ハイサイ、レイジンです。
今回は『子どものフロー状態』について述べさせてもらいたいと思います。
言い方を変えると『没頭』や『ゾーンに入る』ですね。レイジンの息子は、特に本を読んでいるときに他人の声は入らないくらい集中力が高まっています。そんなときに、無理に本を読むのをやめさせてしまってはもったいない。
本記事では、子どもがフロー状態に入るための環境や親のかかわり、また、フロー状態に入るために必要なことを述べていきたいと思います。
それでは、いってみよー!
フロー状態とは
『フロー状態』について簡単に説明すると、
「集中力が高まり、やっていることに夢中になる」
「時間を忘れるくらい集中する」
「モチベーションが上がって作業がめちゃ楽しい」
といった感じになります。フロー状態は、スポーツや勉強、趣味など様々なもので入ることがあり、この状態に入ると、集中力が高まり、パフォーマンスが上がるといわれており、様々な世界で活躍している人は、フロー状態に入る経験をしているいいます。
そして、子どももフロー状態に入ることができます。
子どもたちが遊びや学習に夢中になっている時、それはフロー状態の一種といえるでしょう。例えば、パズルを解いたり、絵を描いたり、遊びに集中している時など様々な場面で見られます。それは、3歳・4歳・5歳といった幼児期にもみられる姿です。
フロー状態ってこんなにすごいんだ
では、フロー状態に入ることでどのような効果があるのでしょうか。
子どもがフロー状態に入ることのメリット
子どもがフロー状態に入ると、以下のようなメリットがあるといわれています。
①集中力が高まる
1つ目のメリットに『集中力が高まる』ことが挙げられます。これは自分が好きなものに取り組んでいたり、目標があったりするからと言われていています。自分の興味や楽しさが高まると、集中力を引き出してくれるというわけですね。
②学習の効果が高まる
また、学習時にフロー状態に入ると、集中力が高まった状態なので、他のことに気を取られずに学習に励むことができます。フロー状態になると脳の活動が効率的になるので、学んだことを深く理解してくれます。興味を持っている分野などは、フロー状態に入りやすく、学びも深まっていくでしょう。
③創造性が高まる
フロー状態に入り集中力が高まると、普段は気づかないようなことや違う視点なども見えてきて、創造的なアイデアを思いついたりします。外の世界を忘れて自分の世界につかることができる、脳が活性化されることから「普段は思いつかない考えが出る。」「新しい解決法を考える」ことができます。
④自信がつく
フロー状態は、とても集中している状態なので、いつもよりうまくいくことが多くなります。それが繰り返されることで、自信がついていきます。例えば、問題が解けたり、うまくスポーツできたりすることで、自分の上達を知ることができるのです。また、何かに集中しているときはポジティブになることが多く、楽しさや達成感が自信につながることがあるのです。
フロー体験は人生の幸福を感じるために必要
人生の幸福を感じるポイントとして、「フロー体験が多い」ことも挙げられます。「楽しさの力(The Power of Fun: How to Feel Alive Again)」の著者、キャサリン・プライスさんによれば、生きている喜びを感じるためには、
「遊び心」「つながり」「フロー」
の3つの要素が重要で、これら3つの要素は、ストレスの上昇を防いだり様々な健康問題を予防してくれるのだとか。
確かに、「フロー」は何事からも解放され、集中して臨んでいる状態ですからね。遊び心や人とのつながりを感じながら、フロー状態に入ると考えるだけで幸福度上がりそうだなーという感じですね。
フロー状態に入りやすい環境や親のかかわりを紹介
では、子どもがフロー状態に入りやすいようにするためには、どのようにサポートすればよいのでしょうか。
子どもがフロー状態に入りやすい環境とは
子どもがフロー状態に入りやすくするためには、まず環境を整えていく必要があります。
スマホやテレビをオフにする
スマホやテレビは、子どもの集中力を妨げることが大いにあります。大人だってそう。集中したいときに、テレビがついていたり、スマホに通知が入るだけで、集中力は根こそぎ持っていかれます。
集中するためには、周りの刺激やノイズはない方が良いのです。
子どもが何かに没頭しているときは、テレビはオフにし、スマホは見えないところに置いておきましょう。
安全で快適な環境を心がける
部屋がごちゃごちゃしていると、周りに気が散り、集中を保てなくなります。部屋が清潔で温度なども適切な状態だと、子どもも気持ちよく過ごすことができ、集中力も高まります。
ごちゃごちゃしている場所に布をかけたりするだけでも、視界に入らず効果的ですよ。
子どもが興味のある活動の時間の確保
皆さんは、子どもが自由に過ごせる時間を確保していますか。現代の子どもは習い事などで忙しく、自由に過ごしたり、ほっとしたりする時間が少なくなってきています。興味のあることや好きなことを行っているとき、子どもはフロー状態に入りやすくなります。
子どもが自由に過ごす時間を確保し、子どもが興味のある活動を行う時間を与えていきましょう。
興味のあることの知識を増やすことのできる環境
フロー状態は、知識やスキルが増えると発生しやすくなるといいます。子どもの興味のあるもので、簡単すぎず、難しすぎない環境を提供していく必要があるでしょう。
例えば、動物に興味を持っている子には図鑑を用意することで、探求心が深まったり、視覚的に学んで理解を深めていくでしょう。さらに具体的な内容に興味を示すかもしれません。そうすると、図鑑を見ながらフロー状態にも入ることもあるかもしれません。
フロー状態に適切な環境を用意するためには、子どもの好きなことや興味のあることを普段から観察して見極めていくとよいでしょう。
子どもがフロー状態に入るために気を付けたい親のかかわりとは
では、子どもがフロー状態に入るために、親が気を付けたいかかわりはどのようなものがあるのか見ていきましょう。
急がせない
子どもが没頭するくらい集中するためには、干渉されることなく、自分のペースで活動を行っていく必要があります。
親に急かされると、子どもは
・集中力の低下
・ストレスの増加
・モチベーションの低下
といった影響を受けることが懸念されます。
急かすことなく自分のペースで取り組むことで、集中力が高まり、フロー状態に入りやすくなるでしょう。
途中で遮らない
子どもが集中しようとしているときに親が遮ってしまうと、子どもの集中力も途切れてしまいます。
「ご飯の時間だから、今すぐ下りてきて。」
「もう出かける時間だから片付けなさい。」
「○○、ティッシュ取ってちょうだい。」
このような声かけは、誰しもが一度は経験したことのあるものだと思います。何か夢中になっていた時に↑のように遮られると、子どもは集中が途切れ、フロー状態に入るのは困難になってきます。
こういったシチュエーションを避けるためには、いかに日常的なスケジュールを調整し、ルーティーンを計画していくかになってきます。見通しが持てるようになることが大切ということですね。
フロー状態に入りやすい性格
そして、最後に風呂状態に入りやすい性格について述べていきたいと思います。
フロー状態に入りやす性格とは、ずばり誠実性のある人。真面目。忍耐力がある。といったことが当てはまる人ですね。
フロー状態に入るためには、少しだけ難しい難易度に臨む必要があります。その時に、誠実性のある人のまじめさが有効的になるということらしいのです。
誠実性のある人は、幸福度も高く、お金持ちにもなりやすい、寿命も長いといいこと尽くしみたいなので、子どものうちから誠実性を鍛えておく方がよさそう。
おわりに
ということで、今回は『3歳・4歳・5歳から入るフロー状態~子どもの集中力の高まりに必要な環境やかかわりとは~』について述べさせてもらいました。
大人より子どもの方がフロー状態(没頭)に入りやすそうですよね。大人は、その状態を見極め、できるだけ邪魔をしないようにしていきたいものです。
そして、大人もフロー状態に入れるようにして、幸福度を高めていきたいなーと思う次第。子どもから見習うことも多そうです。
それでは、またやー!
参考文献
・本当に人生を楽しんでいる人に必要な3つの要素ってなんだろう?の科学 | パレオな男 (yuchrszk.blogspot.com)
・今週の小ネタ:フロー状態に欠かせない2つのポイント、タブー行為で痛みに強くなる、高地トレーニングを正しくやる条件 | パレオな男 (yuchrszk.blogspot.com)
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