ハイサイ、レイジンです。
皆さんは、落書きについてどのようなイメージをお持ちですか。
家を汚されたり、集中していなかったりなどあまりいいイメージは持っていないのかなと思います。しかし、落書きはデメリットをしのぐくらい、子どもにとって大きな効果があったんですね。
今回は『落書きのメリット』や『親がイライラしない落書きができる環境』についてお伝えしていきたいと思います。
それでは、いってみよー!
落書きのメリット7選
まずは落書きのメリットから。デメリットが大きいと思われる落書きですが、子どもの育ちにおいては大きなメリットがあります。
①落書きは脳をリラックスさせる
まず一つ目は、落書きが脳をリラックスさせるということ。落書きをしているときは、
・瞑想に似た効果
・アルファ波(リラックスしているときに観測される脳波)の活性化
といった効果があるそう。落書きが、心のリラクゼーションを促進し、ストレスレベルを減少させてくれるのです。
②モチベーションを刺激する
落書きがモチベーションを刺激するという研究もあるのでご紹介。ドレクセル大学の研究では、3パターンの落書きをしてもらったところ、
・どのパターンでも落書きをすると脳の血流が上がる
・特に、「円の中に適当な落書きをする」というパターンが最も血流が上がった
ということが分かったそうな。つまり、落書きは脳のモチベーションをアップすることに加え、枠の中というある程度の制約があるとより脳は喜ぶということ。
うーん、落書きの力おそるべし。
③脳機能を高める
人間の脳はぼーっとするときにも活発に動いており、良い考えを浮かびやすくするには、ぼーっとすることが大切と言われています。
落書きは、ぼーっとするときと同じような効果が得られるそうで、「集中しなきゃ」という呪縛から解放してくれます。脳の過剰な緊張が解放され、思考がクリアになることで、脳機能が向上することがあるということです。
④創造力が育まれる
子ども達が自由に表現をする機会を持つことで、創造性が高まっていきます。落書きは指示に従う必要がないので、自分の思いのままに描くことができ、創造的な思考を促進してくれるのです。
このような自由な環境の下で、子どもの創造性は高まっていきます。
⑤退屈な時には集中力を維持してくれる
先ほど、落書きは集中の呪縛から解放されると述べましたが、退屈しのぎには有効だということもわかっています。退屈な長いボイスメールを聞いてもらったところ、落書きをしながら聞いたグループは、何もしなかったグループよりテストの成績が29%もよかったのだとか。
他の研究でも、落書きをしながら聞くと、後で情報を思い出す確率が高かったことが分かったそうな。どうしてそうなるのかはわかっていませんが、落書きの不思議さも感じさせてくれます。
⑥表現力が上がる
絵は言葉を使わなくてもできる表現方法の一つ。落書きや絵を描くことは、子どもたちが内面の感情や思考を外に出す助けになるとされています。落書きや絵を通して感情を表現したり、相手に自分の思いを形にして伝えることができます。
⑦手と目の協調運動効果がある
落書きをするということは、ペンやクレヨンを握り、自分の思ったように線を描いたりしていきます。この活動は、手の動きと目の観察を連動させる必要があるため、手と目の協調を自然に鍛えることになります。手と目の協調が発達していくと、
・スポーツパフォーマンスが上がる(ボールを目で見て捕るなど)
・書く能力の向上(目で見た情報を手の動きに伝える)
・日常の活動がスムーズになる(服を着る、ボタンを留める、食事をする)
といったように、子どもにとって大きな効果があります。
子どもがのびのび落書きできる環境をつくろう
このように落書きには、多くのメリットがあることが分かったことと思います。しかし、一番のネックは、落書きをする場所、環境でないでしょうか。思いのまま絵を描いてほしいというのは親の願いだと思いますが、壁などに書かれたら困るのです。
ここでは、子どもがのびのび落書きができる環境を作るために必要なものを紹介していきたいと思います。
落書きシートを貼ろう
まずは、『落書きシート』を紹介。ホワイトボードのようなシートを壁に貼ってしまおうということですね。レイジン家もこの『落書きシート』を採用しています。
子ども達も退屈になると、シートに絵を描いて遊んだりしていますよ。子どもへのメッセージも書けるので、かなり重宝しています。
ペンに水を入れてお絵描きするシートもあるみたいです。
こちらは壁に貼ってもよし。床においてもよしで、それぞれ使いやすいようにしてもらっていいと思います。
消せるマーカーやクレヨン
現在は、ガラスに描いても落とせるクレパスや、水で落とせるクレヨンやマーカーも手に入れることができます。
汚れても、水で落とせるとなると安心できるし、子どもも存分に楽しむことができますね。
らくがき絵本
『きんぎょがにげた』で有名な五味太郎さん。『らくがき絵本』という本も出しているらしく、絵本の中で落書きを楽しむことができます。
落書きをするためのユニークなテーマが多くあるので、想像力を働かせて落書きを楽しめます。
スケッチブックや紙をいつでも取り出せるように
このような落書きグッズがない方は、シンプルにスケッチブックや紙などでも大丈夫。大切なのは、子どもが描きたいと思ったとき、すぐ取り出せるかどうか。紙とペン、クレヨンを子どもが取り出しやすい場所や見えやすい場所においておき、すぐに書きだせるようにしましょう。
大きな紙を壁に貼ってもよいですし、工夫次第で子どもの意欲を満たすことができます。
子どもがもし壁に落書きをしてしまっても~火災保険なら安心~
子どもの落書きで一番恐れるのが、壁などに落書きをしてしまうこと。壁への落書きはなかなか落ちず、引っ越しの時などは多額の費用を取られるのではないかと戦々恐々してしまいます。
ですが、子どもの落書きをした際に火災保険が適用できる可能性があるのです。
子どもの落書きは予測不能。この予測不能がポイントで、火災保険では予測不能な事態での破損や汚損は保証が適用されることがあるのです。
もちろん、保険会社によって内容などが変わってくると思いますので、要確認。
おわりに
今回は『落書きのメリット7選を一挙紹介~子どもに落書きを進めるこれだけの理由~』ということで、落書きのメリットや落書きグッズの紹介をさせてもらいました。
親が落書きのメリットを理解し、環境を整えていくことで、子どもも存分に落書きを楽しむことができるでしょう。そうすることで、子どもの発達にも良い影響が出てきます。ぜひ、壁にシートを貼ったり、消えるペンなどを用意してみてください。きっと子どもは大喜びなはずです。
ちなみに、落書きは大人にも同じようなメリットがあります。退屈な時こそ落書きをしてみてはいかがでしょうか。
それでは、またやー!
参考文献
・退屈な会議や授業の集中力を29%もアップさせる方法とは? | パレオな男 (yuchrszk.blogspot.com)
・今週の小ネタ:健康的な習慣を身につけるには?、落書きとモチベーション、結婚生活とペット | パレオな男 (yuchrszk.blogspot.com)
・ハーバードの精神科医がお勧めする「脳機能を改善するための5ポイント」 | パレオな男 (yuchrszk.blogspot.com)
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