ハイサイ、レイジンです。
もうすぐ新年度が始まります。園では新年度に向けてやることが山のようにあるでしょう。環境づくりに計画、事務作業も詰まっていることと思います。
「頭の中で考えてもいっぱいいっぱい」
「時間が足りないよ」
という方のために、新年度に向けてのポイントをまとめてみました。
皆さんの新年度準備がスムーズに終わり、余裕をもって新たな子ども達を迎えらることを願って。
それでは、いってみよー!
保育園・幼稚園・こども園における新年度準備とは
新年度に向けて行うことは、大きく分けると「情報共有」と「事務整理」「環境整備」の3つ。一つずつ見ていきましょう。
情報共有の意識するポイント
情報共有で意識するポイントは、以下になります。
○個々のアレルギーや既往歴など健康面について ○前年度の担任と、子どもの好きな遊びや歌、性格などを共有。 ○集団としての人間関係やよく遊んだ遊びなどを共有。 ○入園前の面接資料を基に、好きな遊びや玩具、性格などを把握しておく。 ○同じクラスの保育者で、あらかじめ活動や遊びの際の約束、環境構成の意図、1日の流れなどを共通理解する。 ○一人担任の場合は、リーダー保育者と保育のイメージを共有する。 ○印鑑など引継ぎグッズの確認
継続児は、新教室の探検をしたり、あらかじめ部屋環境慣れておくようにするなど、新年度を見据えて担任間で連携を取っていきましょう。
事務関係で意識するポイント
事務関係も見ていきましょう。
○年間計画や4月月案、第1週週日案の作成。 ○園だよりの作成 ○連絡帳やおたより帳の準備をする ○名簿、出席簿、引継ぎ簿の作成
といったところでしょうか。月案や週日案のほかにも名簿の作成が入ってくるので、普段より事務量が増えそうですね。
環境整備で意識するポイント
環境整備で意識するポイントは、0,1,2歳児と3,4,5歳児に分けて説明していきたいと思います。
0歳児・1歳児・2歳児
0歳児、1歳児、2歳児は、子ども達の冗長の安定が必須。より安心や清潔感のある環境を心がけていきましょう。
○一日の流れがスムーズで余裕を持った生活ができる空間を配慮する。(食事場所や遊びスペースなど) ○発達に考慮しながら落ち着いて遊べるスペースを確保する。(一人遊びをしたい子、友達と遊びたい子など) ○人数や子どもの興味を考えながら、おもちゃの種類や数を整えていく。(このおもちゃは興味のある子が多そうだから、少し量を増やそうなど)
3歳児・4歳児・5歳児
○生活に必要なものや所持品や玩具の片付け場所などの写真を貼る。(それぞれのおもちゃ、歯ブラシなどの所持品、ペンやティッシュ、袋といった生活用品など子ども達がどこに何があるか分かるように示す。) ○所持品の始末は、イラストや文字を使用して表示していく。(動線を意識した手順で、子どもが順序が分かりやすいように) ○ゆったり遊ぶスペースを確保し、必要に応じて机やいすが出せるようにしていく。(机やいすは多すぎると遊びの邪魔になることも。) ○お気に入りの絵本や図鑑を用意しておく。(子どもがほっと落ち着いたり安心して過ごせるように。)
その他のポイント
新年度準備必要なその他のポイントを見ていきましょう。
保護者対応
保護者も、新しいクラスや園に不安を持っていると考えておくべきでしょう。保護者の不安感を受け止め、保護者との信頼関係を築いていくことが必要になってきます。
・保護者の不安を傾聴する。 ・進級する子に対しては、園での子どもの様子や進級に向けてどのような思いをもっているかを伝える。(日中の観察が必要) ・新入園児の保護者に対しては、親身になって話を聞き、保護者の思いに共感しながら保護者の不安を和らげるようにしていく。(新入園児の保護者が電話などで相談してくることがある。)
入園式の準備や流れの確認
新年度準備と同時に入園式の準備も行っていかなくてはいけません。入園式の流れも把握し、スムーズな行事進行を心がけましょう。
○日程と場所の確認 ○プログラムの準備 ○会場準備 ○案内の発送 ○子ども達の出番の確認(新入園児だけではなく、進級児も出番がある園もあります。) ○受付、案内役、音響、進行係の確認
親子遠足など4月の行事
余裕があれば、4月に行われる行事についても確認しておき、あらかじめ見通しをもって行動できるようにしましょう。
4月の主な行事 ○入園式 ○進級、入園を祝う会 ○保護者会 ○身体計測 ○避難訓練 ○4月の誕生会 ○親子遠足 ○こいのぼり集会
おわりに
今回は『保育園・幼稚園・こども園における新年度準備のポイントをまとめてみた』ということで、情報共有、事務、環境整備を主に新年度準備におけるポイントを紹介してきました。
新年度準備の時間はあまりとれないのが現実。そんな中でも、効率よく新年度準備を進め、新入園児、進級児と心の余裕をもって接していきたいですね。参考になれば幸いです。
それでは、またやー!
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