ハイサイ、レイジンです。
今回は家族会議について述べていきたいと思います。
「子どもが最近何も話してくれないんだよな」
「わかんない、何にもない」の繰り返し
「最近家族の会話が減った」
という方は、今回の記事を見て、家族会議を試してみることで、子どもが自分の思いを伝えたり、家族の会話が増え、仲が深まったりすることに役立てていけばなと思います。
レイジン一家も、5歳の娘と8歳の息子を交えて家族会議を始めたことで、家族間での会話が増え、会議の時間を楽しみにするようになりました。
それでは、いってみよー!
家族会議のやり方
というわけで、さっそく家族会議のやり方から。といっても、そこまで決められた方法はないので、自分たちのやりやすいやり方でいいと思いますが、一応の例を出しておきますねー
家族が集まれる日や時間帯
家族全員が集まれる日や時間帯を選んで、家族会議を行いましょう。できるだけ、家族全員がリラックスしていて、参加しやすい時間が適しています。代表的なのは、『夕食の時間帯』でしょうか。そのほかにも、『休日の朝ごはんの時間帯』、『日曜日の夕食時』などが挙げられます。家族皆が納得してできる日時が良いでしょう。
1週間に1度や、1か月に1度など、個々の家庭の状況に合わせて行っていきましょう。徐々に頻度を増やしていくのもいいかもしれません。
みんなが集まる場所にする
お手軽に家族皆が集まれる場所と言えば、リビングでしょう。リビングだと、家族に声がかけやすく、乗り気じゃない子もなんとなく耳に会話が入ってきます。
お菓子や飲み物を用意すると、子どもも入ってきやすいですね。
リビングのほかには、
・散歩中 ・ドライブ中 ・朝カフェ ・朝マック ・レストラン
などといった非日常の中で、対話も深まることがあるでしょう。歩くと良いアイデアが出やすいということも言われているので、散歩などおススメです。
テーマの決め方
家族会議で一番考慮しなくてはならないのがテーマの部分。大体は、「息子の遅刻癖をどうにかしたい」とかデメリット部分の修正に走ろうとするのですが、直接そのテーマを持ってくると、息子はおもしろくありません。
そんなときは子どもが興味を持てそうな話題や皆の共通の話題に変えましょう。
例えば、
・遅刻癖を治したい→どうして朝ってなかなか起きられないんだろう。 ・姿勢を正しく→こんな座り方っておもしろいよね。 ・門限を守らない→家に帰ってやりたい遊びって何がある? ・ダイエットがうまくいかない→みんなが考える、おいしくて痩せられそうな食べ物って何? ・好き嫌いがある→きのこってどんな味がするの?
みたいな感じ。遊び心をもって家族会議をすることが、子どもが興味を持つ秘訣なのでございます。
決まったことは紙に記していく
決まったことは紙やホワイトボードに書き出し、『見える化』していきましょう。議事録ですね。
決まった約束やルールを思い出す役割も果たしてくれます。
また、月日がたち、改めてみてみると、「あのときはこんなことで悩んでいたな。」とか、「こういうことはもうできるようになったんだ」といった成長を感じられることにもつながります。
字が書けるようになったら、子どもに書いてもらうのもアリですよー。
家族会議のルール
家族会議のルールですが、子どもが小さいころほど、大人目線でルールをがちがちに固めてしまうと、子どもは会議が楽しめなくなってしまいます。以下のかかわり方を意識してみましょう。
無理に聞き出そうとしない
「うちの子、なかなか自信をもって話してくれなくて」という場合もあると思います。そんなときに、「あなたも何か話しなさい」と無理に意見を聞き出そうとしても、子どもはかえって黙り込んでしまうもの。自然と話し出すのを待ちましょう。
親が楽しそうに話をしていると、子どもも次第に話してくるようになったりします。また、ただ普段と違うことに慣れていないだけで、やり方をつかんできたら、自分の思いを発するようになる子もいますよ。
どうしても参加しない場合は、無理強いさせないで大丈夫。そばにいるだけで、聞いていたり、時折口をはさんでくることもあります。思春期の子で乗り気でない場合は、結果報告したらいいんです。そのときに意見を伝えてきたら、その意見もくみ取ってもう一度考えていきましょう。その時にまた誘えばいいのです。
大人が勝手に決めつけない
もしかしたら、途中で飽きてしまったり、ふざけだしたりするかもしれません。そんなときに「ふざけるならやめるよ」などと怒りだしたら、家族会議は楽しくありません。和やかな雰囲気で会議は進めていきたいもの。
また、大人が子どもの意見を遮ったり、関係ないことを言っているからといって、そのまま終わらせてはもったいない。子どもなりの答えを「○○なんだね」とオウム返ししたり、共感したりしながら聞いていくことで、子どもは意見を伝える楽しさを感じられるようになりますよ。
家族会議の効果
家族会議の効果は、家族の絆も深まり、子どもの力も伸ばしていくことができます。
心理的柔軟性で最強の家族関係を作る
家族に対して、いい出来事や悪い出来事もオープンにしていき、それらの意見を「良い」「悪い」で見ることなく、そのまま受け入れることで、良質な家族関係を作ることができるといわれています。
そのような家庭は、
・家族の結束が固い ・ストレスや苦痛が減る ・より柔軟な子育てにつながり、子どものストレスも減る
といった傾向があるのだとか。相手の意見を最後まで聞き、途中で良し悪しを判断しないなどは、人間関係において大切なスキルですよね。
家族の一員だという実感
家族間の対話が少ないと、大人の意見で物事を決めがちになります。そうすると、子どもは「自分が家族のことに対して意見をする、決める」といった経験をすることが少なくなります。
しかし、家族会議を行うことで、
・自分も意見を言っていいんだ ・自分も一緒に家族のことを決めるんだ ・意見やアイデアを言ったことで感謝される ・自分の言ったことで、家族に対しても責任が出てくる
といった経験を味わうことができ、自分も家族の一員だと実感できるのです。
対話力が身につく
家族会議で対話力が身につきます。対話力は、世界の教育機関が21世紀において最も大切なスキルとして挙げているほど重要なスキル。
対話力を高めることで、
・効果的なコミュニケーション ・意見や情報伝達を交え、意思疎通ができる ・異なる意見も交えながら、意思決定をする。 ・異なるアイデアや視点を結びつけ、新たなアイデアを生む ・協力や協調を促し、チームワークが向上する
といった利点が。
個人の考えだけではなく、他者の強みやアイディアを結び付けて意見を集約していくことで、成長につながっていくんですねー。
おわりに
ということで、今回は『家族会議』について述べさせてもらいました。
まとめ!
○家族会議のテーマやルールは、がちがちに固めずに、子どもがのりやすいように工夫をして、対話を楽しもう。
○大人が勝手に決めつけず、子ども自身の意見やアイデアを大切にしよう。
○家族会議で、家族の結束力が強くなるだけではなく、子どもの対話力や問題解決力も伸びるぞ。
5歳からということをタイトルでつけているのですが、3歳でも家族会議に入って自分の思いを伝えている子もいます。大事なのは、家族の一員ということが感じられること。
家族会議で、家族のきずなをがちがちに固めていってほしいと思います。
それでは、またやー!
参考文献
コメント