)
「♪いっぽんばーしこーちょこちょ♪」を歌いながら、こちょこちょでふれあいが楽しめるわらべ歌。先生や保護者も一緒にやると、会場全体が笑顔に!
🎵 「にじ」や「ともだちになるために」(感動のフィナーレ)
お別れの場面にぴったりの歌。子どもたちの歌声が響くと、先生や保護者も思わずウルッと…!最後に「ありがとう!」の言葉を添えると、心温まる時間に。
盛り上げるポイント
✅ 先生や保護者も一緒に!
→ 大人が楽しそうにすると、子どもたちも自然と笑顔に!
✅ 手拍子や振り付けを取り入れる
→ 動きをつけると、一体感が生まれる!
✅ 最後は「ぎゅー!」で締めくくり!
→ 「楽しかったね!」の気持ちを込めて、みんなでハグや手をつなぐと温かい雰囲気に。
お別れ会の最後に、みんなの心がつながる「ふれあい&うたあそび」。楽しい思い出を胸に、新しい一歩を踏み出せる時間にしていきましょう!
4.振り返ろう!「園での思い出」
みんなで振り返る「園での思い出」
お別れ会の中で、子どもたちと一緒に園での思い出を振り返る時間を作ると、温かい雰囲気に包まれます。「あの時、楽しかったね」「こんなこともあったね」と話すことで、子どもたちはこれまでの成長を感じ、次のステップへの期待も膨らむでしょう。
思い出を振り返るアイディア
▶ スライドショーやアルバムをみんなで見る
写真や動画を使って、1年間の出来事を振り返ると、子どもたちの記憶が一気によみがえります。運動会や遠足、発表会など、楽しかった行事のシーンを流せば、「これやったね!」と大盛り上がりに。BGMには「思い出のアルバム」や「ありがとうの花」など、しみじみする曲を選ぶのもおすすめ。
▶ みんなで思い出エピソードを話す
「園で一番楽しかったことは?」「がんばったことは?」など、テーマを決めて子どもたちに話してもらうのもいい方法。先生が「○○くんは遠足でこんなことがあったね」とエピソードを添えると、より思い出が深まる。
思い出を振り返るメリット
✅ 子どもたちの成長を実感できる
✅ 「みんなと過ごせて楽しかった」と前向きな気持ちになれる
✅ 先生や保護者も感慨深い時間を過ごせる
思い出を振り返ることで、お別れ会がより特別な時間になります。楽しかった園生活を胸に、子どもたちが次の一歩を踏み出せるよう、心温まる演出をしていきましょう。
5.大盛り上がり!「写真当てクイズ」 ~赤ちゃんの頃の写真で思い出トーク~
お別れ会の楽しい出し物として、「写真当てクイズ」はいかがでしょうか?特に、子どもたちの赤ちゃんの頃の写真を使ったクイズは、大人も子どもも楽しめるイベントになります。「これ、だれかな?」とみんなで予想しながら、大笑いしたり、ほっこりしたり…園生活の思い出を振り返るのにぴったりです。
「写真当てクイズ」のやり方
①事前に赤ちゃんの頃の写真を用意
保護者の方に協力してもらい、子どもたちの0~1歳頃の写真を1枚ずつ集めます。できるだけ「この子かも?」と迷うような写真があると、クイズが盛り上がります。
②みんなでクイズに挑戦!
1枚ずつ写真をホワイトボードやスクリーンに映し、「これ、だれでしょう?」とクイズを出題。子どもたちが「○○くんじゃない?」「○○ちゃんかも!」と予想する時間が楽しいポイントです。
③正解発表&エピソード紹介
正解の子が前に出て、「このときは○○だったんだよ」と先生や保護者がエピソードを話すと、思い出がさらに深まります。子どもたちも「ちっちゃいね!」と驚くこと間違いなし。
④最後にみんなで成長をお祝い!
「みんな大きくなったね!」と声をかけ、みんなで拍手。簡単な「がんばったねメダル」や「おめでとうカード」を渡すと、子どもたちも誇らしげな表情になります。
「写真当てクイズ」の楽しいポイント
✅大人も子どもも一緒に楽しめる
✅「大きくなったね」と成長を実感できる
✅みんなで笑ったり、驚いたり、温かい雰囲気に
お別れ会の思い出づくりにぴったりの「写真当てクイズ」。笑いあり、感動ありの時間を過ごしながら、子どもたちの成長をお祝いしましょう。
6.みんなで笑おう!「ジェスチャーゲーム」
お別れ会をさらに盛り上げるなら、「ジェスチャーゲーム」がおすすめ。言葉を使わず、動きだけでお題を伝えるシンプルなゲームですが、子どもたちのユニークな表現が飛び出し、大笑いしながら楽しめます。恥ずかしがり屋の子も、みんながやることで自然と挑戦しやすくなるのもポイントです。
ジェスチャーゲームのやり方
①お題を用意する
動物・スポーツ・職業など、子どもが表現しやすいものをリストアップ。簡単なものから少し難しいものまで用意すると、年長児も楽しめる。例)
・動物:ライオン、ウサギ、ペンギン
・スポーツ:サッカー、バスケットボール、相撲
・職業:お医者さん、警察官、美容師
・園生活:給食を食べる、お昼寝する、絵を描く
②出題者がジェスチャーをする
先生が1人ずつ前に出し、お題を見せる。言葉を使わずに動きだけで伝え、他の子どもたちが何のジェスチャーかを当てる。
③正解が出たら交代しながら続ける
1人ずつ順番に挑戦し、みんなが楽しめるように進める。先生や保護者も参加すると、さらに盛り上がる。
④最後はみんなでジェスチャー合戦!
2チームに分かれて交互に出題する「チーム戦」もおすすめ。時間内に何問正解できるかを競うと、ゲーム感が増して白熱する。
ジェスチャーゲームのポイント
✅ 簡単なお題から始めて、徐々にレベルアップ
✅ 恥ずかしがる子には先生が一緒にやると安心
✅ 大げさな動きほど面白くなるので、思い切りやる
シンプルな遊びながら、子どもたちの表現力や発想力がぐんと引き出される「ジェスチャーゲーム」。みんなで大笑いしながら、楽しい思い出を作りましょう!
7.みんなで楽しむ「劇・オペレッタ」
お別れ会で、子どもたちの成長を感じられる出し物として人気なのが「劇」や「オペレッタ」。これまでの園生活で取り組んできたものを披露するのもいいし、簡単な物語を短時間で楽しむのも◎。子どもたちが自分の役になりきる姿は、かわいらしさとともに成長の証を感じさせてくれるものです。
劇・オペレッタを成功させるポイント
①シンプルなストーリーを選ぶ
長いセリフや複雑な展開よりも、子どもたちが理解しやすく表現しやすい内容がベスト。「3匹のこぶた」「大きなかぶ」などの昔話や、日常の出来事をテーマにしたオリジナル劇もおすすめ。
②全員が活躍できる工夫をする
せっかくのお別れ会なので、なるべく全員に出番があるように配役を考えると◎。セリフが少なくても、動きだけで表現できる役を入れると、どの子も楽しく参加できる。
③簡単な衣装や小道具で雰囲気を作る
手作りの帽子や動物のお面、画用紙で作った小道具を使うだけでも特別感がアップ。大がかりな準備がなくても、子どもたちは十分楽しめる。
④みんなで歌える場面を入れる
オペレッタなら、セリフを短くして歌と動きを中心に構成すると、小さな子どもでも楽しみながら参加しやすい。練習してきた歌を取り入れると、発表しやすくなる。
⑤最後は「みんなが主役」のフィナーレを
劇の終わりに、子どもたちが全員そろって「ありがとうございました!」とお辞儀をしたり、先生や保護者に向けたメッセージを言ったりすると、会場全体が温かい雰囲気に包まれる。
劇・オペレッタの魅力
✅子どもたちの表現力や協力する力が光る
✅先生や保護者にとって、成長を感じられる感動の時間になる
✅特別な道具がなくても楽しめる
お別れ会の思い出に残る出し物として、劇やオペレッタはぴったり。子どもたちが主役になり、楽しみながら取り組める内容を選んで、みんなで素敵な時間を過ごしましょう。
8.ワクワクしながら学べる「小学校に向けて」
お別れ会では、卒園児が小学校への期待を膨らませながら、楽しく学べる出し物を取り入れるのもおすすめ。遊び感覚で「小学校で必要なこと」を知ることで、「もうすぐ1年生になるんだ!」という気持ちが高まり、自信にもつながります。
小学校に向けての出し物アイディア
①「これ、できるかな?」小学生クイズ
小学校での生活や授業に関するクイズを出題し、ゲーム感覚で小学校のことを学べるコーナー。例えば、
- 朝のあいさつは?(→「おはようございます!」)
- 小学校で使う文房具は?(→鉛筆、消しゴム、のり など)
- 休み時間にできることは?(→校庭で遊ぶ、本を読む など)
○×クイズ形式にすると、みんなで参加しやすい。
②「ランドセルに入れるもの」競争
小学校に持っていくものをイラストや実物で用意し、「これは必要?それとも不要?」と仕分けするゲーム。鉛筆や連絡帳のほか、「ぬいぐるみ」や「おもちゃ」などの紛らわしいものを混ぜると、大盛り上がり。
③「1年生の1日」劇あそび
小学校の1日を劇風に再現。「ランドセルを背負って登校する」「朝の会で出席をとる」「授業中は手をあげる」「給食を食べる」「掃除をする」など、小学生の気分を味わえる内容に。先生や在園児が「こんなこともあるの?」と驚くようなシーンを入れると、楽しさが増す。
④「小学校あるある」ジェスチャーゲーム
小学校生活でよくあることをジェスチャーで伝えるゲーム。例えば、
- 「先生に指されてドキドキする」
- 「音楽の時間にピアニカをふく」
- 「給食の配膳をする」
身振り手振りだけで表現するのがポイント。卒園児がやるのもいいし、先生がやってみせるのも盛り上がる。
⑤「小学校でがんばりたいこと」発表
卒園児に「小学校で楽しみなこと」「がんばりたいこと」を考えてもらい、一人ずつ発表。みんなの前で話す練習にもなり、自分の目標を意識するきっかけにもなる。「友だちをたくさん作りたい」「勉強をがんばる」など、それぞれの思いが聞ける時間に。
楽しく学びながら、小学校への期待を高めよう
✅「小学校って楽しそう!」という気持ちを引き出す
✅ゲーム感覚で小学校生活を知ることで、不安を軽減できる
✅自分なりの目標を持つきっかけになる
卒園を迎える子どもたちが、自信をもって小学校生活をスタートできるように、楽しい出し物を取り入れながら、期待感を高めていきましょう。
9.みんなで盛り上がる!「クイズ大会」
お別れ会の楽しい出し物として、**「クイズ大会」**はいかがでしょうか?子どもたちが夢中になれるクイズを取り入れることで、みんなでワイワイ楽しめる時間になります。知っていることを答えたり、ちょっとしたひっかけ問題に挑戦したりしながら、大盛り上がり!簡単なルールでできるので、準備も手軽でおすすめです。
「クイズ大会」のやり方
①クイズの問題を用意
子どもたちが楽しめるテーマを決めて、クイズの問題を考えます。例えば、
- 園の思い出クイズ:「遠足で行ったのはどこ?」「給食で一番人気だったメニューは?」
- 動物クイズ:「鼻が長い動物は?」「空を飛べるけど鳥じゃない生き物は?」
- なぞなぞクイズ:「いつも机の上にいる『けし』ってなに?」(答え:消しゴム)
先生や保護者が考えてもいいし、卒園児が出題者になるのも楽しい。
②みんなで答えを考える
1問ずつ出題し、子どもたちは手をあげて答えたり、チーム戦で考えたり。難しい問題はヒントを出して、みんなが考えやすいように進めるのがポイント。
③正解発表&解説
正解者には「すごい!」「よく覚えてたね!」と声をかけて盛り上げる。間違えても「おしい!」と楽しい雰囲気を大事に。園の思い出クイズなら、先生や保護者がエピソードを交えて話すとさらに楽しめる。
④最後に表彰タイム!
たくさん正解した子や、がんばって参加した子に「がんばり賞」「ナイスアイデア賞」などの賞を渡すと、みんなが満足感を得られる。
「クイズ大会」の楽しいポイント
✅ みんなで考えるから、自然と盛り上がる!
✅ 園の思い出を振り返るきっかけになる!
✅ 先生や保護者も一緒に参加できる!
知識だけでなく、発想力やひらめきも活かせる「クイズ大会」。子どもたちが楽しく挑戦しながら、みんなで思い出を共有できる時間を作りましょう!
⑩心を込めて届けよう「ありがとうの手紙」
お別れ会の締めくくりにぴったりなのが、「ありがとうの手紙」。これまでお世話になった先生や保護者、友だちに向けて感謝の気持ちを伝えることで、温かい気持ちが広がります。普段は照れくさくて言えない「ありがとう」も、手紙なら素直に伝えられるはず。感動的な時間になること間違いなしです。
「ありがとうの手紙」の進め方
① 手紙を書く準備をする
子どもたちに、誰に「ありがとう」を伝えたいか考えてもらう。先生へ、友だちへ、保護者へ…それぞれの気持ちを大切にできるよう、シンプルなメッセージでもOK。字を書くのが難しい子は、絵を描いたり、先生が代筆したりしても◎。
② みんなの前で発表する
書いた手紙を、みんなの前で読んでもらう。恥ずかしい子は先生に読んでもらってもOK。「○○先生、いつも遊んでくれてありがとう!」「お母さん、おいしいお弁当を作ってくれてありがとう!」など、子どもたちの素直な言葉に、会場が温かい雰囲気に包まれる。
③ 手紙をプレゼントする
読み終わった手紙は、先生や保護者に直接渡す。お手紙と一緒に折り紙で作った花や、小さなプレゼントを添えても素敵。「ありがとう」の気持ちがしっかり伝わる瞬間に。
④ 最後に「ありがとうの歌」をみんなで歌う
手紙を渡した後に、みんなで「ありがとうの歌」を歌うと、さらに感動的な演出に。「ありがとうの花」「にじ」など、感謝を伝えられる曲がおすすめ。
「ありがとうの手紙」のポイント
✅ 言葉にして感謝の気持ちを伝えられる!
✅ 先生や保護者も感動する特別な時間に!
✅ 手紙を残せるので、思い出として大切にできる!
お別れ会のラストを、感謝の気持ちで締めくくる「ありがとうの手紙」。子どもたちの素直な言葉が、先生や保護者の心に響く、温かい時間を作りましょう。
お別れ会をもっと感動的にする演出テクニックを紹介!
お別れ会は、子どもたちにとって大切な節目の行事。せっかくなら、心に残る演出を取り入れて、より感動的な時間にしたいものです。ここでは、涙あり、笑いありの素敵な思い出を作るための演出テクニックを紹介します。
① 入場&退場を特別なものにする
ただ集まるのではなく、「入場シーン」を工夫するだけで、ぐっと雰囲気が盛り上がります。例えば、先生や在園児が花道を作り、拍手で迎えたり、好きなBGMを流したりすると、特別な気持ちに。退場も、みんなで「がんばってね!」と声をかけながら送り出せば、感動の余韻が続きます。
② スライドショーで思い出を振り返る
出し物部分でも紹介したスライドショー。1年間の園での思い出を、写真や動画を使ったスライドショーにまとめると、子どもたちも大喜び。「このとき○○したね!」と、思い出話に花が咲くこと間違いなし。卒園児の赤ちゃん時代の写真を少し加えるのもおすすめ。最後に「大きくなったね!」のメッセージを添えると、感動がより深まる。
③ 先生からのサプライズメッセージ
先生から卒園児に向けて、心のこもったメッセージを伝える時間を作るのも◎。一人ひとりの成長を振り返りながら「○○くんは最初は恥ずかしがり屋だったけど、今はとっても元気いっぱい!」「○○ちゃんの優しい笑顔が、みんなをいつも温かくしてくれました」など、具体的なエピソードを交えると、より心に響く。
④ 卒園児から先生&在園児への「ありがとう」
卒園児が先生や在園児に向けて、「ありがとう」の気持ちを伝える場面を作るのも感動的。手紙を読んだり、一言ずつ感謝の言葉を伝えたりするだけでも、温かい雰囲気に。「今までありがとう!」「小学校に行ってもがんばるね!」という言葉が自然と出てくるはず。
⑤ みんなで歌う「最後のうた」
お別れ会のラストには、みんなで歌を歌うと、より感動的な締めくくりに。「ありがとうの花」「にじ」「思い出のアルバム」など、気持ちを込めて歌える曲を選びましょう。手話や振り付けをつけると、さらに印象的なシーンに。
感動的な演出で、心に残るお別れ会を
✅ 一つひとつの演出に意味を込めると、より特別な時間に!
✅ 先生や在園児、保護者も一緒に感動できる雰囲気を作る!
✅ 最後は「楽しかった!」という気持ちで終われるように工夫する!
子どもたちの成長を祝うお別れ会。笑顔と感動があふれる時間を演出しながら、一人ひとりの大切な思い出として心に残る素敵な会にしましょう。
おわりに
お別れ会は、子どもたちにとっても先生にとっても、感動と成長を感じる特別な時間です。どんな出し物をするか、どんな演出を加えるかで、その日の思い出がより一層輝きますよね。今回紹介したアイディアが、あなたの保育の現場で少しでも役立つことを願っています。
お別れ会を通して、子どもたち一人ひとりの成長を感じながら、心温まる時間を作り上げましょう。そして、何より大切なのは、楽しさと温かさを忘れずに、みんなで笑顔いっぱいの時間を過ごすことです。
みなさんが素敵なお別れ会を迎えられることを心から応援しています。
それでは、またやー!
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