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小学校定番の宿題!『音読』ってどんな意味があるのか調べてみた

子育て
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はいさい!沖縄で保育士をしております。レイジンです。

レイジンには、小学1年生爆進中の息子と保育園児の娘がいます。

今回は、息子が行っている宿題の内容について。

息子の宿題をチェックしていると、ふと「これ意味あるの?」と疑問に思うことってありませんか?

私の中でその最たるものが音読でした。
息子「じゃあ、音読始めるねー」「あかまきがみ あおまきがみ きまきがみ…~~なんちゃらかんちゃら」「あい、終わり」「もう読んだからいいでしょ」

「うーん…」大体は学校側から教科書〇ページと指定されてくるんですが、何回かやってると覚えてくるようで、しまいにゃ教科書も持たずに早口で言って終わりましたよ的な感じになるのです。

完璧に飽きてる・・・

この宿題が1か月ほど続くとなると、聞いている親の方も忍耐力が必要になってきます。こちとら「これ意味あるのかな…」と思ってるからなおさら


意味がないものを「言われたからやってるー、ぽけー、、」的なことは嫌いだし、息子にも、今後、『なぜ必要なのか』考えて取り組める人になってほしい

ということで、今回は音読の効果を調べてみることにしました。
それでは、いってみよー

音読の効果

 早速ですが、レイジン疑いまくりの音読効果。

 実際に調べてみると、音読の効果はめちゃくちゃありました。「意味あるのかい?」と思ってたレイジンには衝撃的な結果。
今回は、たくさんの効果の中から、これは大事かなと思った部分を紹介していきます。

①口で読み上げた方が覚えやすくなる

 メンタリストDaiGoさんの書籍『超効率勉強法』に音読の効果を示す研究がのってました。学生に80個の単語を音読させた研究では、声に出して覚えたグループは、黙読して覚えたグループよりもテストの成績が12%も高くなったそうです。

 音読のメリットの3つの要素も示してくれています。


1.声に出すことで口や耳などの運動機能を使うため、学習がよりアクティブなものになる
2.声に出すにはテキストをしっかり読まねばならず、単に目で内容を追うよりも深い学習が可能になる
3.音読には「自己参照効果」があり、記憶の定着率が高まる(「自己参照効果」とは、「自分」に絡めて記憶した方が定着率が高くなる現象を表した言葉)

『最短の時間で最大の成果を手に入れる超効率勉強法』メンタリストDaiGo Gakken 


 音読の効果をさらに高めるために「話しかけるつもり音読」も良いそうです。モントリオール大学が行った研究によると、単語を人に向かって音読したグループは、普通に音読したり黙読したグループよりも暗記していたそうです。
話しかけるつもりの音読→子どもが親に向かって音読すると同じではないか!!!

先生たち、ここまで狙って宿題を出していたのか。

②音読は脳を刺激する

 音読は脳も刺激します。
 音読をすると「読む」「話す」「聞く」と言う作業を同時に行うことになるため、脳の中の特に前頭葉という部分が刺激を受けるそうです。
前頭葉は、記憶や意欲、自制心をコントロールするところ。音読によって前頭葉を刺激すると、記憶力、集中力、注意力などが鍛えられるとか。
音読の効果すげー

③音読は幸せホルモンを分泌する

 音読することで「幸せホルモン」と呼ばれているセロトニンが脳内に多く分泌されるようになると言われています。セロトニンの効果は、精神の安定や安心感、ストレスに効くなど人間には欠かせないもの。
 お風呂に入ったり、ハグをされたりすることでも分泌されるといいます。リラックスといえばセロトニンということですな。

 これは音読やらないわけにはいかないですね。

音読のデメリット

なんか悔しいので、一応音読のデメリットも調べてみました

①音読は時間がかかる

 音読は黙読と比べて時間がかかります。
 大人でも、黙読より音読の方が時間がかかるということがわかっているので、子どもだとなおさら。
字を読むことに苦労する子は、さらに遅くなるでしょう。
「あしたはたいいくのひ」と読むのに対しても
読める子「あしたは/たいいくのひ」
苦手な子「あ/し/た/は/た/い/い/く/の/ひ」

 「あーこれいつまでかかるんだろ」パターンですよね
 家でも忙しい保護者の方は、「まだ終わらないのかなー家事も残ってるのにー早く読んでくれよー」となると思います。

 では、スラスラと読めるにはどうしたらいいのでしょうか。


 まずはひらがなを読めるようになること。
 単語カードなんか使ってゲーム感覚にすると、子どもは楽しんで取り組みますよねー
 最初は1字。2字。3字。とレベルを上げていけば、コツコツと読む力がついてくるでしょう。親も一緒に楽しむと、より効果は倍増しそうです。

 保育園児などでおすすめなのは、かるた遊び。絵もついているので、より子どもの興味を引き立てます。ただし、注意点も。家族で遊んでいると、お兄ちゃんが負けず嫌いを発揮し取りまくり。「取れないから楽しくなーい」といったことも。

②読むのに必死で内容を理解していない

 「文字を読んで声に出す」という行為は、子どもにとっては難しいようで(特に低学年)いっぱいいっぱいになってしまいます。その上、意味を理解しましょうとか言われたら…(というか、大人の自分も、声に出しながら内容を理解しようとしたが、意識しないと難しかったし、意識するとスピードは確実に落ちた)
 小学校低学年等は、知らない単語などを覚えることが多いので、音読がより効果を発揮されそうですが、主に内容理解を求められる時は黙読の方が効果を発揮するのかなーと感じます。

親が気をつけること


それでは、音読の時に親が気をつけることは一体何でしょうか。

①手を止めて聴くこと

 子どもも忙しいですが、親も忙しいです。子どもが音読を始めようとする時、家事が残っているので家事をしながら聞きがち。最悪の場合、疲れていてスマホをいじりながらなど。いわゆる『ながら聞き』ですね。「一石二鳥だー」としてやりがちな『ながら聞き』ですが、子どもには「真剣に聞いていないなー」と伝わります。そうなったら子どもの気持ちはどうでしょう。

 音読の時間は数分から10分程度。手を止めて聞くことができるか、親の自制心も試されます。意外に難しかったりしますよ。

②すぐに認めていく

 読み終わったら、「一つ一つ丁寧に読んでいたね」「昨日よりスムーズに読んでいたね」など、子どものがんばっているところを認めていきます。親がすぐに認めることで、子どもの脳は活性化し、やる気アップにつながると言われています。

③間違っても最後まで聞こう

 間違ったところがあると直したくなるのが人間の性というものですが、音読に関しては、間違いを直さずに最後まで聞いてあげるべきです。間違うたびに指摘されると音読が中断され、その後緊張して読むようになったり、苦痛になって長続きしなくなったりしていきます。これも親の自制心が試されます。
 間違ったところは、子どもが読み終わった後に親が同じところを音読し、子どもに聞いてもらう位で大丈夫。自然と子どもは間違いを正すようになるでしょう。所々間違えた位では意味が大きくずれる事はありません。まずは子どもが楽しく取り組めることが音読の最重要ポイントになるでしょう。

今回のまとめ


それでは、今回のまとめ!!

・音読には、学習効果を上げてくれたり、脳が刺激されたりと様々な効果がある
・時間がかかったり、読むのに必死で内容が入ってこないなどのデメリットもある
・親は、手を止めて音読を聞き、すぐに認めると本人のやる気も上がるだろう

となります。

 今回、「音読って意味あるのかよ!!」といった疑問から入りましたが、結論、自分で調べてみて良かったなと思いました。
 冒頭にも述べましたが、何事も「なぜこれをやるのか」という活動の意味を知ることが大事だなと。効果を知ることで親自身も納得して宿題に取り組むことができる。学校側は、たださせるではなく、「音読の効果」を親に知らせていくことも大切にしてほしいなーと考えさせられました。


それでは、またやー

参考文献

最短の時間で最大の成果を手に入れる 超効率勉強法 メンタリストDaiGo (著) 

『子育てベスト100──「最先端の新常識×子どもに一番大事なこと」が1冊で全部丸わかり 加藤紀子(著)』

コメント

  1. […] 前回の記事『音読って意味あるのか調べてみた』で、音読について調べた後、無性に絵本の読み聞かせについて調べたくなりまして。「なぜ」がわかると、より調べたものに対してやる気が出てくるのは私だけでしょうか。 […]

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