ハイサイ、レイジンです。
もうすぐ十五夜の季節。
十五夜は『中秋の名月』とも呼ばれており、一番月がきれいに見えるとされた日、旧暦の8月15日(2024年度は9月17日)に行われます。
保育園や幼稚園、こども園などでも、十五夜に向けての活動を行っていきますよね。
今回は、十五夜の由来や製作、保育者の援助のポイントをまとめてみました。
それでは、いってみよー
十五夜の由来
行事をするには由来も大切。ということで、十五夜の由来を簡単に説明していきたいと思います。
十五夜は、最初でも述べた通り、一番月がきれいに見えるとされた日、旧暦の8月15日(2023年度は9月29日)に行われます。
もともとは中国という国がお月見を行っていて、それを取り入れ、たくさん食べ物を収穫できることやおいしいものを食べられることを感謝する行事になっていったんだとか。
ススキ:十五夜では、よくススキを飾りますが、「稲穂の代わり」「災いを追い払う」という意味があります。まだこの時期は稲穂ができていないのでその代替ということですね
団子:外せないのが団子。団子はお月様を表しています。なので、しっかりとまん丸に作っていく必要がありますねー。15個供えるのが一般的らしい。
保育における十五夜のねらいや保育者の援助とは
十五夜のねらい
では、保育における十五夜のねらいを紹介していきます。
○十五夜について知り、準備などをする。
○お月見の飾りつけをし、友達と一緒に行事を楽しむ。
○飾りのススキを観たり、団子を作ったりする。
十五夜における保育者の援助や環境構成
続いて、ねらいに応じた保育者の援助や環境構成を。
保育者の援助
・十五夜の意味を知らせたり、月を話題にしたりして関心を持てるようにする。
・十五夜や月に関する絵本を読み聞かせしていき、子ども達が十五夜に興味が持てるようにしていく。
・十五夜に関する童謡や歌を一緒に歌い、音楽を通して季節の行事を楽しめるようにしていく。(「うさぎ」「十五夜さんのもちつき」など)
環境構成
・お月見に興味が持てるように、ススキやお供え物を一緒に飾ったりお月見や月に関する絵本や図鑑を用意する。
・十五夜や月に関する製作物を作ったり飾ったりして、子ども達が五感を通して季節を感じられるようにしていく。
十五夜に向けての取り組み
ねらいや保育者の援助では、製作や歌などで興味を持てるような文を書いてますが、それ以外でも『十五夜』に親しむことができます。
実際にスーパーに行ってみて、十五夜に向けて売られている商品を見てもいいですし、ススキ探しに出かけるのもいいですね。
大切なのは、子ども達が「やりたい」という思いをもって取り組むことができるかです。
「十五夜ってわかる?」「団子ってどこに売っているんだろうね」と尋ねてもいいですし、そうすると子どもたちは「わかるよ。○○に売っているよ。」「じゃあ見に行こうか」と進展するかもしれないし、実際に団子を見たら「作ってみたい」となるかもしれません。
また、「十五夜にはススキが必要なんだって。」と絵を描いて見せ、子ども達が「見たことある」というと、「○○にあったよ」というかも。「どれどれ見に行ってみよう」と保育が展開していくわけです。
どのような行事であれ、「十五夜が近いので○○を作りましょう」と先生が伝えるだけで、子ども達がずっと受け身だと学びも深まりません。アクティブラーニングを意識して、子ども達が進んで環境にかかわることができるように援助していきましょう。
十五夜の製作はコレだ
十五夜は製作が楽しめる行事です。いくつか紹介していくので、ご参考に~!
お団子づくり
様々な素材を使ってお団子を作っていきましょう。新聞紙を丸めて上から白い紙で包んでもよし。粘土を使うことで、より本物に近づけることができます。年齢や発達に応じて製作していきましょう。
月の絵を描こう
お月様の絵や団子、うさぎの絵を描くのもよいでしょう。お月見は夜に行われます。なので、色画用紙は紺色や黒色を使うと、よりお月さまの輝きを描けると思います。絵の具やクレヨンどちらでもよい雰囲気を醸し出せますよ。大勢で大きな月を描いてもよいですね。
うさぎの折り紙
十五夜のモチーフとなる動物といえば、『うさぎ』。うさぎを折り紙で作っていくのもよいと思います。作った折り紙を、お月見の絵に貼っていくのもおもしろいですね。
ススキづくり
ススキも製作することができます。切り込みを入れた画用紙を丸めていくと、あっという間にススキの穂の完成。もう一枚の画用紙をススキの穂に巻き付けると、あっという間に出来上がります。
十五夜に関する絵本や歌
ではここで、十五夜に関する絵本や歌の紹介。
十五夜にちなんだ絵本
十五夜やお月様に関する絵本は結構ありますよー。
3歳以上児向け
おつきみうさぎ (ピーマン村の絵本たち)
10ぴきのかえるのおつきみ
おつきみセブン
つきのうさぎ (いもとようこの日本昔話)
パパお月さまとって
3歳未満児向け
おつきみおばけ (せなけいこのえ・ほ・ん)
おつきさまこんばんは
十五夜に関する歌や手遊び
続いて、歌や手遊びを3つほど。
月
うさぎうさぎ
十五夜さんのもちつき
『じゅうごやさんのもちつき』は少しレベル高め。5歳児などは集中して楽しめそうです。
おわりに
といういことで、本日のまとめ!
〇十五夜は一番月がきれいに見えるとされた日(旧暦の8月15日)に行われるよー。ススキや団子にもきちんと意味がある!
〇十五夜も子ども達の「やってみたい」を大事にして保育してみよう。
〇十五夜の製作は、お月様の絵を描いたり、お団子を作ってみたり、ウサギの折り紙をしてみたりと発達に合わせて取り入れてみてね。
以上、十五夜についてでした。
ダイエット中のレイジンも、十五夜はお団子食べるぞー!子どもたちには十五夜の意味も伝えなくては。
それでは、またやー!
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