src="https://ajax.googleapis.com/ajax/libs/jquery/3.7.1/jquery.min.js">産後クライシスって知ってる? - レイジンブログ
スポンサーリンク

産後クライシスって知ってる?

子育て
スポンサーリンク

ハイサイ、レイジンです。

レイジンの妻さん、ただいま第三子妊娠中。出産まで残り3ヶ月ほどになってきました。

出産が近づくにつれ、楽しみでもありますが、少し怖さもあります。

実際に出産する妻は、そのような気持ちが倍以上になっているでしょう。

最近、こんな言葉を見かけました。

『産後クライシス』

知らない人も多いのではないでしょうか。

産後クライシスをAIチャットくんに聞いてみると、以下のような答えが。

AIチャットくん便利 拍手

母親の産後の体は、心身ともに非常に脆いので、適切なケアが必要なんですよね

産後クライシスは、その母親の精神的な不安を支えられずに、夫婦仲が悪化してしまうことをいいます。

実はレイジンにも経験がありまして。

第1子が生まれた後、その当時は育休を取るという選択肢はなく、

妻が出産して数日休んだ後、仕事に行ってました。

その当時は、新しい職場に入ったばかりで、環境に慣れることもままならない中、残業が増えていました。

出産したばかりなのに、妻は家で1人の状況が続いたのです。

妻の機嫌は日に日に悪くなっていました。

「なんでこんなに遅いの?」

という言葉を毎日かけられていたと思います。

レイジンとしても、

「しょうがないじゃねーか」

という思いもあり、どちらともイライラして悪循環に陥っていました。

この時のレイジン、すごくイライラしていたのでしょう。久しぶりに会った妻の母が、「なんか雰囲気変わったね。」(悪い方に)と言っていたほどだったので。

このような感じで互いにイライラしていましたが、

今思うと、これは、レイジンの妻への理解が足りなかったのだと思います。

妻の体や心は、出産後、様々な要因で疲弊をしていたのです。

それに気づかず、「家にいるんだから大丈夫でしょ」と今のレイジンでは考えられないようなことを思っていました。

自分中心で妻のことを分かろうとも思わなかったのです。

少しずつ関係を修復しましたが、その状況が続いていたとなると、今頃どうなってたかゾッとします。

そんな恐ろしい『産後クライシス』について今回調べてみました。

それでは、いってみよう

産後クライシスの恐ろしさ

産後クライシスとは、先程述べたたように、

母親が出産後精神的に不安定な状態になり、夫婦仲が悪化してしまうことを言います。

Wikipediaによると、NHKのあさイチから生まれた言葉だとか。

産後クライシスの恐ろしさは、そのまま離婚につながる可能性も高いというところです。

厚生労働省によると、母子家庭になった時の子どもの年齢は0〜2歳が圧倒的に多いとされています。

それまで仲の良かった夫婦も、子どもの誕生を境に、夫婦仲が悪くなってしまうのです。

これは海外のデータでも同様です。

2009年に、4人の研究者が132組の夫婦のデータを分析したところ、およそ90%の人々が、最初の子供が生まれた後に結婚生活の満足度の低下を経験していた。

子育てのパラドックスーー「親になること」は人生をどう変えるのか 
ジェニファー・シニア(著), 高山真由美(翻訳) 

2003年に3人の研究者が、子供と結婚生活の相互関係について、100近い調査を再検討したところ、子供のいない女性では、62%が平均以上の満足度を示したのに対し、子持ちの女性では、それが38%にとどまった。

子育てのパラドックスーー「親になること」は人生をどう変えるのか 
ジェニファー・シニア(著), 高山真由美(翻訳) 

産後の夫婦仲の満足度の低下は、国内外共通のことなのです。

なぜ産後クライシスが起こるのか

では、なぜ産後に夫婦仲が悪化する産後クライシスが起こるのでしょうか。

まず考えられるのは、産後の女性の身体の変化にあります。

妊娠中は、女性ホルモンが増加していきますが、出産直後、女性ホルモンが急降下。

ほぼ0になるといいます。

藤川の伸びのある直球から、大魔神佐々木のフォークぐらいストンと落ちる訳です。

NHKエデュケーショナル すくコムより

女性ホルモンがなくなると、物忘れが出てきたり、髪が抜けたり、体がうまく動かなくなったりします。

妊婦の身体は出産と同時に追い詰められていくのです。

女性ホルモンが元に戻るのは、半年から1年だとか。

女性がどれだけ出産に力をつかっているかわかりますね。

産後うつ

そして、産後クライシスに関係することで忘れてはならないのが「産後うつ」

産後、精神的な不安から産後クライシスだけではなく、さらに産後うつにもなってしまう恐れがあります。

産後は精神的にも不安定で、産後不安、産後精神病などといった状況に陥るのも珍しくはありません。

ささいなことでなぜか涙がポロポロと出てきたり、ちょっとしたことで泣き出してしまうこともあるといいます。

産後うつ病の発病率は、出産した女性の中から15%が経験するとか。(意外に多い)

また、うつ病の既往歴があると、圧倒的に産後になるリスクが高くなるともいいます。

なかなか寝ない赤ちゃんを抱えた場合は、うつ病になるリスクも高くなります。これは自分も睡眠不足になる不安定な状態になるからでしょう。

こうした産後うつ、精神的不安定な状態で過ごしていくと、家族とうまくコミニケーションを取れず、余計に精神的不安定な状態になり、産後クライシスつながっていくことも容易に考えられるでしょう。

産後クライシスを防ぐには

では、産後クライシスを防ぐにはどのようにすれば良いのでしょうか。レイジンは、夫が妻の状態を理解することしかないのかなと感じています。

レイジンが思うに、産後の女性の体、心の様子を知っている男性はほとんどいないでしょう。

知らないと言う事は、産後、女性がなぜ苦しんでいるわからないということです。

しまいには、「俺は頑張っているのに、なんで」「俺は仕事で疲れているのに、お前は家にいるだろう」という思いや言葉が出てくるようになってしまうのです。

先ほどからも述べているように、産後の女性の体疲弊しきっています。

そんな中で加えて、新生児の世話や家事をしろという事は言語道断なのです。

では、産後の女性の体には一体どのようなことが起こるのでしょうか。

よく例えて、「産後の体は、交通事故にあったようなもの」と言われます。

具体的に見てみると、

・多量の出血

産後の女性は、2日ほど多量の出血があります。子宮の粘膜など排出されているようで、出てくる時は不快感もあるのだとか。この出血は数週間続くようで、少しずつ軽くなっていきます。

・トイレでも痛む

出産後は、傷の痛みで、トイレも痛むようになります。毎回のトイレが痛くなるとこれはきつい。痛みを抑えるために、便の柔らかくする薬が処方されていきます。

・帝王切開の場合は、数週間苦労する

帝王切開は、手術と一緒ですね。術後は、お腹に力を入れるたびに痛みが伴うことになるといいます。鎮痛剤が切れた時は少し動いただけで痛さが極みに達するとか。日常生活に戻るのは、普通分娩の場合よりも時間がかかるそうです。

・産後は感情が激しくなる

そして最後に、先ほども述べたホルモンの影響について。感情が不安定になる。急に泣き出したり、怒り出したりするなどといったことがあるといいます。他にも、様々な心身の変化がみられるでしょう。

海外では、産後1ヵ月までの女性には、何もさせて、年上の女性が家事や育児などの身の回りの世話をしているといいます。

それは、産後の女性の体が家事や育児をできるような状態ではないということを知っているからです

そうしてみると、日本はかなり遅れていると言わざるを得ないでしょう。ただでさえ、心身ともに厳しい状態にある女性に家事、育児を押し付けているのですから。

産後の体を回復させるためには、よく寝ることが1番といえます。ただでさえ、授乳で睡眠が不定期になってしまうので、体調を崩しやすくなるのです。たっぷりと睡眠できる時間を与えてあげることが重要になってきます。

また、ウォーキングなどの適度な運動もできる範囲から始めていくと体力も戻ってくるでしょう。適度な運動は、精神状態は安定させ、産後うつを防ぐことにもつながります。

パパは育休を取ろう

産後クライシスや産後うつを防ぐために必要なことは何でしょうか?出産した女性が頑張ることでしょうか?それは違います。

レイジンは頑張るべきは男性だと思っています。頑張るというか、家族共に助け合うといった感じでしょうか。

ママに負担が増している状況なら、パパが代わりに育児や家事をすればいいのです。

その時間がないのなら、育休を取ればいいのです。

家事、育児、ママの回復など男性が育休を取得することで解決できることも多いと思います。

○育休のメリット

・育児や家事のレベルが上がる

まず、何といっても、育児や家事のレベルが上がっていくでしょう。これまでは育児は妻に任せきり、家事もあまり行ってこなかったという男性も、実際に触れ、やってみることで、少しずつコツを覚えていくでしょう。

そうすると、これまで苦に思っていたことも当たり前のように行うことができるになってきます。

初めての赤ちゃんのお世話でも実際にやっていくことでスキルはどんどん上がっていきます。

オムツの変え方や、ミルクのあげ方、着替えや沐浴などママと一緒にレベルアップできます。

・妻の負担軽減

先ほどから述べている通り、出産後のママは負担増し増し状態。体や精神面は大きく不安定な状態です。そこで、パパが家事をしたり、育児をしたりすることで、ママの負担は大きく緩和されます。

何より寝ることができる。十分な睡眠は、身体的、精神的にも大きく影響を与えます。

そして温かい言葉をかけ合うことで、夫婦仲は良好になっていくのです。

・家族の時間が増える

育児休暇を取得することで、家族の時間も増えます。出産したのが第一子だと、その子への愛情は日に日に増していくでしょう。

第二子以降だと、お兄ちゃん、もしくはお姉ちゃんとのやりとりも増え、子どもへの理解が深まっていきます。

時間があることで、ゆとりが生まれ、子どもの声や表情に目を向けられの変化も気をつけるようになります。成長を感じ取れるのです。子どもの成長を感じることができるのは、子育てにおいてこの上ない喜びになります。

また、ママと一緒に子育てについて話し合ったり、一緒に出かけたりする時間も確保できます。家族共に過ごす時間はかけがえのない大切なものになってくるのです。

・産後クライシスを防ぐ

そして最後は、今回のタイトルにある「産後クライシス」を防ぐことができること。

産後クライシスは、ママの体の負担や精神的負担を支えることができないために起こります。ただでさえきつい状態なのに助けてくれないパパさんに対して、ママは敵意をむき出しにしてくるでしょう。それが産後クライシスにつながるのです。パパが育児、家事を代わったり、一緒に行ったりすることで、産後の変化に対応できる余裕が生まれ、良きパートナーとしてパパさん共に歩もうとしていくのです。

おわりに

ということで今回は、世にも恐ろしい産後クライシスについて書かせていただきました。

産後のママに対して、パパの何気ない行動・言動は、今後の人生において大きな影響を与えていきます。最悪、離婚にもつながっていくのです。そうならないためにも、産後のママについて学び、援助いくことで、今後の家族生活において大きな助けとなるでしょう。

それでは、今回のまとめ!

  • 産後は夫婦仲の満足度が低下しやすい
  • 産後の女性は、身体的、精神的にも大きな負担がある
  • パパにできることは、産後の女性について学び、育休を取ってママを助けること

大きくまとめるとこんな感じかな。

3ヶ月後にはレイジンも3児のパパになります。

育休を取得して、ママの手助けすることで、良好なの家族関係を築いていくぞー

それではまたやー

参考文献

子育てのパラドックスーー「親になること」は人生をどう変えるのか 
 ジェニファー・シニア(著), 高山真由美(翻訳)

マイナビより

100万人が信頼した脳科学者の賢い子になる子育てバイブル ジョンメディナ(著)栗木さつき(訳)

米国最強経済学者にして2児の母が読み解く子どもの育て方ベスト エミリー・オスター(著) 堀内久美子(訳)

コメント

タイトルとURLをコピーしました