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幼児期(3歳、4歳、5歳、6歳)の子どもが嘘をつく理由BEST5~頭ごなしに叱っても効果なし~

子育て
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ハイサイ、レイジンです。

幼児期と呼ばれる3~5歳児(3歳~6歳)の子どもってよく嘘をつくんですよね。

大人にとって「嘘は許せないもの」と思いがちですが、子どもにとっては発達的に自然なことであることも考えられるんですよね。

そこで、今回は幼児期の子どもが嘘をつく理由について述べていきたいと思います。

脳の発達により嘘をつけるようになるということも考えられますので、子どもの嘘をつく理由を考慮して冷静に対応できていったらなと思います。

それではいってみよー!

嘘をつくという行為は、成長しているという証でもある

嘘は「人をだます」ことにつながるのでいけないことというイメージがあるかもしれませんが、脳科学的には「頭のよい証拠」ということが分かっているそうで。

嘘をつく行為は、

・他者の考えを読む
・論理的に説明できる

という2つの力が備わっていなければいけないのです。

また、嘘は生命にとっても必要な能力で、カメレオンが体の色を変えたり、動物が死んだふりをするのは命を守るための手段。私たちは、自分を守るために嘘をつくのです。

幼児期(3歳、4歳、5歳、6歳)の子どもが嘘をつく理由

それでは、幼児期の子どもが嘘をつく理由を述べていきたいと思います。

①自分を守りたい

親「ここにあったお菓子を食べたのは誰?」
子「私じゃないよ」
親「おもちゃを壊したのは誰?」
子(怒られるかも・・・)
 「僕じゃないよ!」

先ほども述べた通り、人間には自分を守るために嘘をつくという手段を使おうとします。私たち大人にも心当たりがあるのではないでしょうか。3歳の子も自分が怒られたり罰を受けたりするのを避けるために嘘をつくことがあります。

②空想を話している

子「今日○○君と遊んだんだ」
親「あれ?今日はどこにも出かけてないけどな」
子「昨日お空に行ったらドラゴンがいたんだよ」

子どもは想像力が豊かです。現実と想像の区別がはっきりとしていないことがあり、空想を話すことがあります。大人にとっては嘘と思っていても、子どもにとっては嘘ではないのです。想像力が豊かになったサインだと受け止めましょう。

③注意を惹きたい

子「ママ、お腹痛い」
親「大丈夫?トイレに行く?」

子どもが大人の関心を引くために嘘をつくこともあります。信じられないようなことや面白いこと、困ったことを言って親が自分に注意を向くようにするのです。

④ルールや周りの期待に合わせる

先生「ご飯を全部食べたかな」
子(この野菜苦手だから下に捨てておこう)
 「食べました。」

幼児期では、ルールに従ったり周囲の期待に応えようと意識する子も出てきます。親や先生の期待に応えようと嘘をついて良い子のふりをしようとするのですね。これは園でもよくみられる光景になっています。

⑤相手を思いやる嘘

友達「絵描けたよ!」
子(へたくそと言ったら友達がかわいそうだな)
 「上手だね」

年齢が上がってくると、相手の感情を理解し、配慮しようとする力が育つ子も出てきます。相手を傷つけないために自分が思っていることや事実とは異なることを言うのです。この思いやりの嘘は大人でもよくみられるのではないでしょうか。

年齢によって嘘をつく動機や目的が変わってくる

3~6歳にかけて、子どもが嘘をつく動機や目的は変化していきます。これは子どもも成長しているから。社会が理解できるようになったり、自分の考えや気持ちが分かってくるとともに少しずつ嘘をつく動機や目的も複雑になっていくのです。

3歳↓

・空想と現実の区別があいまい
・自分を守りたい
・親の注意を引きたい

4歳↓

・ルールや他人の期待を理解する
・想像と現実の区別はまだあいまい
・自分を良く見せたいという気持ちが出てくる

5歳↓

・成功や失敗を意識するようになり、自尊心を守ろうとする。
・他人がどう思うか考えはじめ、思いやりの嘘をつき始める。
・期待に応えたり罰を避けようとする。

6歳↓

・他人の気持ちを理解したり、相手の反応をより深く理解するようになる。
・嘘をつくことでの自己防衛がより複雑化
・善悪の判断や道徳性が芽生え、嘘が良くないと感じていても、状況によって嘘をつく。

子どもが嘘をついたときの対応はコレだ!

では、子どもが嘘をついたときに親はどのように対応すればよいのでしょうか。

ガミガミと叱らない

大人は「嘘をつくのはいけないこと」とわかっているので叱りたくなる気持ちもわかりますが、個々はぐっと我慢。

これまで述べてきた通り、子どもが嘘をつく理由は自己防衛や想像性の発揮、相手を思いやる嘘かもしれません。

叱ることで、子どもが噓をつく理由を知るチャンスを逃したり、子どもが嘘を隠したり不安を感じたりすることにつながります。ガミガミと叱らず冷静に話し合うようにしましょう。

スキンシップや対話を増やす

子どもが親の気を引きたくて嘘をついている場合は、スキンシップ対話を増やしましょう。

スキンシップは、子どもが安心感や愛情を感じることができ、親に対して信頼を持つようになります。また、対話を通じて、子どもの気持ちや考えを理解しようとする姿勢を見せることで、子どもは自分の気持ちを表現することに自信を持てるようになります。

良い関係が作れれば、子どもも親の気を引くうそをつく理由がなくなるのです。

人に迷惑をかけたり傷つけたりする嘘はよくないと伝える

子どもも嘘をついて人に迷惑をかけたり、誰かを傷つけてしまうことがあります。その際は、子どもの理由に共感しながらも、いけないことだと伝えましょう。

嘘をついたことで、誰かを悲しませてしまったこと、正直に言ってくれたら親としても助けられることを冷静に伝えることで、子どもが嘘の影響について理解を深めていくでしょう。

おわりに

ということで、今回は『幼児期(3~6歳)の子どもが嘘をつく理由』や対応方法について述べさせてもらいました。

子どもの嘘は自己防衛や想像力の発揮、他者の気持ちを考えられるようになったなど様々な理由が考えられます。

嘘をつくことは脳の成長とも考えられます。子どもにいけないことだと伝えながらも、冷静に対応していきたいものですね。

それでは、またやー!

参考文献

脳科学的に正しい 一流の子育てQ&A | 西 剛志 |

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