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子どもの個性を活かせ~「男の子なのに~」「女の子なのに」ジェンダーギャップ(性差)・バイアス(偏見)をなくして自分らしく~

子育て
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ハイサイ、レイジンです。

前回の『男の子と女の子の特徴を活かす~それぞれの特徴を活かした子育てで幸せをつかもう~』に続き、子どもの性差についてのお話になります。

前回とはかなり内容が違っていて、『ジェンダーギャップ(性差)をなくしていくために私たちができることは』という観点で述べていきたいと思います。

自分の好きなことに対して「男の子なのに~」「女の子なのに~」と言われるのは嫌ですよね。大人だっていやだと思います。

このような価値観を少しでも変えていきたいなーと考えている次第。子ども達が個性を活かして過ごしやすくなると良いですよね。そのためのいくつかの方法を紹介したいと思います。

それでは、いってみよー!

子どもの頃から「男の子なのに」「女の子なのに」といった性への偏見(ジェンダーバイアス)は起こっている

実は、子どものころから性の偏見は起こっています。

レイジン家の話なんですが…。うちの長女ちゃん。結構性に関して色々と問題発言をしておりまして…

レイジン「長女ちゃんもサッカーやらないの?」
長女ちゃん「女の子なんだからやるわけないでしょ。」
レイジン「今日は寒いから長ズボン履いたら?」
長女ちゃん「女の子は、ズボンじゃなくてスカートだよ。」

といった感じ。「女の子だから~」といった思考が強いんですよね。その都度「女の子もサッカーやっていいんだよ。やりたかったらやったらいいじゃん。」と伝えたりしているのですが、まだ性への偏見を感じさせられる言葉を使うことがあるんですよねー。

なぜジェンダーバイアス(偏見)は子どものころから起こるのか

では、なぜこのような性への偏見が子どものころから起こってくるのでしょうか。

それは、親が無意識のうちに「男の子らしさ」「女の子らしさ」といったメッセージを送ってしまっているからと推測されます。

例えば、男の子には車やロボットの玩具を与えたり、女の子にはリボンがついた服を選んだり。子どもへの期待でも、男の子には「たくましく勇敢に育ってほしい」女の子には「かわいらしくお行儀よく」といったメッセージは意識してないとは思いますが、随所に見られます。

研究によると、ジェンダー平等的な考えだが、実際には性差別的な固定観念を助長している親は多いのだとか。子どもに上手く伝えられていないということですね。

これは、私たち親の責任かと言われると、全てがそうとは言い切れません。これまでの性差別的な社会で長期間育ってきた私たちにとっては、取り除こうとしてもなかなか取り切れない部分も出てくるのす。

ですが、ジェンダーギャップ(性差)のない未来を作っていくには、少しずつでも意識して改めていかなくてはいけません。自分自身や子どもが口にしてしまったときに、気づけるようにしていく必要があるのです。

「男の子らしさ」「女の子らしさ」にこだわっていると

「男の子だから~」「女の子だから~」といった考えにとらわれてしまうと、心身への弊害も出てきます。世界最大級の学会、アメリカ心理学会のガイドラインによりますと、「伝統的な男らしさ(競争、支配、攻撃性)」は全体的に害が多いことが研究で分かっているといいます。

「伝統的な男らしさ」の価値観が、心理的な発達を阻害したり、行動の制限や性的な役割に衝突を与えて心身ともに悪い影響を与えるのだとか。

また、「男らしさ」にこだわる社会は寿命も短くするといわれています。

男らしさの信念が強い国の方が、男らしさの信念が低い国に比べて寿命が7年近く短かったのだとか。

これらのことから分かるように「男らしさ」にこだわることは、弊害があるといわざるを得ません。

男らしさだけではありません。女性も、性差別が自己期待の低下、不安、抑うつ、自己に対する否定的な態度をもたらす可能性があることが分かっており、精神的な負担になっている子は間違いありません。

性差別やジェンダーバイアスをなくすために親ができること

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では、このような性差別や性への偏見(ジェンダーバイアス)をなくすために親ができることは何があるのでしょうか。

「男の子」「女の子」という言い方をできるだけ避ける

いきなり難問です。男の子、女の子という表現をできるだけ避けたほうが、子どもが性への偏見を持たずに過ごせるようになるでしょう。

我々は、つい無意識に「女の子が野球している」「男の子がままごとをしている」なんてことを口走ってしまっているものです。それほど無意識に「男の子」、「女の子」という言葉を使っているのです。

しかし、このような表現でもいいはず。

「子ども達が野球しているね」

「ままごとをしている子がいるね」

「男の子が~」「女の子が~」と不必要に性別を強調してしまうと、子ども達は性別に色々な意味合いがあると考えてしまいます。「子ども達が~」「子どもが~」といった表現で良いのです。

性別を超えた友達付き合い

小学校にもなると、男の子と女の子に分かれて遊んでいるグループが大半だと思います。しかし、ジ性差別や偏見をなくすには、性別を超えて友達付き合いをすることが大切になってきます。

同性同士で過ごすことに慣れると、だんだんと異性と何を話せばよいのかわからなくなってしまいます。

しかし、男女の区別なく友達付き合いができれば、異性との共通点がわかり、気楽に過ごせるようになりるのです。

習い事も固定観念にとらわれてはいけない

習い事も、男の子はサッカーや野球、女の子はピアノやバレエなど固定観念にとらわれてしまってはいけません。

もしかしたら、女の子が「私はサッカーがしたい」。男の子が「僕はピアノがしてみたい」ということがあるかもしれません。

レイジンの長女ちゃんは『バトントワリング』をしていますが、男の子も数名います。

固定観念や先入観にとらわれず、子どもの「やりたいこと」を尊重していきましょう

服や玩具の選び方に気を付ける

服や玩具を選ぶときはジェンダーギャップ(性差)や偏見が現れやすい場面になります。

「男の子は、派手なものよりも無地がいいよ。」
「女の子なんだから、フリルがついていた方がいいんじゃない?」
「男の子だから、きっと車のおもちゃが気にいるね。」
「女の子はおままごと好きだから、人形をプレゼントするよ。」

こういった先入観や固定観念により服や玩具の選択が狭まり、性差別や偏見につながったりするのです。で服や玩具を選ぶのではなく、個人の選択で選んでいけるようにしましょう。

テレビなどで活躍しているロールモデル(模範となる人物)を見せる

テレビなどで活躍している有名人をロールモデルとして見せていくことは、性差別や偏見をなくしていくことに大きくつながっていきます。

例えば、

○トランスジェンダーで活躍しているのは、
『KABAちゃん』『はるな愛』『りんごちゃん』

○異性が得意とされているスポーツで活躍しているのは、
『なでしこJAPAN(女子サッカー)』、『熊川哲也(バレエ)』、『谷亮子(柔道)』、『羽生結弦(フィギュアスケート)』、『吉田えり(野球)』、『鹿児島実業高校(新体操)』

○リーダーシップのある女性
『和田アキ子』『澤穂希(なでしこJAPAN)』『野田聖子(政治家)』

メディアで活躍している様々な人を見ることで、子ども達は多様性が促されたり、性別に関する差別や偏見を乗り越える、また、自分の可能性を広げ、夢を見たりすることができるのです。

性差別について話し合う

性差別について、子どもと話をすることはよいことだということが分かっています。もし、日常やテレビなどで性差別的な場面を目にしたら、子どもと一緒に話し合いましょう。

親「なんで、テレビのあの人は男の子はスポーツが好きで、女の子はままごとが好きといったんだろうね。」
子「確かに、うちの学校も男の子はスポーツ好きな子も多いけど、女の子もスポーツしているよ。」
親「そうだよね。女の子もスポーツ好きな子もいるし、ままごとが好きな男の子もいるんだよ。」
子「そうなんだ。男の子はあまりままごとしないと思っていた。」
親「大切なのは、性別関係なく自分が興味あるものをやってみることだよ。」
子「なるほど。じゃあ僕が好きなことをするのが大切っていうことだね。」

このような会話を通じて、性別に関する差別や偏見について考えていく、立ち向かっていく力を養っていくことができます。

また、子どもが性差別的な発言をしてしまうこともあるでしょう。その場合はチャンスだと捉え、「なぜそう思うの?」と質問し、会話をしていきましょう。そうすることで、子どもが性差別や偏見を認識し、訂正していくことにもつながっていくのです。

子どもの個性を活かす

そして、ジェンダーギャップ(性差)やバイアスをなくしていくために、一番大事なのが子どもの個性を活かすということ。

・絵が好きで、休み時間はいつも服や装飾のデザインを描いている健太君

・野球が好きで、いつもみんなを取りまとめ、野球の試合を楽しんでいるさくらちゃん

といったように、健太君がデザインをすることも、さくらちゃんが野球好きなことも性別に関係なく素晴らしい個性です。大人が子どもの個性を尊重することで、性差別や偏見がなくなるだけではなく、子どもの自己肯定感が構築されていくことにもつながります。

子どもの個性を活かすためには

では、子どもの個性を活かすために親ができることを紹介していきます。

子どもの選択を尊重する

まず、服や玩具、習い事など子どもが選択する場があると思いますが、子どもの選択を尊重していきましょう。

・人形が好きな男の子。
・Tシャツにズボンが好きな女の子。
・バレエを習いたい男の子。
・野球に挑戦したい女の子。

どちらも、子どもの「やりたい」が根源になっています。もちろん、男の子が「野球したい」女の子が「スカートにしたい」ということもあるでしょう。どの選択も間違いではありません。

「男の子だから~」「女の子だから~」という価値観を前提に子どもの「やりたい」を否定するのは、その子の思いを否定することと一緒になるのです。

子どもの好きなことを尊重する

また、子どものやりたい(好きな)ことには、興味や才能が隠れていることもあります。

「好きなこと」に対しては、自然と知りたいと思うことが多くなるでしょう。勝手に好奇心があふれてくるのです。そのような状態の子どもの脳は、意欲的になるホルモンの『ドーパミン』やリラックスのホルモン『セロトニン』など数多くの脳内ホルモンが分泌されているそうで、脳内は高度に活性化されているそうです。

一流で成果も出しながら幸福度の高い人は、「好きなことを追及している」という特徴があるとか。

男の子がデザインが好き、女の子が恐竜が好きでもよいのです。そこに興味や才能が隠れています。

自己表現する機会を与える

人間は自分を表現できる権利があります。子どもが自身が望む自己表現をする機会を与えていきましょう。

・子どもが興味をもつことや好きなことを自由に表現できるようにする。
→音楽が好きなら、楽器を使用できる部屋を用意したり、イベントに連れて行ったりする。

・服や外見を自由に選択する
→子どもが自分らしい服を選べるように、親が柔軟に対応する。(規則や場に応じた服装などは伝える)

・子どもが自分の意見や感情を自由に表現できるようにする。
→子どもの感情や話の内容に共感していき、安心して自分を発揮できるようにしていく。

といった感じ。親が子どもの自己表現する機会を与え、受け入れることで、「自分は受け入れられている。大丈夫だ。」と自己肯定感が向上し、自信をもって他者とかかわることができます。それゆえ、個々の個性を尊重することもできるようになるのです。

おわりに

ということで、今回は『子どもの個性を活かせ~「男の子なのに~」「女の子なのに」ジェンダーギャップ(性差)・バイアス(偏見)をなくして自分らしく~』というこで述べさせてもらいました。

レイジンも「男らしくないな~」とか言われるのは、すごく嫌でしばらくの間、心に引っかかりがあったりしたんですよね。

子ども達にはそのような思いをしてほしくないし、それぞれの個性を認められる社会になっていってほしいなと感じる次第でございます。

そのためにも、大人がジェンダーギャップにならないよう、子どもへのかかわりを意識していかない解けませんね。

今回はこのへんで。それでは、またやー!

参考文献

「男らしさ」はオワコン!そんなもんにこだわってると鬱病と不安に取りつかれるぞ!というアメリカ心理学会の話 | パレオな男 (yuchrszk.blogspot.com)

今週末の小ネタ:抗酸化サプリでうつが減る? タンパク質でメンタル強化? 男らしさにこだわると寿命が縮む? | パレオな男 (yuchrszk.blogspot.com)

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