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自制心がある子 自制心がない子

子育て
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はいさい、レイジンです。

今回は「自制心」について取り上げていきたいと思います。「自制心」を取り上げようと思った理由は、最近の息子の様子です。テレビの時間や門限などありとあらゆる約束を破っているんですよね。ルールは作っているんですが、その時の誘惑に負けて,ついつい破ってしまうと言う形です。

うーん困ったものだ。

まあ、かくいう私も、お酒はほどほどにしたいなぁと思いながら、ついついビールを買ってしまったりする毎日。息子には言えませんね。

私もそうなんです。という人も多いのでは。

そんな大人でも苦しむ自制心。

今回は、自制心についていろいろと調べてみましたので、紹介していきたいと思います。それではいってみよー。

自制心の役割

自制心とは、その名の通り「自分を制御する力」セルフコントロールとも言いますね。

誘惑や衝動を抑えたりすることです。

「約束の時間だから、ゲームするのを終わろう」

「ビールを飲みたいけど、明日仕事だからガマンしよう」

みたいな感じですかね。

日常生活で頻繁に使っていると思いますが、

自制心が大事だよーということを証明した実験があります。「マシュマロテスト」と言って、結構有名な実験。

どんな実験かというと、

4歳の子の目の前にマシュマロを置いて、我慢できるかなー、15分我慢できたらもう1個あげるよー

というもの

マシュマロを我慢できなかった子(自制心が低い)の20年後は、

・肥満

・犯罪に手を染める

などの確率が高かったそうで...

つまり、「自制心が高い方が将来的にも成功度が高い」ということなんですねー

あー子どもの頃から知りたかった泣

その後にマシュマロテストの研究が正しいのか調べた研究もありまして、その結果、マシュマロテスト云々よりも

・「経済的に裕福な家庭」で育った子は成功しやすい

ということも言われています。

それでも、自制心がある人のほうが収入が高かったり、自制心が高い子は、犯罪の可能性も低く、健康的という研究が多くあるとされています

自制心が大切であるということには変わりないんですよね。

また、『才能の科学』という本には、才能伸ばしていくためには、努力と環境が必要であるということが述べられています。天才と呼ばれるようなスポーツ選手でも、日頃の努力を欠かしてはいません。その努力を続けるためには、「自制心」が必要です。「自制心」を持つことで、自分に不必要な誘惑をはねのけていくのです。

自制心が育つ環境とは

では、自制心が育まれている子は一体どのような環境で育っているのでしょうか。

コロンビア大学の研究によれば、経済的に裕福な家庭で育つと、言語能力と自制心に良い影響を与えるということが分かっています。

先ほどの『マシュマロテスト』の部分でも述べましたよね。

裕福な家庭とは言えない我が家にはショックな話。

また、ミネソタ大学のエグランド博士らの研究によれば、ネグレクトを受けている子どものグループは、身体的な虐待を受けているグループや心理的な虐待を受けているグループよりも、頭の切り替えの発達が遅くなるという事が示されています。

ネグレクトとは育児放棄のことで、子どもが保護や養育を放棄されることをいいます。食事を作ってもらえなかったり、オムツを変えてもらえなかったり、無視されたりといった類ですね。

ネグレクトは、自制心を司る実行機能に大きな影響を与えます。

ネグレクトは身体的虐待や心理的虐待よりもストレスが大きくかかると言われているのです。

ネグレクトまではいかなくても、子どもが話しかけてもスマホを見て上の空だったり、忙しすぎて放置していたりだと、ストレスがかかっているかもしれません。

経済的な不安、ネグレクトの例から見ても、過度なストレスが自制心に与える影響は大きいといえるのではないでしょうか。

まとめ

ということで、今回はここまで。

  • 自制心は、自分を制御する力で、自制心を育てることは成功への近道となる
  • ネグレクトや経済的不安(ストレスがかかる環境)は、自制心の発達を妨げる

子どもって大人の目には見えないけどストレスを感じていて、それが脳の発達を妨げているんですねー

肝に銘じなくては。

個人的には、経済的に余裕がなくても、肌のふれあいや日頃の愛情を持ったやり取りなどで安心感を与えていくことで、自制心の欠如は防げるのではないかなーと思ったりも。

続きは、「自制心を育てるために必要なこと」で述べていきたいと思います。

参考にした本はこちらですー

自分をコントロールする力 非認知スキルの心理学 (講談社現代新書) 森口 佑介 (著)

才能の科学;人と組織の可能性を解放し、飛躍的に成長させる方法  マシュー・サイド (著), 山形浩生 (翻訳), 守岡桜 (翻訳)

それでは、またやー

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