ハイサイ、レイジンです。
1・2歳の子どもを保育園に預けようと考えているママ・パパにとって、園選びは悩みのタネですよね。「どんな保育園がいいの?」「見学で何をチェックすればいい?」と気になることはいっぱい!
今回は、現役保育士が保育園見学で確認してほしいポイントを4つご紹介します。安心して子どもを預けられる園選びの参考にしてくださいね。
それでは、いってみよー!
ポイント1:園の雰囲気と保育士の関わり方
まず最初に見てほしいのは「園の雰囲気」です。保育園の雰囲気は、通う子どもたちの様子や保育士さんの関わり方でガラッと変わります。
園に入ったとき、子どもたちがリラックスして楽しそうに過ごしているか、保育士さんが優しく丁寧に接しているかをよく観察してみてください。
具体的にチェックするポイント
子どもたちが笑顔で遊んでいるか
園見学では、子どもたちが楽しく過ごしているかを目で見るのがとても大事です。ただ「楽しそう」という印象だけでなく、もう少し具体的な行動やシーンに注目してみると、その園の保育方針や雰囲気が見えてきます
外遊びのとき
園庭や公園で子どもたちが夢中になって砂場遊びをしていたり、追いかけっこをして笑っている様子は、園が子どもたちに自由に遊べる環境を整えているといえるでしょう。
逆に、特に理由もなく遊びが制限されている場合などは、子ども達の楽しみも半減されるでしょう。
室内遊びのとき
ブロック遊びや絵本の読み聞かせの時間などで、子どもたちがリラックスして遊んでいるかも大事です。特に、子ども同士が仲良くコミュニケーションを取っている場面や、保育士が笑顔で子どもたちと関わっているかをチェックしましょう。
例:積み木を倒しちゃった子が「もう1回やる!」とニコニコしながら保育士と一緒に積み直している。
保育士が子どもに目を配っているか
保育士が子ども一人ひとりにしっかり目を配れているかは、園の安全性や保育の質を見極める重要なポイントです。特に1~2歳児は、まだ自分で危険を察知したり、困ったことを言葉で伝えるのが難しいため、保育士の対応力が欠かせません。
子どもの動きや様子を把握している
一人ひとりの子どもの動きや状態を把握し、「今、何をしているか」「どんな気持ちか」を見逃さずに対応している。
例:砂場で遊んでいる子が急に静かになったとき、保育士がすぐに「どうしたの?疲れた?」と声をかけ、他の遊びを提案している。
全体を見渡しつつ個別にも対応している
全体を見守りながらも、必要なときには個別の子どもに寄り添っている。
例:おままごと遊びをしている子たちの様子を見ながら、別の場所で転びそうな子にすぐ駆け寄る。
子どもの小さな変化に気づく
泣き出す前の不機嫌な様子や、おもちゃを取られて困っている仕草など、子どもの小さな変化に気づいてフォローする。
例:ブロック遊びで悩んでいる子がいたとき、「どうしたの?これ難しいね」と声をかけ、一緒に解決している。
保育士が子どもに対して優しく声をかけているか
保育士の声かけは、子どもたちの安心感や信頼関係に直結します。優しい声かけがあると、子どもたちは「ここにいても大丈夫」と感じ、のびのびと過ごすことができます。見学時に保育士の声かけの仕方をチェックすることで、その園の雰囲気や保育方針を感じ取ることができますよ。
優しく声をかけている保育士の特徴
子どもの目線に立って話している
子どもと同じ高さになるようにしゃがんで、目を合わせながら話しかけている。
例:「〇〇ちゃん、そのお花きれいだね!どこで見つけたの?」と子どもと目を合わせて優しく聞く。
子どもの気持ちに寄り添っている
子どもの気持ちをくみ取る言葉を使い、「今どう感じているのか」を受け止めようとしている。
例:おもちゃを取られて泣いている子に、「悔しかったんだね。先生と一緒にどうしようか考えようね」と共感する声かけをする。
励ましや肯定的な言葉を使う
子どもができたことや頑張ったことをしっかり褒める。
例:「ひとりで靴はけたね!すごいよ、〇〇くん!」と笑顔で声をかける。
失敗したときも否定せず励ます
子どもが転んだり失敗したときにも、「大丈夫、もう一回やってみよう!」と前向きな言葉をかける。
例:積み木を崩してしまった子に、「いっぱい積んでたね!また一緒に作ってみようか!」とフォローする。
優しくない声かけの例
高圧的・命令口調
子どもが萎縮してしまうような言い方をする。
例:「早くしなさい!何やってるの!」
感情的に叱る
子どもが理由を理解する前に感情的に叱る。
例:おもちゃを投げた子に「なんでそんなことするの!ダメでしょ!」と怒鳴る。
無関心な対応
子どもの話を聞かずに適当に返事をする。
例:子どもが「先生、見て!」と言ったときに「うん、いいね」とだけ返して何もしない。
園全体に温かい雰囲気があるかは、子どもたちにとっても居心地がよく、安心して過ごせる環境です。見学のときは、自分の子どもがそこにいることを想像しながら、しっかりと見てみましょう。
ポイント2:日課や活動内容
1・2歳児は、遊びを通してさまざまなことを学んでいく大切な時期です。園ではどんな活動をしているのか、子どもが楽しめる内容かを確認することがポイントです。毎日同じ活動ばかりでなく、さまざまな経験ができるかどうかも大切な要素です。
具体的に聞くとよいこと
外遊びの頻度や場所
園見学時には、外遊びがどれくらいの頻度で行われているか、具体的な場所はどこなのかを聞いてみましょう。例えば、「外遊びは毎日ありますか?どんな遊具や場所を使っていますか?」と質問すると、子どもの活動内容がイメージしやすくなります。
製作や音楽、その他の活動があるか
園で製作や音楽などの活動が取り入れられているかを確認するのも大切です。「どんな製作や音楽活動がありますか?季節の行事に関連したものも行いますか?」と聞くと、子どもの感性や成長をサポートする取り組みが分かります。
1・2歳児にはまだ難しい活動よりも、自然と触れ合ったり、体を動かしたりする体験が大切です。外遊びや体を動かす活動がしっかり確保されているかも確認しましょう。
ポイント3:清潔さと感染症対策
1・2歳児はとてもデリケートで、感染症にもかかりやすい時期です。園の清潔さや感染症対策がしっかりしているかは、見学時にぜひチェックしておきたいポイント。おもちゃや遊具が清潔に保たれているか、消毒・清掃がきちんと行われているかを確認しましょう。
具体的なチェックポイント
おむつ替えスペースや手洗い場が清潔か
おむつ替えスペースや手洗い場の清潔さは、赤ちゃんの健康に直結します。見学時には、設備が整備されているか、掃除が行き届いているかを確認しましょう。「おむつ替えの台や手洗い場はどのくらいの頻度で消毒されていますか?」と聞くのもおすすめです。
感染症発生時の対応はどうなっているのか
感染症が発生した場合の対応を事前に確認しておくことは重要です。「感染症が出た際の対応や、保護者への連絡方法はどうなっていますか?」と尋ね、感染拡大を防ぐための具体的な対策やルールを確認しましょう。
「清掃はどれくらいの頻度でしているの?」など、気になったことは気軽に聞いてみましょう。衛生管理や感染症対策がしっかりされている園なら、預ける際の不安も減りますね。
ポイント4:保護者との連携やフィードバック
保育園での出来事や成長は、毎日家で見られるわけではないため、園と家庭の連携は非常に大切です。保育士さんがどのように保護者と連携をとり、子どもの成長や園での様子を伝えてくれるかを確認しましょう。
確認しておきたいこと
連絡帳の頻度や内容
連絡帳は、保護者と保育士が日々の様子を共有する大切なツールです。見学時には、「連絡帳はどのくらいの頻度で記入されますか?どんな内容が書かれていますか?」と尋ね、子どもの様子や活動がどれだけ詳しく伝えられているかを確認しましょう。また、現在はアプリを通じての連絡が主になっている園もあります。連絡の形態も確認しておくとよいでしょう。
保護者からの相談に対応してくれるか
保護者からの相談にどれだけ丁寧に対応しているかは大切なポイントです。育児に関する悩みや不安は誰にでもあるもの。「何か気になることがあった場合、どのように相談できますか?」と尋ね、親身に対応してくれる姿勢を確認しましょう。
子どもの成長や園での過ごし方について、こまめにフィードバックしてくれる園だと、安心して預けることができます。些細な質問にも丁寧に答えてくれる園は信頼度が高いです。
まとめ
ということで、今回は『1・2歳児の園見学のポイント』をお知らせしてきました。
園見学は、ママ・パパが直接園の雰囲気を感じられる大事な機会です。今回紹介した4つのポイント「園の雰囲気」「日課や活動」「清潔さ」「保護者連携」をチェックしておけば、より安心して園選びができるはずです。
ぜひ見学の際にこれらのポイントを確認し、ママ・パパと子どもにとって居心地のよい保育園を見つけてくださいね!
それでは、またやー!
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