はいさい!レイジンです。沖縄で保育士をしています!ゆたしくー(よろしく)!
ということで、
今回は子どもの医療費について!です!
今回の目次はこちら↓
小学生から医療費の支払いはある
まずは、なぜこども医療費について書こうかと思ったかの経緯を少々
先日小学1年生の息子を定期健診として歯医者に連れて行ったら
2000円程支払いがあって…
えっ?き・い・て・な・い
聞いてなーい!!!大人と金額一緒やし!!
ちなみに3歳の娘はこども医療費無料化があるのでタダ
その差もあってか、マジかよ!となりました。。
沖縄県の子ども医療費状況
ちなみにこれは私が住んでいる市の話
沖縄県の各市町村がどのような対応になっているのかというと
高校まで医療費の負担がない大きな市は
名護市!
のみです!(拍手)(2023年現在、沖縄県は中学生までこども医療費無料になりました)
あとは、
国頭村、大宜見村、渡名喜村となっております。
続いて中学生までの負担なしは
嘉手納町、北谷町、南風原町、与那国町
伊江村、中城村、渡嘉敷村、座間味村、粟国村、南大東村、北大東村、伊平屋村、伊是名村、多良間村
となっております。
あとの市町村は、未就学児までとなっております。(入院のみ自己負担なしなどそれぞれで対応は変わりますので詳しくみたい人はコチラ)
現物給付と自動償還払い使いやすいのは…
医療費無料と言っても、制度によって違いはありまして
現在沖縄では、
・現物給付
・自動償還払い
に分けられています。
医療費無料の場合での現物給付を簡単に申しますと、
窓口での支払いが無いということ。
自動償還払いは、
窓口で医療費を立て替え、後にその金額が口座に振り込まれるということなんですね。
使いやすいのは、圧倒的に現物給付。
自動償還の場合、戻ってくるにしても一時的に支出があるので、お金用意しないといけなかったり財布出して支払いしたり、領収書を保管したりと窓口での対応時間も増えるので、小さいお子さんを連れていると、それだけで大変なんですよねー
現物給付の場合、処方箋や領収書を貰えばいいだけなので、とてもスムーズ。
また、自動償還払い制度だと
貧しい家庭の場合、子どもが発熱したので病院に連れて行きたいが、お金がかかるので連れて行けないといったことや
病院に連れて行くために親戚からお金を借りるなどといった状況も実際にあったと聞かれます。
こども医療費有料化は通院を躊躇する要因
歯医者の話に戻るんですが、
レイジンは、子どもの歯を定期的に検診してほしいんですよねー
毎日歯磨きをしているにしても、
フッ化物洗口しているにしても
虫歯できているかは素人目にはわからないし
もし虫歯があって放置したとしたら口腔内ボロボロになってくじゃん
だからこそ定期検診が必要であって、
様々な所で「定期的にお口のケアしていきましょう」と言われているのではないでしょうか
それなのに
その度に2000円取られてたら
ちょっと躊躇するだろーー!!!(あくまで個人的な意見)
大人も一緒だと4000円
娘も小学生になると6000円
この出費、子育て世帯には辛いものがありますよ。
「こんなにお金かかるなら行かない」という人は絶対出てくると思うんですよー
世の中裕福な家庭ばかりじゃないしー
歯医者だけではなく、
時々子どもが熱を出して病院に連れて行かないといけない
もちろん母親は仕事休まなければならない(有給でない場合はその分給料が減る)
給料が減るにもかかわらず看病しながら病院のお金も出さないといけない、薬代も出さないといけないとなると経済的に苦しくなるのは目に見えています。
経済的に苦しくなると心に余裕が持てなくなり、ストレスが溜まった状態で子どもと接することになる
「この子さえ病気にならなければ」
「私さえ病気にならなければ」
そういった思いが出てきてもおかしくないと思います。
子ども医療費無料だと、とりあえず病院に行けるので安心
経済的苦痛がなくなる。
そうすることで安心して子どもを看病できる
虫歯も速やかに治療でき、きれいな口腔内が守られる
子どもも健康への意識がつくよねー
といった流れにつながるのではないかなぁと感じます
世界の子ども医療費はどうなってるの?
ここまで医療費無料推してきやがって
ケチくせーヤローだなーと思っている方もいると思います。
実際、私はケチです( ´∀` )
ですが、他国を見ても子ども医療費無料のところはありますよー
ドイツ
健康保険連合組合会
ドイツの医療保険制度では、外来診療は10割給付であるが、入院治療や医薬品については患者負担があり、基本的に費用の1割を負担する。年齢による患者負担の減免については、ドイツでは18歳未満の子どもは原則的に負担を免除されており、高齢を理由とした減免はない。子どもよりも高齢者の患者負担が軽減されている日本とは対照的である。
https://www.kenporen.com/include/outline/pdf_kaigai_iryo/201809_no119.pdf
ドイツは少子化対策として子ども医療費無料を行なっており、児童手当は所得制限なく18歳未満まで支給。育児休暇は3年まで取れるという。お陰で合計特殊出生率は1.59(2016年)と上昇しているんだとか。
なんとも羨ましい限りだ。
ただし、歯科に関しては、有料だそう。(オーマイガッ)
イギリス
イギリスは、9割の病院が医療費無料。子どもだけでなく、大人もね。
しかし、これには裏があり、通院するのに2〜3週間待たされることもあるのだとか。風邪なんて治ってるわ!!
急いでいる場合、1割の民間の医療機関を受診することになるが、そんな場合は高額な医療費が取られるという。恐ろしい話ですね。
デンマーク
高福祉国家のデンマークも医療費無料。でも、家庭医→病院という流れになるので、通院するのに時間がかかるのはイギリスと同じ。軽い病気は自分で治すパターンになるそうです。
スウェーデン
デンマークと同じく高福祉国家のスウェーデンは、18歳未満まで医療費無料。
そして、なんと、
みんな大好き、歯医者も無料だそうです(おまえだけ)
しかも矯正までオッケーだとか。
もしスウェーデンに生まれてたら、中学生の頃さんまさんとか言われずに済んだのかもなー
歯列が揃ってないと、歯が磨きにくいところが出てきて、虫歯になりやすいんですよねー
大人になっても
診療費や薬代は、上限を超えたらそれ以上の支払いはないそうです。
アメリカ
アメリカは医療格差半端なく、
公的な医療保険対象は、65歳以上の高齢者と障害者、低所得者のみ。
「現役世代は頑張れよ」と言わんばかりに、
初診料はおよそ1万6500円〜3万3000円とのこと。
ほとんどの方が民間の医療保険に入っているそうです。
というか入ってないと恐ろしい金額に(ヒェーッ)
子どもは家族保険に入るという形ですね。
まあアメリカには住めんな( ´△`)
人間誰しも病気になる可能性はあるもんねー
もちろん、健康への努力は必要だけど
いざという時に国が助けてくれるというのはありがたい!
以上、各国の子ども医療費情報でしたー
調べてみるとおもしろいもんですな!
ドイツ羨ましいとか思いつつも、すぐに病院に行けるのは日本の大きなメリットですねー
日本で子育てしやすい街No.1は
ちなみに日本の保険制度は、皆さん知っていると思うので、簡単に
◯国民皆保険 ◯自己負担は3割(就学前は2割負担) ◯しかし、ほとんどの都道府県や市町村で医療費助成してます(期間はそれぞれで異なる)
次に沖縄
就学前までとされていた子どもの医療費無償化
2022年4月からは「中学校卒業まで」となる予定です。(現在は中学卒業までとなっている)
わーい!歯医者に行ける(万歳)
子育て世帯の優しい社会に向けて一歩前進ですな
ですが、まだまだ上がいるもので
兵庫県明石市は
高校卒業まで医療費無償化を行っています
詳しくはコチラ
明石市は子育て支援が充実した街として知られているが
サイトを覗いてみるとこんな街に住みたいなぁと感じられるようなことばかり。
子育てから経済苦を取っ払うという意志が見える。
「子どもが大きくなってまた街に戻ってきたくなるようなまちづくり」を目指しているそうです。
素晴らしすぎる(拍手)
現在の子育てしやすい街No.1は明石市なのかなーと思います。(あくまで個人的な意見)
ということで、今回は子どもの医療費についてでした
子育てに病気はつきもの。第1子となると、少しのことでも心配になるものです。安心して子ども医療を受けることができる社会がいいですねー
ドイツのように少子化対策にもなると思います!
子どもも大人も過ごしやすい社会を実現するために、まずは選挙には絶対参加ですな
それでは、またやーたい
参考文献
健康保険連合組合会https://www.kenporen.com/include/outline/pdf_kaigai_iryo/201809_no119.pdf
沖縄県こども医療費助成事業市町村制度一覧 sichousonichiran202104.pdf (pref.okinawa.jp)
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