src="https://ajax.googleapis.com/ajax/libs/jquery/3.7.1/jquery.min.js">正月遊びのねらいとは?3歳児、4歳児、5歳児における正月遊び(伝承遊び)のねらいや内容を考えてみた - レイジンブログ
スポンサーリンク

正月遊びのねらいとは?3歳児、4歳児、5歳児における正月遊び(伝承遊び)のねらいや内容を考えてみた

保育
スポンサーリンク

ハイサイ、レイジンです。

1月になると、正月遊びを始める園も多いのではないでしょうか

今回は『正月遊びのねらい』を考えてみました。

正月遊びに関する記事についてはコチラ↓

 正月遊びのねらいや内容を知り、意識しながら保育することで、子ども達の育ちをとらえる目もより深くなっていきます。

 それでは、いってみよー!

正月遊びのねらいと内容

 では、さっそく各年齢ごとの正月遊びのねらいを見ていきましょう。

5歳児のねらいと内容

 5歳児は、『こままわし』や『けんだま』などの正月遊びにおいて、自分なりの「目標」を持ったり、その目標に向かって「繰り返し挑戦する」、できた時の「達成感」「充実感」といったところがキーワードになってきます。

 はまる子は、無我夢中でこま回しやけん玉に取り組み、数か月で達人並みに技をできるようになる子もいます。

 正月遊びの中で、友達の良いところをまねしたり、友達に教えたりしながら、目標に向かって繰り返し取り組む姿が見られるといいですね。

 『すごろく』や『かるた』などでは、友達と遊びを楽しんだり、「数や文字とのふれあい」もねらいや内容に組み込まれてきます。

ねらい
○友達に遊び方を伝えたり、一緒に考えたりしながら正月遊びを楽しむ。
○自分なりの目標に向かって、繰り返し遊びに取り組む楽しさを味わう。
○友達とルールや遊び方について話し合い、自分の思いや考えを伝えあう。
内容
・様々な正月遊びを知り、自分なりに繰り返して挑戦したり、友達と一緒に楽しんだりする。
・こままわしやけんだまなど、自分なりの目標をもって、繰り返し挑戦する。
・自分なりの目標に向かって繰り返し挑戦し、できるようになった達成感を味わう。
・友達と一緒にルールを考えたり、確認したりしながら正月遊びを楽しむ。
・文字や数に興味を持ち、遊びに取り入れることを楽しむ。
・考えたことや気づいたことを伝えあいながら友達と一緒にかるたづくりやすごろくづくりを楽しむ。

4歳児のねらいと内容

 4歳児の場合は、まず正月遊びに「興味を持つ」ことが大切になってきます。そのあと、「繰り返し」取り組んだり、「友達に思いを伝えながら」といった面がでてきて、正月遊びの楽しさを実感するようになっていきます。

 「先生、これ何~?」という子も多いので、チャンスととらえ、遊び方などを知らせていきましょう。

 4歳児になりに挑戦したり、ルールや遊び方を考えたり、友達に教えたりする姿も見られるので、その姿を認めていきながら正月遊びの楽しさを味わえるようにしていくとよいと思います。

ねらい
○正月遊びに興味を持ち、友達と一緒に遊ぶ。
○自分ができるようになりたいものに繰り返し取り組んで遊ぶことを楽しむ。
○正月遊びの中で、友達に自分の思いや考えを伝えながら一緒に遊ぶ楽しさを味わう。
内容
・正月遊びに興味を持ち、自分なりにやってみようとする。
・友達や年長児の遊んでいる姿を見て、自分なりにやってみようとしたり、挑戦したりする。
・友達と一緒にルールのある遊びを楽しむ。
・友達と一緒に正月遊びを楽しむ中で、自分の思いや考えを言葉で伝える。

3歳児のねらいと内容

 3歳児も4歳児と同様に「正月遊びに興味を持つ」ことが重要。その後、子どもたちなりに「楽しむ」ことにつながっていくでしょう。

 「あれ、せっかくこま回ししていたのにもうあきらめちゃうの?」という子もいるかもしれませんが、

 5歳児のように何度も挑戦したり、繰り返したりする姿はまだ先。時にその姿を見せてくれる子もいますが、子ども達の発達的にはまだ先になります。「できた」を追い求めすぎず、子どもたちなりに興味をもって楽しんでいる姿を認めていきましょう。

ねらい
○正月遊びに興味を持ち、保育者や友達と一緒に遊ぶことを楽しむ。
○正月遊びに使うものや自分たちで作ったもので遊ぶ楽しさを味わう。
内容
・こままわしやすごろく、動物カードなど、興味を持った正月遊びをする。
・自分で凧を作り、凧揚げを楽しむ。

3歳児の正月遊びは、発達に合わせた遊びを提供していかなくてはいけません。4歳児のおススメ正月遊び7選~年中児が楽しむお正月遊びを紹介~ でも3歳児でも回しやすい手回し独楽や動物カードなども紹介しています。よろしかったら見てみてください。

正月遊び(伝承遊び)における保育施設の役割

 保育園やこども園、幼稚園で頻繁に行われる正月遊び(伝承遊び)ですが、これらの遊びにおいて保育施設の役割は非常に大きいと感じています。

 その理由は『伝統と文化の継承』。現在家庭では、テレビゲームが主流で、このような伝承遊びの存在を知らない子も多いでしょう。こま回しやけん玉、かるた遊びを知る機会は、保育施設だという方が非常に多いのです。

 伝承遊びを通して身につく力は多くあり、

こま回し→手先の器用さ、力の調節、バランス、根気強さ

けん玉→集中力、注意力、手と目の協調、挑戦心、忍耐力、空間認識力、創造性

凧揚げ→風の理解、タコ糸を巧みに操る力、集中力

かるた→文字や言葉に関する知識、ルールを守るなどの社会性、友達とのコミュニケーション、瞬発力、集中力、記憶力

すごろく→数学スキル、アイテムを使うなどの戦略、計画力、友達とのコミュニケーション、思い通りに進まないときの忍耐力、ルールを守るなどの社会性

など、ゲームだけでは身につかない要素も含んでいます。

 このような素晴らしい遊びを継続して行える保育施設は、『伝統文化継承』という観点でも大切な役割を持っているんですねー。

おわりに

 ということで、今回は『正月遊びのねらいや内容を考えてみた』ということで、述べさせてもらいました。

 正月遊びは、子ども達も興味を持ち、非常に熱中するものが多いです。友達との関係もより深まっていくと思いますよー。

 それでは、またやー

コメント

タイトルとURLをコピーしました