ハイサイ、レイジンです。
先日息子の授業参観に行ってきました。
息子も3年生になり、授業の様子はこれまでと違い、少し引き締まった雰囲気。
その中でも、保育者の視点として、息子の学校での様子を知ることができました。
今回は、保育者の視点で授業参観を見るポイントを紹介していきたいと思います。
それでは、いってみよー
保育者はこの視点で子ども理解をしている
まず、保育者が普段どのようにして、園で子どものことを理解しているかを述べていきたいと思います。
以下にまとめてみました。どん!
〇表情:子どもの表情を見ると、喜びや悲しみといった喜怒哀楽だけではなく、真剣さや熱中している様子なども感じることができます。疲れているときや眠たい時など体調面も表情で出ることが多いでしょう。その表情を読み取って、「嫌なことがあった?」といった共感の姿勢や「熱中しているからこえはかけずに見守っておこう」といったかかわりが持てるわけです。
〇言動:言動も、表情と似たように感情や体調を把握できます。「かけっこで一位になったんだよ」など思いをよりストレートに伝えられるので、わかりやすいかもしれません。言動はコミュニケーションを楽しむことができます。なので、子どもがどのようなことに興味を持っているか、子どもの思いなどを授業中のやりとりの中から知ることができます。
〇行動、動作:行動や動作を見ても、子どもの内面を理解することができるでしょう。足をどんどん踏み鳴らして怒っていたり、まだ自分の思いを言葉で伝えられない子は、指をさしたり、自分で動いたりして思いを発していきます。保育者はその行動や動作をみて、子どもの思いを理解していくのです。
〇発達段階:発達段階を知ることも重要です。例えば幼児期だと「なんで?」とよく聞いてくることがあります。「なぜなぜ期」っていうのかな。それは幼児期が「知りたい」という思いが強くなる時期だというのも一つの要因。その背景を把握することで、子どもの思いや行動がより理解しやすかったり、子どもの発達に合わせた援助ができるようになるわけです。
こども理解のキーポイントは『観察』。子どもをじーっくり観察していると、心の中が見えてくるようで、とてもおもしろいですよ。
授業参観で子ども理解を活かしてみると
では、小学校の授業参観で子ども理解をどのように活かすのかみていきましょう。
〇表情:「子どもが興味津々な表情をしている」「授業の理解に苦しんでいるような表情」「そもそも無関心で、授業に集中していない様子」このように、表情に注目することで、情報は得られます。興味を示していた場合は、家庭でもその分野に関しての話題が進むかもしれません。また、苦手そうにしているならば、宿題などで援助が必要になってくるでしょう。
〇言動:「先生、○○だと思います。」「こうしてみたら良くなるよ」一つひとつの言動を見ても、子どもの様子がよくわかります。積極的に授業に参加しているか、グループで協力しながら活動を進めているか。自分の思いを伝えられているか。ただ、言葉を発するのが苦手な子もいるので、その場合は他に注目して、子どもの様子を把握していきましょう。
〇行動、動作:「積極的に手を挙げているか」「グループ活動に前のめりになっている」「先生の話を聞かずに消しゴムばっかいじってんな」など、行動や動作でも子どもの様子がわかります。子どもが自信を持っている授業なのかなども把握することができますよ。
〇発達段階:これは家庭でおおよそを把握しておく必要があると思います。数の理解はできているのかな、文字はどのくらいの速さで読むことができるのか、書くことが得意かなどを把握していくと、子どもの発達に照らし合わせて、授業の内容が理解できているかどうかも判断できます。
ということで、園での子ども理解を小学校の授業参観に活かしてみました。このように見ていくと、一つ一つの行動を観察することで、子どもの小学校での様子がイメージできてくると思います。ぜひ、試してみてください。
そのほか授業参観で見るポイント
上記以外にも、ここに注目すると子どもの学校での様子が浮かび上がってきます。以下を参考に~
〇子どもの作品や課題物:子どもの作品や課題物を飾っているクラスは多いのではないでしょうか。それらを見ていくと、「絵は好きなんだなー」「この課題は楽しかったんだ」とイメージができますよ。
〇子どもの座る位置:子どもの座席位置もポイント。もしかしたら、視力の関係で見えづらいこともあるかもしれません。仲のいい友達と隣で良い関係が築けているかも。座る位置で授業への集中度も変わってきますよ。
〇整理整頓できているのか:整理整頓できているのかも見ていると面白いです。テーブルの中やロッカーの中がぐちゃぐちゃだったり。もし整理整頓できていない場合は、苦手なことだと思われるので、手伝いながら一緒に整頓や準備の仕方を伝えていければなと思います。
〇友達とのかかわり:友達とのかかわりもポイント。学校は、人とのかかわりを学ぶ場といっても過言ではありません。授業中、休み時間をどのように友達と過ごしているか見ると、子どもの人間関係も見えてきますよ。
環境の中からでも、学校での子どもの姿を思い浮かべることができますね。
おわりに
それでは本日のまとめ!
〇保育者は表情や言動などをヒントに子ども理解を行っている。
〇小学校の授業参観でも、保育における子ども理解のポイントを使えば、子どもの様子や内面が見えてくるよ
〇環境や友達とのかかわりも子どもの様子を把握するうえで役立つよ。
といった感じになります。
今回見るポイントを伝えていきますが、親としての大事なマインドは、楽しく面白く参観すること。注意する前提で参観しては、子どもも指摘されるだけで双方にとってマイナスになるでしょう。
良かったところを探していきながら、認めていくことで、授業参観が子どもにとっても楽しみなものになりますよ。できていないところはさりげなくフォローしましょう。
来月の授業参観も楽しみだな~。
それでは、またやー!
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