src="https://ajax.googleapis.com/ajax/libs/jquery/3.7.1/jquery.min.js">4歳や5歳の子が習い事を嫌がる理由~忙しい子どもたちに習い事は必要か~ - レイジンブログ
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4歳や5歳の子が習い事を嫌がる理由~忙しい子どもたちに習い事は必要か~

子育て
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今回のブログは、

『習い事』について!!

賛否両論あると思いますが、それなりの根拠も含めて自分なりの考えを述べていきますので

ゆたしくー(よろしく)

それでは、いってみよー

習い事の種類と親の意識

私が子どもだった頃は、そろばんや書道、ピアノなどといった習い事が代表的でしたが

現在はより多くの習い事があるみたいですねー

そろばん、書道、ピアノはもちろんありますし、勉強系の習い事、スイミング、空手、英会話、サッカー教室、パソコンやロボット教室、プログラミングなんていうのも見ますねー

種類も増える中、習い事をさせたいという親御さんも増えてきているような感じます(これはあくまで肌感覚)。実際、勤めている園で4歳児クラスを持たせていただいたとき、クラスの半分が大手勉強系の習い事をしていたということもありました。

わが子の将来のことを思って習い事をさせている親御さん。子どもを思う気持ちは素晴らしいと思います。

ですが、わたくしレイジンは、子どもの習い事に大賛成!とは言えないんですね。。。

その理由を以下に述べていきます(あくまで個人的な意見)

4歳5歳の忙しすぎる子ども達は習い事を嫌がる

結論から言うと、子どもたちの中には忙しいことが原因で「習い事に行きたくない」という子もいます。

早速ですが、園に通っている子の習い事がある日のスケジュールを見ていきましょう!

8時〜16時保育園、幼稚園、こども園
16〜18時習い事
18時〜20時夕ご飯、お風呂など
20時〜21時宿題
21時〜就寝

まあ、ざっくりとこんな感じですかねー(大雑把な性格なので、すみません。)

このスケジュールの中で問題点があります。

そう!子どもがゆっくりと充電できる時間、余白の時間がないんですよー

大人でも、家に帰ってきたらほっと一息つきたくなりませんか。

家は安心できる場所でなくてはなりません。

大好きなお父さん、お母さんとゆっくりお話したい、遊びたい

自分がやりたいことを集中してやりたい

余白の時間、自由な時間を得た子どもは、想像したり、好奇心を働かせたりして、習い事では得られない経験をしていきます。

自分のやりたいことなら尚更熱中するでしょう


保育園や幼稚園、こども園で遊んできたとしても、子どもたちなりの社会で過ごし、疲れはたまっている。ゆっくり過ごすことで回復し、「また明日頑張るぞ」といった気持ちが自然に持てるようになります。

また、抱き癖」の件でも述べましたが、安心できる親と過ごす事は子どもにとって何よりも大切なもの。

しかし、そのような充電の時間が持てず、日々の必要な生活をするので精いっぱいとなると、子どもだってストレスが溜まっていき、習い事に行きたくなくなることも出てくるのです。

習い事は親にも負担

また、習い事は親にも悪影響を及ぼす場合があります。

学習系の習い事やピアノには宿題があったりしますよね

この宿題が厄介で、、、

家に帰ってまで子どもは習い事のことをやりたくなかったとすると、

なかなか手を付けてくれないんですよ。

でも、親は手を付けてほしくて、子どもより宿題のことで頭いっぱい

「早く宿題やりなさい!!」「まだやってないの!!」

恒例のパターンですね。親の方がストレスをためてしまいます。

また、課外活動や運動系の習い事でありがちなのが、その習い事で休日が染まってしまうパターン

送迎や当番に当てられたりと、習い事のために1日があっという間に終わってしまいます。

断言します大人にもゆっくりと過ごす時間は必要です。

大人がストレスをためて過ごしていると、それは子どもにも返ってきます。


脳科学的に正しい一流の子育てQ&A 脳科学者 西 剛志著 』によると、

子どもがリラックスできない原因は2つあるといわれています。

①親がリラックスしていない場合

親が常に真剣な状態で子どもと接していると、

「ミラーニューロン」(目の前の人の感情を自分の中に鏡のように再現する神経細胞)を通して緊張してしまうということが分かっているそうです。

もらい泣きやあくびがうつるといったことも「ミラーニューロン」の働き。

リラックスすることは最高の力を発揮するために大切な状態と言われているので、緊張状態の親といると、なかなか力は発揮できないのかもしれません。
子どもに対しての触れ合いが少ないとき
これまた、 抱き癖」の件 でも述べたのですが、親との触れ合いがないと子どもは不安を感じやすく、なかなか前向きになれないということが言われています。

この2つどちらも、余白の時間を設けることで解消できそうですねー

もし、リラックスできていないときは、子どもに余白の時間を設けてはいかがでしょうか。

それでも「習い事は大事だ」というあなたへ~おすすめの習い事をエビデンスをもとに紹介~

これまで述べてきたのは、「忙しすぎて余裕がない人はそこまで無理して習い事をするべきですかー?」ということだったんですけど、

「時間にゆとりあるよー」という方もいると思います。

そんな人に、おすすめの習い事をエビデンスをもとにご紹介

まず大前提なのが、

本人がやりたいと思っているのかです。


大人だってやりたくないものをやらされるのは苦痛ですよね。サッカーやりたいのに、習字に連れていかれたり。運動が苦手なのに、空手をやらされたり。。。

現在の自分が、無理やり習い事をさせられたらと思うと発狂モノ。

お子さんによってはなかなか嫌ともいえない子もいると思います。


また、好奇心や必要がないものは、すぐに消えてしまうという話もありますが、○○式を取り入れている保育園や幼稚園でも、バク転ができた(やらされた?)ところで、小学校高学年になっていると忘れていることも多いそうです。


見栄えばかり意識するのではなく、子どものやりたいという気持ち、主体性を尊重することで内面の成長が見られるのではないだろうかーということです。


読み書きについてもこんな研究があります。

ノーベル経済学賞をもらっているヘックマン教授が行っている、1960年代から始まっているペリー幼稚園プログラムによると、

ペリー幼稚園プログラムによって質の高い幼児教育を受け、子供たちの学力やIQは上昇したが、ごく短期的なもので小学校入学とともに小さくなり、8歳前後で差がなくなってしまっていた。

つまり、幼児期から無理に教えなくても読み書きは後々ついてくる。研究では、それより大切なものは何か。非認知能力と述べられています。

非認知能力とは→一般的には「生きる力」例えば自分に対する自信やり抜く力意欲的粘り強さ意思力自制心自分の状況を把握する力リーダーシップ社会性対応する力創造性、工夫する力、好奇心、協調性、誠実性などのこと。


これらの研究結果を踏まえると、幼児期に習うなら、勉強系ではなく、非認知能力が育つ体験系がよいのではということにります。

そして、科学的に効果の高い習い事は、

音楽系と言われています。

・2014年にアメリカ児童思春期精神医学会(Journal of American Academy of Child & Adolescent Psychiatry)が、楽器演奏の教育を受けた子どもたちは、実行する力や感情を処理する力が発達していたと発表。

・2020年にロンドン大学の研究チームの研究では、音楽のトレーニングをすることによって学校の成績上げる効果はなかったが、人との関係を築くスキル、社会性、自尊心の向上が見られた。

という研究もちらほら。

社会に出てから必要になるスキルや、ありのままの自分を受け入れる力が育つということですねー。

音楽の力すげー


これを聞くと、私も息子や娘に音楽習わせたいなーと思いますね。

本人がやりたいっていうならですけど(^^)

子どもの過密スケジュールを防ぐ7つの質問

子どもにも息抜き、余白の時間が必要だよー

と述べてきたのですが、

自己肯定感を高める子育て』( ダニエル・J・シーゲル、ティナ・ペイン・ブライソン著 桐谷知未訳より )で、

子どもの過密スケジュールを防ぐための7つの質問というのがのっていたので、

引用させてもらいます。

ぜひ参考にしてみてください。

1.この子はストレスがたまっている?

しょっちゅう疲れていたり、不機嫌だったり、そのほか、追い詰められている、または不安を感じているようなそぶりを見せたりなど、バランスが悪い兆候を示している?

2.この子は忙しすぎて、遊んだり創造的になったりする自由な時間がなくなっている?

3.この子はじゅうぶんな睡眠をとっている?

あまりたくさんの活動にかかわっていると、寝る時間に宿題を始めることになる。これは困った問題だ。

4.この子のスケジュールはいっぱいすぎて、友達やきょうだいと気ままに過ごす時間が無くなっている?

5.家族みんなが忙しすぎて、決まった時間に一緒に夕食が取れない?

毎食一緒に食べる必要はないが、ほとんどない場合は心配だ。

6.子どもにしょっちゅう「急いで!」と言っている?

7.自分自身が忙しくてストレスがたまっているので、子どもとのやりとりの大半がイライラしたりキレたり、になっている?

これらの質問の答えに1つでも「はい」があるなら、立ち止まって考えてほしい。

2つ以上「はい」があるなら、子どものスケジュールがつまりすぎかどうか、真剣に考えることをお勧めする。

自己肯定感を高める子育て ダニエル・J・シーゲル、ティナ・ペイン・ブライソン著 桐谷知未訳より

私たち家族の場合、当てはまりそうなのが6番かなー

ゆとりを持った時間配分や子どものペースを尊重する必要がありますねー

まとめ

これまで、私の意見をバーッと述べてきましたが、

もちろん、これが全てではないですし、様々な意見があってもいいと思います

習い事をすることで、子どもの才能が開花するかもしれないし、やりたい意欲がくすぐられるかもしれない。

子どもの成長を願う気持ちは皆同じ

忙しい中習い事をさせている親御さんも「子どもに対して良い未来を作ってあげたい」という思いがあります。


習い事を考えている親御さん、何がベストか、今一度考えてみませんか。

ということで、本日のまとめ

・習い事は、子どもの充電時間を奪ってしまうこともありますよー

・習い事は、親にもストレスを与えてしまうことがある

・音楽系は科学的に効果のある習い事

以上になります。

それでは、またやー

参考文献

自己肯定感を高める子育て ダニエル・J・シーゲル、ティナ・ペイン・ブライソン著 桐谷知未訳より

脳科学的に正しい一流の子育てQ&A 脳科学者 西 剛志著 』

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