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自制心を育てるために必要なこと

子育て
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前回の記事『自制心がある子 自制心がない子』では、「自制心とは?」「子どもにストレスがかかる環境は、自制心が無くなりやすいよ」ということを述べていきました。

前回の続きで、今回は「自制心の育て方」についてです。

子どもの将来を思うと、できるだけ自制心が高い子に育ってほしいと思うのは、決して私だけではないはず。

自制心を育てるために必要なことを紹介していきたいと思います。

それではいってみよう。

自制心を育てるために~家庭編~

①アタッチメント

自制心を育てるために必要なこととして、1つ目に挙げさせてもらうのは、アタッチメントです。アタッチメントは、自制心を身につけるだけにとどまらず立派な大人になるために必要なことでございます。

アタッチメントとは、愛着や結びつきのことで、お父さんやお母さんにくっつき、空腹を満たしてもらったり、慰めてもらったりすることで、感情のコントロールがわかってくるようになります。

アタッチメントがないと、感情をコントロールする感覚、つまり自制心が得られなくなるんですね。

アタッチメントが得られない典型的な例がネグレクト(育児放棄)です。前回の記事『自制心がある子 自制心がない子』で述べた通り、ネグレクトは、自制心が育たなくなるとされています。

アタッチメントは生きていく上の基盤となるものなのです。ここは最重要ポイント。

大きくなった子で肌の触れ合いが難しくても、温かい言葉のキャッチボールをすることも大切。

アタッチメントに関しては、『「抱き癖」もう古いですよ』でも述べてますので興味のある方は読んでみて下さい。

②食事、睡眠、運動を制覇する

 自制心は、脳の働きによるもの。つまり、脳が良好な状態でなければ、自制心は発揮できないということです。

夜疲れていると、ダメと分かっているのに、お酒を飲みたくなったり、甘いものが欲しくなったりしますよね。脳が良好な時は良いですが、疲れていると自制心を発揮できなくなります。

 それは子どもでも一緒です。大人は子どもに自制心を求めてしまいますが、子どもも疲れている時などは、自制心が発揮できず、ついつい我慢できずにダメと言われているものをやってしまいがち。やってしまって怒られてしまうと言う悪循環に陥ってしまうこともあります。

そんな中、私たちにできるのは、子どもの脳の状態を健康に保つこと。

食事・睡眠・運動、この3つを子どもに十分にとってもらうことです。

食事は、お腹が空いていたら脳がうまく働きません。十分な栄養が必要です。

睡眠時間が短いと、脳の機能は落ちていきます。大人では、睡眠不足は、酔っ払い状態と同じくらいパフォーマンスが落ちるとも言われています。

また、運動をすれば、脳機能が活性化することは研究によりわかっています。

基本的生活習慣の食事・睡眠・運動は、人間が生きていく上で欠かせないものとなっているのです。

③誘惑を減らす

マシュマロテストでは無いですが、目の前に大好物を置いておいて、精神が鍛えられるということはありません。私だって好きなビールが置いてあれば飲みたくなるし、皆さんの大好物の物があれば、手を出したくなるでしょう。

マシュマロテストで我慢できた子は、マシュマロ自体を見ないように工夫したといいます。誘惑に打ち勝つために手っ取り早い方法は、自制心の邪魔になるものを取っ払うこと、目の前に置いておかないことです。

誘惑が少なければ少ないほど、打ち勝つ可能性が高くなります。そして我慢できれば達成感が得られるでしょう。そうしていくことで少しずつ自制心が鍛えられていくのです。

④マインドフルネス

何かと最近話題になっているマインドフルネス。瞑想などは習慣として取り入れる人が多くなってきているようです。マインドフルネスは、不安やストレス状態を整えたり、集中力を高める効果があると言われています。

タイの保育園では、マインドフルネスを取り入れたことで、感情のコントロールに非常に有効であることが示されたそうです。

もし、自制心をはぐくみたいのであれば、親子で共にマインドフルネスに取り組んでもよさそうですね。

⑤父親と遊ぶと自制心が高くなる?

最近では、父親が公園に子どもを連れてくることも多く見かけるようになりました。これはとても良い傾向で、自制心に関しても、父親と遊ぶことで高まっていくようです。

ある研究レビューでは、「0~3歳の時に父親と遊んだ子どもはどうなるか?」という問題について、

父親と遊んだことが、多動傾向や感情や行動の問題可能性が低い

ということがわかったそうです。

遊びの中で、「どこまでやったら怒られる」みたいな感情や行動のコントロールを学んでいるようで、これは母親でも同じ状況は作れるそうです。父親がいないといけないということではありませんのであしからず。

⑥親の精神状態

 親が、精神的に良好であれば良いのですが、子育てをしている事はどうしてもさはいきません。産後うつという言葉があるように、うつ病になってしまうことも珍しくなく、はじめての子育てで不安を抱えている人も多くいるでしょう。

親の精神的な不健康は、子どもにとって良い状態とは言えません。精神状態が不安定なため、関わり方に波が出てしまい、子どもも困惑してストレスを溜めてしまうことでしょう。

そうならないためにも、父親の育児参加、社会で子育て環境を支えると言うことが重要になってきます。日本は、こういった子育て環境には恵まれているとは言えませんが、知識として知っておき、母親をケアしていくために、父親やその他周りのサポートで子どもを支えていくことが必要となってきます。

園で自制心を伸ばす

家庭だけではなく、保育園や幼稚園、こども園でも自制心を伸ばすことができます。

①運動

家庭で過ごしている時よりも、園にいるときの方が運動をする機会は多いでしょう。園庭遊びや遊戯室での運動遊び。子どもたちは、自分のやりたいこと、好きな事を見つけながら体を動かしていきます。先ほども述べた通り、運動は脳機能を活性化させます。園では、遊びながら体を動かすことができる環境が整っているのです。

また、ダンスなどの複雑な動きをする運動も自制心を鍛えるには良いとされています。先生の動きを真似したりする事は、自分の体の動きをコントロールするという面で非常に有効です。

②音楽

音楽も自制心を育むためには良いとされています。4歳から6歳を対象にした研究によると、音楽グループ、美術グループに分かれて訓練をしたところ、音楽グループの方が、自制心やIQが伸びていたことがわかりました。

園だとみんなで一緒に歌ったり、楽器を鳴らしてと言うことが考えられます。楽しみながら自制心を育めるといいですね。

③ごっこ遊び

劇遊びやままごと遊びなどのごっこ遊びも自制心を高めると言われています。

役に応じた行動しないといけないため、自分をコントロールする必要が出てくるのです。

ごっこ遊びが好きなお子さんも多いはず。友達と役になりきり、楽しみながら、自制心も育まれていくでしょう。

こうしてみると、園ではほとんどの活動で自制心が育まれているといえます。また、嫌々やらされるのではなく、自分が好きな遊びを通して、自制心が育まれるようにしていく必要があるでしょう。

大人も自制心を鍛えられるのか

では、子どもだけではなく、大人のほうも見ていきましょう。私もそうですが、ダイエット中に大好きなものを食べてしまったり、スマホをダラダラと見続けたり、自制心が必要となってくるのは、大人も一緒です。

ですが、大人は自制心を鍛えるのが難しいようです。それでもいくつか方法かあるので、参考にしてみて下さい。

①自制心は筋肉のようなもの

筋肉が定期的に使っていると鍛えられるように、自制心も意識して使うことで徐々に鍛えられていきます。「今日はお菓子を食べなかったぞ」「コンビニによらなかった」など意識していくことで、自制心は少しずつ鍛えられていくでしょう。

しかし、筋肉と同じく、自制心も疲労していきます。なので、ゆったりと休憩する時間は必要になってきます。睡眠を取ったり、何も考えずにぼーっとしてみたり、休む時間も設けていきましょう。

②誘惑を避けよう

これは、子どもと一緒ですね。誘惑が目の前にあると大人でもそれに打ち勝つ事は容易ではありません。タバコ、お酒、カロリーが高い、甘い、食べ物などへの前に置く事はやめて、誘惑に打ち勝つようにしましょう。

③ストレスをためない

ストレスが溜まっていると、自制心も大きく低下します。仕事でトラブルになった時、人間関係がうまくいかないなどと言った時は、思い切って休息しましょう。

睡眠不足だと自制心もうまく働かないので、十分な睡眠も取るようにしてください。

まとめ

ではいきましょう。今回のまとめ。

  • 子どもの精神を育むためには、アタッチメントが最重要。
  • 園に行くことで、様々な遊びから自制心は鍛えられる
  • 大人も定期的に自制心を鍛える必要がある。
  • 自制心を制するには、誘惑に触れられないようにすること。

実際の子育てにおいて、子どものよりよい成長を願う気持ちは、誰もが一緒。ですが、何もかも全て取り組もうとするのは難しいことです。今回は「自制心」に焦点を当てていきました。まずは、自制心を育むためにできることについて考え、取り組んでみても良いのかもしれません。

それではまたやー

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