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子ども(3歳・4歳・5歳)のわがままにうんざりしている人へ②~子どものわがままを減らすには~

子育て
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ハイサイ、レイジンです。

前回『子ども(3歳・4歳・5歳)のわがままにうんざりしている人へ①~子どものわがままにイライラしない方法~』という記事を投稿させてもらいましたが、今回はその続きで、

子どものわがままを減らす方法をお伝えしていきたいと思います。

前回は子どもがわがままを言うのは発達過程の一部だよーということを述べています。

ですが、余裕がない時は子どものわがままにイライラしてしまったり、苦労してしまうこともあり、子どものわがままを減らしたいと思うのこともあるでしょう。

そこで、今回は『子どものわがままを減らす方法』や『子どものわがままが減ったらどうなるのか』について述べていきたいと思います。

それではいってみよー!

子どものわがままを減らすための方法

では、さっそく子どものわがままを減らす方法について述べていきます。

感情コントロール力を育もう

わがままが起こるのは、感情コントロール力が発達途中だから。

・うまくいかないと感情が高ぶってしまい泣き叫ぶ
・自分の思いを上手く言葉にできない
・欲しい、やりたいという気持ちを我慢できない
・自分の意見を伝えたい(自己主張が強くなる)

といったような感じで子どもがわがままと思えるような表現をしてしまうのは、感情コントロール力が未熟な時期の自然な現象といえるでしょう。

以前、3歳から始める感情コントロール~家庭でできる感情コントロール力を育む方法~ 』という記事も書いておりまして、そこで述べた感情コントロール力を育む方法を簡単に紹介します。

感情コントロール力を高める5つの方法
①子どもの思いに共感する。子どもの感情を受け入れる。
②共に問題解決の方法を考える(親がすぐに解決方法を教えないこと)
③感情のラベリングをする(「イライラするね」「怒りたくなるよね」「悲しいよね」など)
④感情の強さを数値化する
⑤気をそらす

詳しくは記事中に書かれていますので、そちらをどうぞ。

また、読み聞かせをすることも感情コントロール力を育むには効果的。

ビッツバーグ大学の研究によると、読み聞かせ中に感情について声かけをしていた保護者の子どもは、遊びの時におもちゃを譲ったり、手助けをする確率が高かったといいます。

長い目で見て、落ち着いて感情コントロール力を育むための対応していくことで、子どもの感情コントロール力は少しずつ伸びていくことでしょう。

お手伝いをしてもらう

幼児期の子どもにお手伝いをしてもらうことは、

・時間がかかる
・家事の質が悪くなる
・二度手間になることが多い

など、大人にとってはありがたくない場合もあります。

しかし、お手伝いをする子は思いやりが育ちます。

トロント大学の研究チームによると、普段から家事や手伝いをしている子は、手伝いをしていない子に比べて優しく思いやりがあったということがわかっています。

また、アメリカミネソタ大学の研究によると、3~4歳ごろにお手伝いを始めていた子は、10代でお手伝いを始めた子に比べ、

・成績がいい
・仕事で成功しやすい
・人間関係が良好
・自分のことは自分でできる

といった特徴があることがわかったそうです。また、ハーバード大学の研究では、子どもの頃にお手伝いをした子は、大人になってよい精神状態になりやすいことも報告されています。

子どもにお手伝いをしてもらう際のポイントは、子ども自身が手伝うことを決めること。強制されるとやる気や関心が低下してしまうからです。

子どもが望ましい行動をしたときに褒める

子どもが望ましい行動をしたときには、具体的にその行動を褒めるようにしましょう。しかし、褒め方にも注意が必要。

有名なマインドセットの研究を見ていきましょう。

キャロル・ドゥエックの研究では、小学5年生に簡単なパズルをしてもらったところ、

「君は賢い」と能力を褒められたグループ
→半数以上が簡単なものを選んだ。パズルの成績が20%下がった。

「君は一生懸命やった」と努力を褒められたグループ
→9割が難しいパズルを選んだ。パズルの成績も30%上がった。

といった結果に。

その後、難しいパズルに挑戦したときも、

能力を褒められたグループ
→自分の能力不足を原因ととらえた

努力を認められたグループ
→「十分に集中できなかったからかも」と原因をプロセスの問題ととらえ、最後まで熱心に取り組んだ

つまり、行動やプロセス(過程)を褒めることが重要になるということです。例えば、「~を最後まで手伝ってくれてありがとう。○○の優しい心がうれしいよ。」と具体的に褒めることが効果的になっていきます。

どんな言葉を使ってほしいのかはっきりと伝える

「わがままだ」と思われる場面があったとして、その時の適切な行動や言動を子どもにはっきりと伝えていますか?

「これくらいのこと分かっているだろう」と思うようなことでも、実際は子どもが適切な言動を知らないということも多いものです。

なので、大人が適切な言動や行動を示していかなくてはなりません。

このとき、

×「~したら危ないよ」
○「~したら上から物が落ちてくるかもしれないから危ないよ」
○「~したら他のお客さんがうるさくて嫌な思いをするからいけないよ」

といったように理由を伝えるのがよいでしょう。

家族でルールを話し合う。ルールを曖昧にしない。

「子どもに望ましい言動や行動、価値観を伝えるためには、我が家のルールをとして書きだすことが有効」と発達心理学者のマーヴィン・W・バーゴビッツ氏は言います。

家族での話し合いを壁や冷蔵庫などに張り出していくのです。

例えば、

・お互いに優しくしよう
・怒ったり悲しい時は、言葉を使って表現しよう
・話すときは順番を守ろう

といったような感じ。

大切なのは、ルールを曖昧にしないこと。ルールが曖昧であったり、親の反応が一貫していないと、子どもは混乱し、わがままが増える可能性があります。

選択肢を示す

子どもに選択肢を与えることで、自分で決める感覚を得つつ、親が望む範囲内での選択を促すことができます。

例えば、洋服を着たくないと泣いて訴える子に対して、

「○○の服と、~の服どっちを着たい?」といった具合。

このように、選択肢を与えると子どもは自分で決めることができます。

自己決定は

・「自分で決めた」という満足感が得られる
・親からの指図ではなく、自分の意見が尊重されたと感じ、親との対立が減る
・選択肢を通じて自分で考えるので、自己コントロール力が身につく

といった効果が得られるので、子どもに選択肢を与える手法はかなりおススメ。

優しさや思いやりのモデルを示す

「親も手本を見せなきゃ」と意気込む人も多いでしょう。しかし、実践すると意外と難しく三日坊主になる人も多いのではないでしょうか。

疲れやイライラなど理由はあるでしょう。しかし、子どもに優しさや思いやりを身につけてほしいと感じるなら、大人が手本を見せていく必要があります。

それは、優しさは人から人へと広まっていくからです。心理学の研究で確認できている効果を見ていきましょう。

○波及効果
誰かに優しくされると、その受け手は自然に他の人にも親切に接しようとする傾向があります。このように、優しさが次々と他の人に広がっていくことが確認されています。

○ミラーリング効果
優しさが広がる理由のひとつに、脳の「ミラーニューロン」というものが関係しているかもしれません。ミラーニューロンは、誰かがしていることや感じていることを見たときに、まるで自分も同じことをしているように脳が反応する部分です。
誰かが優しい行動をしているのを見ると、脳はその行動を模倣しようとし、優しさを自然に感じたり実行したりすることを促します。

このように、優しさは他者に伝染し、連鎖的に広がっていくことが多くの研究で示されています。これは、個人だけでなく、学校や職場、コミュニティ全体においても非常に重要な効果を持ち、ポジティブな環境を作り出す力を持っているのです。

子どものわがままが減ると親子関係にもポジティブな変化が

子どものわがままが減ってくると親子関係にポジティブな変化が生まれるかもしれません。以下を見ていきましょう。

親子のストレスが軽減される

何より一番大きいポイントが、親子のストレスが減るということでしょう。子どもがわがままを言わなくなると、親のストレスが減るのは想像つくでしょう。その影響を大きく受けるのが子どもです。

幼児期の子どもは、親のストレスの影響を大きく受けます。親が機嫌よく過ごしていることは子どもの健全な発達には必要なのです。親がストレスなく過ごすことは、子どものストレスを減らすことにもつながっていきます。

子どもの自己コントロール力が向上する

子どもがわがままを言わなくなると、だんだん自分の気持ちをうまくコントロールできるようになります。そうすると、園生活や学校でも落ち着いて過ごしたり、勉強することができたり、友達とケンカせずに仲良く遊んだりできるようになります。

自分の気持ちをコントロールする力が強くなると、周りともっと楽しく過ごせるようになるのです。

親子の信頼関係が深まる

子どものわがままが少なくなると、親と子どもがお互いに「この人のことを信じても大丈夫」と感じるようになります。例えば、親が言ったことをちゃんと守ると、親も「この子はちゃんとわかってる」と思って信頼するし、子どもも親が優しく話を聞いてくれると「ちゃんと話せばわかってくれるんだ」と感じます。

お互いに信じられると、もっと楽しく話したり、何でも話しやすくなって、家での時間がもっと気持ちよく過ごせるようになるのです。

おわりに

ということで、今回は『子どものわがままを減らす方法』や『子どものわがままが減ったらどうなるのか』について述べさせてもらいました。

ですが、『子ども(3歳・4歳・5歳)のわがままにうんざりしている人へ①~子どものわがままにイライラしない方法~ 』で述べた通り、幼児期に子どもがわがままになるのは発達上当然のことです。今回のわがままを減らす方法を試したところで、すぐに効果が出るとは限りません。

わがままは成長の一部だと受け止め、親自身が冷静に対応する、イライラしたらその場を離れる、深呼吸などストレス管理、感情コントロールしていきながら長い目で見て対応していくことが必要になってきます。

決して、イライラしてしまった自分を責めたりはしないでくださいね。

それでは、またやー!

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